物理学演習

科目基礎情報

学校 茨城工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 物理学演習
科目番号 0022 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科(2016年度以前入学生) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 適宜プリントを使用する。
担当教員 松浦 直人

到達目標

1.質点の運動について,運動方程式を立てて解くことができる。
2.質点系,剛体について,回転の運動方程式を立てて解くことができる。
3.熱力学の第一,第二法則を理解し,気体の熱力学的過程へ適用できる。
4.電磁気学に関する基本法則を理解し,身の回りの電磁気現象へ適用できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1質点の運動について,運動方程式を立てて解くことができる。質点の運動について,運動方程式を立てることができる。質点の運動について,運動方程式を立てることができない。
評価項目2質点系,剛体について,回転の運動方程式を立てて解くことができる。質点系,剛体について,回転の運動方程式を立てることができる。質点系,剛体について,回転の運動方程式を立てることができない。
評価項目3熱力学の第一,第二法則を理解し,気体の熱力学的過程へ適用できる。熱力学の第一,第二法則を理解できる。熱力学の第一,第二法則を理解できない。
評価項目4電磁気学に関する基本法則を理解し,身の回りの電磁気現象へ適用できる。電磁気学に関する基本法則を理解できる。電磁気学に関する基本法則を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A)(イ) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
質点の力学,剛体の力学,熱力学,電磁気学の各分野について,代表的な演習問題を解くことによって,物理学の論理的な考え方を身につける。
授業の進め方・方法:
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 1.質点の力学
運動の法則・保存力
速度・加速度,放物運動,空気抵抗のある運動を理解する。
2週 中心力・相対運動 粗い斜面上の運動,ポテンシャルをもつ力,円周上の運動,単振り子,運動量と力積を理解する。
3週 角運動量保存,万有引力,人工衛星の運動,慣性力,コリオリの力を理解する。
4週 2.質点系・剛体の力学
質点系の運動
質量中心,分裂,衝突,質量の変化する物体の運動を理解する。
5週 剛体の運動 重心,慣性モーメント,剛体のつり合いを理解する。
6週 剛体の運動方程式,剛体に与えた撃力を理解する。
7週 (中間試験)
8週 3.熱
温度と熱
熱膨張,気体分子運動論,熱量保存を理解する。
4thQ
9週 熱力学の第一法則 熱力学の第一法則,熱力学的過程を理解する。
10週 熱力学の第二法則 熱力学の第二法則,エントロピーを理解する。
11週 4.電気・磁気
電場・電位,電気容量,静電場のエネルギー
様々な電荷による電場,電気容量,静電場のエネルギーを理解する。
12週 電流と磁場の間の作用 キルヒホッフの法則,ホイートストンブリッジ,ビオ・サバールの法則,ローレンツ力を理解する。
13週 電磁誘導,交流 電磁誘導,インダクタンス,交流回路を理解する。
14週 マクスウェル方程式と電磁波 マクスウェル方程式,平面電磁波を理解する。
15週 (期末試験)
16週 総復習

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000