概要:
1.工作機械の基礎的な操作が安全で正確にできる。
2.工作実習に関する基礎が理解できる。
3.CNC工作機械の基礎が理解できる。
授業の進め方・方法:
1. 実習の内容は5テーマ(仕上げ作業、溶接作業、旋盤作業、CNC基礎、鋳造作業)で、1テーマ(約8名)を6週
年間30週で実習を行う。
2. 場合によっては課題を出し、提出を求める。
注意点:
・学生へのメッセージ
1.実習中は、聞いたこと気の付いたことをノートに記録し、理解できなかったことは必ず質問すること。
2.授業は、必ず出席すること。また欠席する場合は、担当教員に事前に連絡すること。
3.各テーマ実習終了後のレポートは必ず提出のこと。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
1.仕上げ作業① (アングルピース製作の説明、けがき作業、材料の切り出し作業、やすり取り扱いの説明) |
アングルピースの製作及び平やすりの取り扱いについて理解ができる。
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2週 |
2.仕上げ作業② (平やすりによる手仕上げ作業:基準面) |
平やすりによる手仕上げ作業ができる 。
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3週 |
3.仕上げ作業③ (平やすりによる手仕上げ作行:第2面) |
平やすりを用いて垂直だし・寸法だし作業ができる。
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4週 |
4.仕上げ作業④ (平やすりによる手仕上げ作業:第3面) |
平やすりを用いて垂直だし・寸法だし作業ができる。
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5週 |
5.仕上げ作業⑤ (平やすりによる手仕上げ作業:仕上げ) |
図面指示に基づいたアングルピース製作作業ができる。
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6週 |
6.仕上げ作業⑥ (ボール盤による穴あけ、めねじ切り加工) |
ボール盤による穴あけ及びハンドタップを用いたねじ切りについて理解し、作業ができる。
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7週 |
7.溶接作業① (溶接全体の説明、溶接機・配線の説明) |
溶接全体が理解でき、溶接機・配線を理解できる。
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8週 |
8.溶接作業② (被覆アーク溶接の解説、アークの発生、ビード引きの練習) |
被覆アーク溶接が理解でき、アークの発生、ビード引きができる。
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2ndQ |
9週 |
9. 溶接作業③ (被覆アーク溶接の練習) |
安定したビード引きができる。
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10週 |
10.溶接作業④ (被覆アーク溶接を用いた引張り試験片の製作) |
引張り試験片が製作できる。
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11週 |
11.溶接作業⑤ (ガス溶接、ガス溶断の解説と実習) |
ガス溶接作業の安全・注意事項の理解、ガス溶接・ガス溶断ができる。
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12週 |
12.溶接作業⑥ (TIG溶接の解説と実習,引張り試験) |
TIG溶接作業が理解でき、鉄鋼材料と引張り試験に関する知識の理解ができる。
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13週 |
13.旋盤作業① (旋盤の構造、操作方法、使用する工具の説明,旋盤操作、工具取付) |
旋盤の構造を理解し、操作方法、使用する工具、旋盤操作、工具取付ができること。
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14週 |
14.旋盤作業② (段付きシャフト製作図の説明、端面仕上げ加工、ドリルによる穴あけ加工) |
段付きシャフト製作図を理解し、端面仕上げ加工、ドリルによる穴あけ加工ができること。
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15週 |
15.旋盤作業③ (外丸荒削り加工) |
外丸荒削り加工ができること。
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16週 |
レポート整理 |
実習で行った内容を整理し、レポートとして提出する。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
16.旋盤作業④ (外丸中切削加工、 外丸仕上げ加工、側面仕上げ加工) |
外丸中切削加工、 外丸仕上げ加工、側面仕上げ加工ができること。
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2週 |
17.旋盤作業⑤ (テーパ加工) |
テーパ加工の原理を理解し、加工できること。
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3週 |
18.旋盤作業⑥ (中ぐり加工、ねじ切り加工) |
中ぐり加工、ねじ切り加工の原理を理解し、加工できること。
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4週 |
19.CNC基礎① (NCプログラムの概要説明) |
NCプログラムの概要が理解できること。
