総合英語II

科目基礎情報

学校 茨城工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 総合英語II
科目番号 0052 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位II: 2
開設学科 電子情報工学科(2016年度以前入学生) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 0
教科書/教材 教科書:竹岡宏信「ドラゴン・イングリッシュ必修英単語1000」(講談社)、 JoeCiunnci, et al. 「Funny Laws in the World」(南雲堂) 参考書:「Forest総合英語フォレスト」(桐原書店)
担当教員 寺内 千佳

到達目標

1.この単語を知らないとまともな英文をまともに読めない「必修語」を1,000語覚える。
2.約400語の「まとまった英文を読んで、内容を理解するとともに、語句、構文、文法も把握する。
3.彼我の考え方の違い(文化の違い)に思いを致すとともに、日本(人)であればどうなのかと考えられるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
すでに知っている語が3割から6割くらいあるだろうが、このテキストの1,000語を繰り返し学習してすっかり覚えること。この1,000語を8割程度忘れない努力をして覚えること。この1,000語のうち半分まで覚えられないこと。
センテンスが長いので、構文、文法に沿って、意味の区切りを見極めて、内容を把握できること。長いセンテンスで構成された文章なので、意味の区切りを大まかに把握して内容を把握できること。長いセンテンスについて行けず、構文の知識もなく、どこで意味が区切れるのかがわからず、意味の把握に失敗すること。
異文化・多文化を理解しようとする態度が身につき、自国の文化についても外国の人々に理解してもらう努力ができる。異文化・多文化を理解しようとする態度がおおよそ身につき、自国の文化についても外国の人々に理解してもらう努力しようという態度になる。異文化・多文化を理解しようとする態度があまり育たず、自国の文化についても外国の人々に理解してもらう努力が払われない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (F)(チ) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
これまでの3年間で英文を読み、種々の場面で出てきたはずの語を明瞭には記憶できていない、しかもそれがキーワードとなるような語がそれぞれの学習者にとっての必修語であるが、まさに良く選ばれた1,000語であり、これを繰り返し覚えては忘れまた覚えて身につける「練習」をする。また、リーディングのテキストでは、国(文化)が違えば、日本(人)のルールと違うことがたくさんあることを知り、考え方の違い(広い意味での文化の違い:基礎的カルチュラル・リテラシー)を学習する。さらに、テキストの練習問題がTOEICを意識して作られているので、スコアアップの対策としても役立つよう語彙、文法などを学習する。
授業の進め方・方法:
基本の1,000語は、毎回の小テストで覚える。毎回50語ずつの範囲とし、年間で20回に分けて行う。当然ながら前の回の語を忘れるので、繰り返しの重要さを強調する。リーディングを主体としたテキスト(リスニングもライティングも含まれるが)については、音読と内容把握、予習と解説を聞き、板書事項を理解して予習内容を訂正し、最終的にそれをレポートとして提出させる。それで学習者は自分がどこを理解し損ねたのか、未知の構文や文法事項があったのかに気づくことができる。テキストにはリスニング用のCDがついているので、その部分は答え合わせと「音のつながりや弱音」などについて解説する。50分という短い時間であるので、無理をせず、学習者が納得のいくよう、丁寧な遣り取りと解説を心がける。また、日本だったら、こんなルールはあるだろうかという点も問うて、考えてもらう。
注意点:
外国語の学習には「時間と労力」が必要です。日常的な必要性がなければ、すぐに忘れるからです。日本国内で日常的にその外国語が必要とされない地域に暮らす者にとっては、100%当てはまることです。しかし、エインジニアとなる学生にとっては是非身につけたいコミュニケーションの道具でしょう。多くの科目を学ぶ中で、外国語に割ける時間を何とか確保して、諦めずに継続し、毎日、その外国語に触れることを心がけてください。スポーツや楽器の習得と同じです。ある程度のレベルまで行くには、数え切れないほどの練習をして初めて身につき、徐々に上げていくレベルに到達するのです。模範の音源に耳を傾けてみる、声に出して言ってみる、書いてみる、黙読・音読してみる、知らない語(句)を繰り返し覚える。それでも忘れるものです。また覚え直す。現実の社会出るまでの準備だと思って健闘しましょう。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業概要、進め方、テキスト、小テスト、レポートについての説明と、レポート提出用の表紙配布。
