技術論

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 技術論
科目番号 0034 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 必要な資料を配付/佐々木力、科学論入門、岩波新書
担当教員 藤井 敬士

到達目標

1.技術とその歴史について説明できる。
2.工作機械の役割とその歴史を説明できる。
3.生産システムの歴史と大量生産について説明できる。
4.技術の発展がもたらした諸問題を説明できる。
5.これからの「ものづくり」について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
技術とその歴史について説明1.技術とその歴史について正確に説明できる。1.技術とその歴史について説明できる。1.技術とその歴史について説明できない。
工作機械の役割とその歴史を説明2.工作機械の役割とその歴史を正確に説明できる。2.工作機械の役割とその歴史を説明できる。2.工作機械の役割とその歴史を説明できない。
生産システムの歴史と大量生産について説明3.生産システムの歴史と大量生産について正確に説明できる。3.生産システムの歴史と大量生産について説明できる。3.生産システムの歴史と大量生産について説明できない。
技術の発展がもたらした諸問題を説明4.技術の発展がもたらした諸問題を正確に説明できる。4.技術の発展がもたらした諸問題を説明できる。4.技術の発展がもたらした諸問題を説明できない。
れからの「ものづくり」について説明5.これからの「ものづくり」について正確に説明できる。5.これからの「ものづくり」について説明できる。5.これからの「ものづくり」について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE (D) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
技術とその歴史について説明したうえで,工作機械の役割やその歴史,技術の発展がもたらした諸問題について説明する.
授業の進め方・方法:
1. 授業方法は講義を中心に行う.
2. 場合によっては課題を出し,解答の提出を求める.

注意点:
・学年末試験後の再試験実施対象者については,試験返却時に別途申し伝える.
・学生へのメッセージ
 1.講義中は、理解しながらノートに記録し、理解できなかった項目は質問すること。
 2.質問がある場合、授業の後に受け付けるが、電子メールでも質問を受け付ける。
 3.参考のため、授業中の記録ノートを見せてもらうことがある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 1.技術とは何か 技術とは何か理解できる
2週 2.技術に対する種々の考え方 技術に対する種々の考え方を理解できる
3週 3.技術の誕生 技術の誕生について理解できる
4週 4.古代と中世の技術,その問題点 古代と中世の技術,その問題点を理解できる
5週 5.中世の技術,その問題点 中世の技術,その問題点を理解できる
6週 6.近世の技術,その問題点 近世の技術,その問題点を理解できる
7週 7.工作機械の誕生とその役割 工作機械の誕生とその役割を理解できる
8週 8. 中間試験 これまでの範囲を理解できる
4thQ
9週 9.答案返却と説明、工作機械の自動化 試験範囲を理解できる
工作機械の自動化を理解できる
10週 10.デジタルエンジニアリングについて デジタルエンジニアリングについて理解できる
11週 11.生産システムの歴史と大量生産 生産システムの歴史と大量生産を理解できる
12週 12.技術の発展がもたらした諸問題と対策(その1) 技術の発展がもたらした諸問題と対策を理解できる
13週 13.技術の発展がもたらした諸問題と対策(その2) 技術の発展がもたらした諸問題と対策を理解できる
14週 14.「ものづくり」と「ことづくり」 「ものづくり」と「ことづくり」について理解できる
15週 15.これからの技術について これからの技術について理解できる
16週 期末試験 これまでの範囲を理解できる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。4
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。4
技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。4
社会における技術者の役割と責任を説明できる。4
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。4
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。4
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。4
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。4
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。4
過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる。4
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。4
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。4
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。4
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。4
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。4
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。4
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。4
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000