応用無機化学演習

科目基礎情報

学校 茨城工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 応用無機化学演習
科目番号 0040 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科(2016年度以前入学生) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:物質工学科編「無機化学実践問題集(改訂版)」、参考書:平尾、田中、中平ら共著「無機化学-その現代的アプローチ-(第2版)」(東京化学同人)、田中、平尾、中平、幸塚、滝澤ら共著「演習無機化学」(東京化学同人)
担当教員 鹿野 弘二

到達目標

1.無機化学で重要な基本的概念を理解すること。
2.無機化学についての基本的な問題が解けるようになること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1無機化合物の化学式、命名法を体系的に理解し、書くことができる。代表的な無機化合物の化学式を書くことができ、また、命名することもできる。代表的な無機化合物の化学式を書くことができず、命名することもできない。
評価項目2無機化学で重要な基本的な概念をしっかり理解し、無機化合物の性質や構造に関する問題を解くことができる。無機化学で重要な基本的な概念を理解し、無機化合物の性質や構造に関する問題を解くことができる。無機化学で重要な基本的な概念を理解できず、無機化合物の性質や構造に関する問題を解くことができない。
評価項目3無機化合物の溶液中での反応を理解し、計算問題を完璧に解くことができる。無機化合物の溶液中での反応に関する計算問題を解くことができる。無機化合物の溶液中での反応に関する計算問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (A)(イ) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
既に習得した無機化学の知識を実際に活用できるように、演習問題を通して無機化学の実力アップを図る。材料の評価法や通信用部品材料の研究開発の実経験があり、研究開発の基本となる無機化学・物理化学の基礎を講義する。
授業の進め方・方法:
授業は、本校編集テキスト「無機化学実践問題集」を使用し、パワーポイントにより授業を進める。各章が終わったら小テストを行い、評価の対象とする。
注意点:
2・3年生でやった無機化学をしっかり復習しておくこと。講義の内容を見直し、次回分の内容を予習しておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.無機化合物の名称 基本的な無機化合物を命名できるようにする。
2週 2.元素各論(1) 各元素とその化合物の性質に関する問題を解けるようにする。
3週 元素各論(2)       〃
4週 3.化学量論(1) 溶液の計算問題を解けるようにする。
5週 化学量論(2)       〃
6週 4.電子軌道と化学結合(1) 電子軌道と化学結合に関する問題を解けるようにする。
7週 中間試験
8週 電子軌道と化学結合(2)       〃
2ndQ
9週 5.酸と塩基 酸と塩基に関する問題を解けるようにする。
10週 6.酸化と還元(1) 酸化と還元に関する問題を解けるようにする。
11週 酸化と還元(2)       〃
12週 7.無機物理化学(1) 結晶構造に関する問題を解けるようにする。
13週 無機物理化学(2) 化合物の電子状態に関する問題を解けるようにする。
14週 8.放射化学 原子の放射壊変に関する問題を解けるようにする。
15週 期末試験
16週 総復習 前期分の総復習をする。

評価割合

試験小テスト相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力0000000
専門的能力80200000100
分野横断的能力0000000