2冊のテキストの進め方、予習の仕方、小テスト、レポート、定期試験、評価の割合などについて理解する。
2週 ドラゴン・イングリッシュ必修英単語1,000 小テスト (DE) 1、Funny Laws (FL) Chapter 3 (以下括弧内略語表記)
50語ずつ覚える。リーディングテキストの語彙、構文、文法を理解する。TOEICを意識した練習問題になれる。
3週 DE 2, FL 3 50語ずつ覚える。リーディングテキストの語彙、構文、文法を理解する。TOEICを意識した練習問題になれる。
4週 DE 3, FL 3 50語ずつ覚える。リーディングテキストの語彙、構文、文法を理解する。TOEICを意識した練習問題になれる。
5週 DE 4, FL 6 50語ずつ覚える。リーディングテキストの語彙、構文、文法を理解する。TOEICを意識した練習問題になれる。
6週 DE 5, FL 6 50語ずつ覚える。リーディングテキストの語彙、構文、文法を理解する。TOEICを意識した練習問題になれる。重要ポイントの再確認、Qs & As
7週 Midterm Examination
8週 試験返却、復習 誤解、記憶不足、構文・文法の認識不足に気づき、訂正をインプットする。
2ndQ
9週 DE 6, FL 7 50語ずつ覚える。リーディングテキストの語彙、構文、文法を理解する。TOEICを意識した練習問題になれる。
10週 DE 7, FL 7 50語ずつ覚える。リーディングテキストの語彙、構文、文法を理解する。TOEICを意識した練習問題になれる。
11週 DE 8, FL 8 50語ずつ覚える。リーディングテキストの語彙、構文、文法を理解する。TOEICを意識した練習問題になれる。
12週 DE 9, FL 8 50語ずつ覚える。リーディングテキストの語彙、構文、文法を理解する。TOEICを意識した練習問題になれる。
13週 DE 10, FL 8 50語ずつ覚える。リーディングテキストの語彙、構文、文法を理解する。TOEICを意識した練習問題になれる。
14週 DE & FL Review 重要ポイントの再確認、Qs & As
15週 Term Examination
16週 試験返却、復習
夏休みの課題(FL 1,2,4,5,9)の説明と表紙配布
誤解、記憶不足、構文・文法の認識不足に気づき、訂正をインプットする。夏休みの課題内容、提出〆切り、後期の評価に含まれることなどを理解する。
後期
3rdQ
1週 DE 11, FL 10 50語ずつ覚える。リーディングテキストの語彙、構文、文法を理解する。TOEICを意識した練習問題になれる。
2週 DE 12, FL 10 50語ずつ覚える。リーディングテキストの語彙、構文、文法を理解する。TOEICを意識した練習問題になれる。
3週 DE 13, FL 10 50語ずつ覚える。リーディングテキストの語彙、構文、文法を理解する。TOEICを意識した練習問題になれる。
4週 DE 14, FL 12 50語ずつ覚える。リーディングテキストの語彙、構文、文法を理解する。TOEICを意識した練習問題になれる。
5週 DE 15, FL 12 50語ずつ覚える。リーディングテキストの語彙、構文、文法を理解する。TOEICを意識した練習問題になれる。
6週 FL 10, review リーディングテキストの語彙、構文、文法を理解する。TOEICを意識した練習問題になれる。重要ポイントの再確認、Qs & As
7週 Midterm Examination
8週 試験返却、復習
冬休みの課題(FL 11,14)の説明と表紙配布
誤解、記憶不足、構文・文法の認識不足に気づき、訂正をインプットする。
4thQ
9週 DE 16, FL 13 50語ずつ覚える。リーディングテキストの語彙、構文、文法を理解する。TOEICを意識した練習問題になれる。
10週 DE 17, FL 13 50語ずつ覚える。リーディングテキストの語彙、構文、文法を理解する。TOEICを意識した練習問題になれる。
11週 DE 18, FL 13 50語ずつ覚える。リーディングテキストの語彙、構文、文法を理解する。TOEICを意識した練習問題になれる。
12週 DE 19, FL 15 50語ずつ覚える。リーディングテキストの語彙、構文、文法を理解する。TOEICを意識した練習問題になれる。
13週 DE 120, FL 15 50語ずつ覚える。リーディングテキストの語彙、構文、文法を理解する。TOEICを意識した練習問題になれる。
14週 FL 15, review 重要ポイントの再確認、Qs & As
15週 Term Examination
16週 試験返却、復習 誤解、記憶不足、構文・文法の認識不足に気づき、訂正をインプットする。

評価割合

試験小テスト予習・課題・提出物など態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合602020000100
基礎的能力602020000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000