保健・体育Ⅰ

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 保健・体育Ⅰ
科目番号 0001 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義・実技 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 特になし。
担当教員 長田 朋樹,三原 大介

到達目標

【前期】
1.運動に適した服装や態度の重要性を理解した上で,各種目について興味を持ちながら,自主的かつ意欲的に活動に取り組むことができる。また,事前の準備や事後の片付けを含めて安全に留意しながら活動することができる。
2.各運動種目の実践を通じて,自己の体力水準や技能,自己の課題を認識しながら運動に取り組み,体力の維持・向上を図ることができる。
3.陸上競技の短距離・ハードル競技,バレーボールおよび水泳などの基本的技術を習得し,ルールを基にゲームを実践したり記録を測定したりすることができる。また,各種目の特性を理解しながら,速い記録に挑戦することや仲間と競い合う”楽しさ”やコミュニケーションを取りながら全員でボールをつなげる“ラリーの楽しさ”など運動を親しむことができる。
4.スポーツおよび保健の知識について理解し説明することができる

【後期】
1.陸上競技の「走」「跳」「投」の基本技術や、ルール、審判法を理解し、記録を伸ばすことが出来る。記録を伸ばすことが出来る。
2.バスケットボールのルール・審判法を理解し、ドリブル、パス、シュートが出来、ゲームが出来る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
【前期】評価項目1遅刻,早退,見学および欠席がなく,運動に適した服装を着用し,自主的かつ意欲的に授業活動に安全に取り組むことができる。遅刻,早退,見学および欠席が少ないことや,運動に適した服装を着用し,概ね自主的かつ意欲的に授業活動に安全に取り組むことができる。遅刻,早退,見学および欠席が少ないことや,運動に適した服装を着用し,概ね自主的かつ意欲的に授業活動に安全に取り組むことができない。
【前期】評価項目2自己の体力水準,基本的技能や自己の課題を認識しながら,体力の維持増進を図ることができる。自己の体力水準,基本的技能や自己の課題を認識しながら,概ね体力の維持増進を図ることができる。自己の体力水準,基本的技能や自己の課題を認識しながら,概ね体力の維持増進を図ることができない。
【前期】評価項目3陸上競技の短距離・ハードル競技,バレーボールおよび水泳などの基本的技術を習得し,ルールを基に自主的・積極的にゲームを実践したり記録を測定したりすることができる。また,各種目の特性を理解しながら運動に親しむことができる。陸上競技の短距離・ハードル競技,バレーボールおよび水泳などの基本的技術を概ね習得し,ルールを基にゲームを実践したり記録を測定したりすることができる。また,各種目の特性を理解しながら運動に親しむことができる。陸上競技の短距離・ハードル競技,バレーボールおよび水泳などの基本的技術を概ね習得し,ルールを基にゲームを実践したり記録を測定したりすることができる。また,各種目の特性を理解しながら運動に親しむことができない。
【前期】評価項目4スポーツおよび保健の知識について興味を持って理解し説明することができる。スポーツおよび保健の知識について概ね理解し説明することができる。スポーツおよび保健の知識について概ね理解し説明することができない。
【後期】陸上競技3種目の全てが目標記録を上回る。1種目が、目標記録を上回る。3種目全てが、目標記録を下回る。
【後期】バスケットボール3対3でゲームを攻守にわたり実施できる。3対3でゲームができる。3対3のゲームで動けない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ⑥ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
体育理論を理解しながら体育実技の実践を通じて,基本的技能の習得や体力の向上および運動に親しむための能力・態度を養う。また,健康科学の学習を通じて,自らが生涯にわたって健康・安全で活力ある生活を送るための基礎知識を習得する。総合的には,心身の健全な発達を養う。
授業の進め方・方法:
【前期】
・授業は実技を中心に実施するが,2回分は,保健に関する講義を行う。
・天候の状況によっては,室内種目と屋外種目の内容を変更して実施することがある。
・必要に応じてレポート等の課題を課す場合がある。

【後期】
授業は実技を中心に行う。
1. 陸上競技の「走」「跳」「投」の基本技術や、ルール、審判法を学び、記録を伸ばすことが出来る。
2. バスケットボールの基本技術、ルール・審判法を学び、ゲームが出来る。
注意点:
【前期】
○保健体育は出席することが前提条件である(オリエンテーションで説明する保健体育の規定欠課数を超える者については追加課題を与えるか,評価の対象としない場合がある)
1.第1回目と前期期末テスト直前の授業は講義を行う.
2.実技では,学校指定のジャージ,Tシャツ,短パンおよび運動靴を必ず着用すること.それ以外は一切認めない.
3.授業時の無駄な私語,身勝手な行動,途中退出および非協力的態度などをとる学生に対しては単位を与えない.
4.週番は,授業前までに連絡事項を教員室まで聞きに来ること。また,クラスへの伝達,出席簿を持参すること.
5.前期は,水泳を実施するので、各自水着、水泳キャップおよびゴーグルを用意しておくこと.(3年間使用)
6.プールに一度も入らない者には単位を与えない.

【後期】
学校指定の体操着、体育館シューズを着用すること。それ以外は認めない。用具は学校で用意する。
体育着忘れは減点かつ実技参加は認めない。遅刻は減点、遅刻3回は、授業1回の欠席にする。
各クラスの週番は、必ず授業前の用具の準備、連絡事項の伝達を行うこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション,講義(飲酒,喫煙と健康) ・授業の流れの確認
・飲酒,喫煙と健康に関する知識の習得
2週 陸上競技 短距離(歩行,走行の基本) ・基本的技術の習得
3週 短距離(スタートダッシュの仕方) ・基本的技術の習得
4週 短距離(記録計測) ・基本的技能の習得
・基本ルールの確認と実践・測定
5週 ハードル(走り方,飛び方,ルールなど) ・基本的技術の習得
6週 新体力テスト ・自己体力の確認,測定
7週 短距離・ハードル種目記録会(100m,60mH) ・基本的技能の習得
・基本ルールの確認と実践・測定
8週 バレーボール(ネットの立て方,ボール慣れ,パス) ・基本的技術の習得
2ndQ
9週 バレーボール(パス・サービス・ゲームルール) ・基本的技術の習得
10週 バレーボール(パス練習・リーグ戦,審判法) ・基本的技能の習得
・基本ルールの確認と実践
11週 バレーボール(パス練習・リーグ戦,審判法) ・基本的技能の習得
・基本ルールの確認と実践
12週 バレーボール(パス練習・リーグ戦,審判法) ・基本的技能の習得
・基本ルールの確認と実践
13週 バレーボール スキルチェック,水泳 ・基本的技能の習得
・スキルテストの実施
14週 バレーボール スキルチェック,水泳 ・基本的技能の習得
・スキルテストの実施
15週 講義(感染症・エイズとその予防) ・感染症・エイズとその予防に関する知識の習得
16週
後期
3rdQ
1週 陸上競技 準備体操、用具、服装、授業内容、評価等についての説明、歩き方、腕ふり、走の基本、整備体操 正しい歩き方、腕ふりが出来る。
2週 準備体操、「走」の基本技術、50m・男子1500m・女子1000m練習、整備体操 50m走・男子1500m・女子1000mを走ることが出来る。
3週 準備体操、「跳」の基本技術、走幅跳・走高跳・棒高跳練習、整備体操 短助走の走幅跳、低い高さでの走高跳・棒高跳が出来る。
4週 準備体操、「投」の基本技術、ターボジャブ・女子用円盤・砲丸投練習、整備体操 ターボジャブを投げることが出来る。
5週 準備体操、ルール、審判の仕方の説明、3種競技会、整備体操 ルール、審判法を学び、3種競技会に参加できる。
6週 準備体操、ルールの確認、第1回記録会、整備体操
整備体操
ルールを学び、3種目の記録会に参加出来る。
7週 後期中間試験 (新体力テスト) 自己の現在の体力について理解する。
8週 バスケットボール 準備体操、ドリブル、パス、シュートの基本、整備体操 ドリブル、パスが出来る。
4thQ
9週 準備体操、8つの班のチーム分け、守備の基本、ドリブル、シュート練習、整備体操 フリースローシュートが出来る。
10週 準備体操、シュート練習、フリースロー練習、簡易ゲーム、整備体操 フリースローが出来、ゲームが出来る。
11週 準備体操、シュート練習、ルール、審判法の仕方、簡易ゲーム、整備体操 ルール、審判法学び、ゲームが出来る。
12週 準備体操、チーム替え、簡易ゲーム、整備体操 基本技術が出来、ゲームが出来る。
13週 準備体操、ルールの確認、簡易ゲーム、整備体操 ルールを学び、ゲーム出来る。
14週 準備体操、基本技術練習、簡易ゲーム、整備体操 基本技術が出来、スピーディにゲーム が出来る。
15週 準備体操、基本技術の確認、整備体操
* 雨天など天候不順の場合は、室内競技または体育講義を実施する。
基本技術のドリブル、パス、シュートが出来、スピーディなゲームが出来る。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。2
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。2
目標の実現に向けて計画ができる。2
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。2
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。2
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。2
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。2
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。2
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。2
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。2
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。2
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。2
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている2
法令やルールを遵守した行動をとれる。2
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。2
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。2
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。2
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。2
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。2
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。2
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。2

評価割合

試験実技相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合1232010046100
基礎的能力0000000
専門的能力1232010046100
分野横断的能力0000000