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5週 |
20. CNC基礎② (NCプログラムの製作) |
NCプログラムが製作できること。
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6週 |
21. CNC基礎③ (NCプログラムの製作) |
NCプログラムが製作できること。
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7週 |
22.CNC基礎④ (NCプログラムのチェック) |
プログラムのチェックができること。
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8週 |
23.CNC基礎⑤ (プログラムを用いた自動加工) |
プログラムを用いてNC工作機械の自動加工ができること。
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4thQ |
9週 |
24.CNC基礎⑥ (プログラムを用いた自動加工) |
プログラムを用いてNC工作機械の自動加工ができること。
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10週 |
25.鋳造作業① (砂型鋳造で使う道具の説明、鋳物砂の整粒) |
砂型鋳造で使う道具を理解し、鋳物砂の整粒ができること。
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11週 |
26.鋳造作業② (万力の部品の説明、中子の製作、砂型製作の説明) |
中子を理解し、砂型ができること。
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12週 |
27.鋳造作業③ (万力部品の砂型製作の練習) |
砂型を理解し、砂型が自分でできること。
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13週 |
28.鋳造作業④ (自分で砂型を製作) |
自分で砂型を最初から最後まで製作できること。
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14週 |
29.鋳造作業⑤ (アルミニウムの鋳込み作業) |
アルミニウムの溶解を理解し、鋳造の難しさを理解すること。
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15週 |
30.鋳造作業⑥ (鋳物で作った万力部品の仕上げ作業と鋳物部品のスケッチ) |
鋳物部品の仕上げが出来、製作品を立体的にスケッチできること。
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16週 |
レポート整理 |
実習で行った内容を整理し、レポートとして提出する。
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 工作 | 鋳物の作り方、鋳型の要件、構造および種類を説明できる。 | 4 | |
精密鋳造法、ダイカスト法およびその他の鋳造法における鋳物の作り方を説明できる。 | 4 | |
鋳物の欠陥について説明できる。 | 4 | |
溶接法を分類できる。 | 4 | |
ガス溶接の接合方法とその特徴、ガスとガス溶接装置、ガス溶接棒とフラックスを説明できる。 | 4 | |
アーク溶接の接合方法とその特徴、アーク溶接の種類、アーク溶接棒を説明できる。 | 4 | |
サブマージアーク溶接、イナートガスアーク溶接、炭酸ガスアーク溶接で用いられる装置と溶接のしくみを説明できる。 | 4 | |
切削加工の原理、切削工具、工作機械の運動を説明できる。 | 4 | |
バイトの種類と各部の名称、旋盤の種類と構造を説明できる。 | 4 | |
フライスの種類と各部の名称、フライス盤の種類と構造を説明できる。 | 4 | |
ドリルの種類と各部の名称、ボール盤の種類と構造を説明できる。 | 4 | |
切削工具材料の条件と種類を説明できる。 | 4 | |
切削速度、送り量、切込みなどの切削条件を選定できる。 | 4 | |
切削のしくみと切りくずの形態、切削による熱の発生、構成刃先を説明できる。 | 4 | |
分野別の工学実験・実習能力 | 機械系分野【実験・実習能力】 | 機械系【実験実習】 | ノギスの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。 | 4 | |
マイクロメータの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。 | 4 | |
ダイヤルゲージ、ハイトゲージ、デプスゲージなどの使い方を理解し、計測できる。 | 4 | |
けがき工具を用いてけがき線をかくことができる。 | 4 | |
やすりを用いて平面仕上げができる。 | 4 | |
ねじ立て工具を用いてねじを切ることができる。 | 4 | |
アーク溶接の原理を理解し、アーク溶接機、アーク溶接器具、アーク溶接棒の扱い方を理解し、実践できる。 | 4 | |
アーク溶接の基本作業ができる。 | 4 | |
旋盤主要部の構造と機能を説明できる。 | 4 | |
旋盤の基本操作を習得し、外丸削り、端面削り、段付削り、ねじ切り、テ―パ削り、穴あけ、中ぐりなどの作業ができる。 | 4 | |
フライス盤主要部の構造と機能を説明できる。 | 4 | |
フライス盤の基本操作を習得し、平面削りや側面削りなどの作業ができる。 | 4 | |
ボール盤の基本操作を習得し、穴あけなどの作業ができる。 | 4 | |
NC工作機械の特徴と種類、制御の原理、NCの方式、プログラミングの流れを説明できる。 | 4 | |
少なくとも一つのNC工作機械について、各部の名称と機能、作業の基本的な流れと操作を理解し、プログラミングと基本作業ができる。 | 4 | |