到達目標
１．記号処理プログラミングの基本的な考え方を理解する．
２．知識情報処理を扱うための基礎知識およびプログラミング技法を学ぶ．
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| 記号処理プログラミングの基本的な考え方を理解し，ソフトウェアとして実装できると共に，具体的な事例に活用できる． | 記号処理プログラミングの基本的な考え方を理解し，ソフトウェアとして実装できる． | 記号処理プログラミングの基本的な考え方を理解できない． |
| 知識情報処理を扱うための基礎知識およびプログラミング技法を理解し，ソフトウェアとして実装できると共に，具体的な事例に活用できる． | 知識情報処理を扱うための基礎知識およびプログラミング技法を理解し，ソフトウェアとして実装できる． | 知識情報処理を扱うための基礎知識およびプログラミング技法を理解できない． |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 (A)(イ)
説明
閉じる
学習・教育到達度目標 (B)(ロ)
説明
閉じる
教育方法等
概要:
従来，人工知能の分野とされてきた記号処理および知識情報処理を扱うための基礎知識・技術を身に付ける．
授業の進め方・方法:
講義およびプログラミング演習（演習設備を含めた自学自習を含む）で進める．教科書はなく，講義内容や演習問題は各時間ごとに示す．
注意点:
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 前期 |
| 1stQ |
| 1週 |
人工知能の歴史的背景 |
人工知能と呼ばれる分野の歴史的背景と社会における現状について理解し，説明できる．
|
| 2週 |
記号処理のためのデータ構造 |
S式の考え方とそのデータ構造の表現方法について理解し，図式化およびプログラムとして表現できる．
|
| 3週 |
記号処理プログラミングの基礎 |
記号処理を意識した具体的なプログラミング言語の特徴を理解し，説明できる．
|
| 4週 |
リスト処理（１） |
記号処理におけるリストの構成および生成・参照などの操作方法を理解し，プログラムとして実装できる．
|
| 5週 |
リスト処理（２） |
リスト処理のいくつかの応用例を理解し，プログラムとして実装できる．
|
| 6週 |
手続きの定義（１） |
記号処理を意識した手続きの構成と命名方法を理解し，プログラム例として実装できる．
|
| 7週 |
（中間試験） |
|
| 8週 |
手続きの定義（２） |
記号処理における再帰処理とリスト構造について理解し，プログラム例として実装できる．
|
| 2ndQ |
| 9週 |
プログラムの基本構成（１） |
記号処理に特化し再帰処理を意識した連続・選択・反復処理について理解し，プログラム例として実装できる．
|
| 10週 |
プログラムの基本構成（２） |
その他の基本的な記号処理について理解し，プログラム例として実装できる．
|
| 11週 |
推論の基礎（１） |
推論システムの考え方と基本構成について理解し説明できる．
|
| 12週 |
推論の基礎（２） |
複数の推論システムの実装例を理解し，プログラムとして実現できる．
|
| 13週 |
対話プログラム（１） |
模擬的な対話を行うプログラムの仕組みについて理解し説明できる．
|
| 14週 |
対話プログラム（２） |
英語・日本語双方に対応した対話プログラムの実装例を理解し，改良・発展させることができる．
|
| 15週 |
（期末試験） |
|
| 16週 |
総復習 |
|
| 後期 |
| 3rdQ |
| 1週 |
知識情報処理の概要 |
知識情報処理の考え方と応用例について，社会的役割を含めて理解し，説明できる．
|
| 2週 |
命題論理 |
命題論理を用いた簡単な推論について理解し，プログラム例として実装できる．
|
| 3週 |
述語論理 |
述語論理を用いた簡単な推論について理解し，プログラム例として実装できる．
|
| 4週 |
コンピュータによる論理処理（１） |
論理処理を意識したプログラミング言語の特徴を理解し，基本的な記述方法を学ぶ．
|
| 5週 |
コンピュータによる論理処理（２） |
事実，規則，質問に基づく論理表現を理解し，プログラム例として実装できる．
|
| 6週 |
コンピュータによる論理処理（３） |
論理処理における規則の再帰定義やパターンマッチングについて理解し，プログラム例として実装できる．
|
| 7週 |
（中間試験） |
|
| 8週 |
コンピュータによる論理処理（４） |
複数の簡単な推論処理のプログラム例を実装できる．
|
| 4thQ |
| 9週 |
具体的な論理処理（１） |
事例に基づいた事実や規則の定義と推論（人間関係など）をプログラム例として実装できる．
|
| 10週 |
具体的な論理処理（２） |
事例に基づいた事実や規則の定義と推論（グラフ処理など）をプログラム例として実装できる．
|
| 11週 |
具体的な論理処理（３） |
多様な知識の表現・蓄積方法を理解し，説明できる．
|
| 12週 |
具体的な論理処理（４） |
推論エンジンとしての言語処理系の役割や位置付けを理解し，論理処理を意識した推論システムの実装に反映させることができる．
|
| 13週 |
自然言語処理（１） |
自然言語処理の基礎（形態素解析を含む）を理解し，説明できる．
|
| 14週 |
自然言語処理（２） |
形態素解析の例と構文定義に基づく解析について理解し，実際の形態素解析ソフトウェアの活用や構文解析のプログラム例として実装を行うことができる．
|
| 15週 |
（期末試験） |
|
| 16週 |
総復習 |
|
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
| 総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
| 基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 専門的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
| 分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |