機械工作法

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 機械工作法
科目番号 0009 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「機械工作法」コロナ社(2010)/ 「基本・機械工作法」 日刊工業新聞社
担当教員 田中 好一

到達目標

1.切削加工について説明でき,これに関する問題を解くことができる.
2.砥粒加工について説明でき,これに関する問題を解くことができる.
3.特殊加工について説明でき,これに関する問題を解くことができる.
4.成形加工について説明でき,これに関する問題を解くことができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
切削加工の基礎から切削理論まで学び、その原理を理解し、説明できるようにする切削加工について説明でき,これに関する問題を正確に解くことができる.切削加工について説明でき,これに関する問題を解くことができる.切削加工について説明できず,これに関する問題を解くことができない.
砥粒加工の原理を理解し、説明できるようにする砥粒加工について説明でき,これに関する問題を正確に解くことができる.砥粒加工について説明でき,これに関する問題を解くことができる.砥粒加工について説明できず,これに関する問題を解くことができない.
特殊加工の原理を理解し、説明できるようにする特殊加工について説明でき,これに関する問題を正確に解くことができる.特殊加工について説明でき,これに関する問題を解くことができる.特殊加工について説明できず,これに関する問題を解くことができない.
プラスチックの成形加工が盛んに行われており、その原理を理解し説明できるようにする成形加工について説明でき,これに関する問題を正確に解くことができる.成形加工について説明でき,これに関する問題を解くことができる.成形加工について説明できず,これに関する問題を解くことができない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ④ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1.切削加工、砥粒加工、特殊加工、成型加工について学ぶ.
2.講義は板書による授業と補助的なのテキストにより行う.
授業の進め方・方法:
1. 授業方法は講義を中心に行う.
2. 場合によっては課題を出し,解答の提出を求める.

注意点:
・学年末試験後の再試験実施対象者については,試験返却時に別途申し伝える.
・学生へのメッセージ
 1.講義中は、理解しながらノートに記録し、理解できなかった項目は質問すること。
 2.質問がある場合、授業の後に受け付けるが、電子メールでも質問を受け付ける。
 3.参考のため、授業中の記録ノートを見せてもらうことがある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.切削加工の概要説明。切削機構について 切削加工,切削機構について理解する
2週 2.切りくず、構成刃先について 切りくず、構成刃先について理解する
3週 3.2次元切削における切削抵抗について 2次元切削における切削抵抗について理解する
4週 4.すくい面、せん断面に作用する力について すくい面、せん断面に作用する力について理解する
5週 5.3次元切削の切削抵抗について 3次元切削の切削抵抗について理解する
6週 6.工具用材料について 工具用材料について理解する
7週 7.工具寿命について 工具寿命について理解する
8週 8.中間試験 これまでの範囲を理解する
2ndQ
9週 9.試験返却と解説
テーラーの寿命方程式について
試験範囲を理解する
テーラーの寿命方程式について理解する
10週 10.テーラーの寿命方程式の求め方 テーラーの寿命方程式の求め方を理解する
11週 11.理論粗さの求め方について 理論粗さの求め方を理解する
12週 12.旋盤の構造と作業用工具について 旋盤の構造と作業用工具について理解する
13週 13.ボール盤の種類と構造について ボール盤の種類と構造について理解する
14週 14.フライス盤の構造、種類について フライス盤の構造、種類について理解する
15週 15.フライスによる最大切り込み深さについて フライスによる最大切り込み深さについて理解する
16週   定期試験 これまでの範囲を理解する
後期
3rdQ
1週 16.試験返却と解説
ボール盤について
試験範囲を理解する
ボール盤について理解する
2週 17.ボール盤作業について ボール盤作業を理解する
3週 18.平削り、形削り、ブローチ盤作業 平削り、形削り、ブローチ盤作業を理解する
4週 19.歯切り加工について 歯切り加工について理解する
5週 20.NC工作機械と制御系について NC工作機械と制御系について理解する
6週 21.砥粒加工の概要説明 砥粒加工を理解する
7週 22.研削砥石と研削現象について 研削砥石と研削現象について理解する
8週 23.中間試験 これまでの範囲を理解する
4thQ
9週 24.試験返却と解説
研削理論について
試験問題を理解する
研削理論を理解する
10週 25.砥石の最大切込み深さについて 砥石の最大切込み深さを理解する
11週 26.平面研削及び円筒研削等について 平面研削及び円筒研削等について理解する
12週 27.精密加工(ホーニング、超仕上げ、)について 精密加工(ホーニング、超仕上げ)について理解する
13週 28.特殊加工(放電加工、電子ビーム加工等)について 特殊加工(放電加工、電子ビーム加工等)について理解する
14週 29.プラスチックの成形加工の概要説明 プラスチックの成形加工の概要を理解する
15週 30.圧縮成形、射出成形について 圧縮成形、射出成形について理解する
16週 定期試験 これまでの範囲を理解する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識英語のつづりと音との関係を理解できる。1
英語の標準的な発音を聴き、音を模倣しながら発声できる。1
英語の発音記号を見て、発音できる。1
リエゾンなど、語と語の連結による音変化を認識できる。1
語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。1
文における基本的なイントネーションを正しく理解し、音読することができる。1
文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。1
中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。1
自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。1
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。1
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。1
英語運用能力の基礎固め毎分100語程度の速度で平易な物語文などを読み、その概要を把握できる。1
自分や身近なことについて100語程度の簡単な文章を書くことができる。1
毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み、その概要を把握できる。1
自分や身近なこと及び自分の専門に関する情報や考えについて、200語程度の簡単な文章を書くことができる。1
日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。1
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。1
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。1
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。1
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。1
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90000010100
基礎的能力0000000
専門的能力90000010100
分野横断的能力0000000