機械設計製図Ⅲ(ポンプ)

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 機械設計製図Ⅲ(ポンプ)
科目番号 0044 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 配布資料による
担当教員 鈴木 栄二,加藤 岳仁

到達目標

1.渦巻きポンプについて、与えられた設計仕様に基づき設計製図を行い、ポンプの要求性能設計ができること
2.主要部品の設計、組立図の作成ができること
3.CAD操作に習熟し、代表的な部品図、組立図をCADで製図できること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ポンプの要求性能について明確に設計ができるポンプの要求性能について設計ができるポンプの要求性能について明確に設計ができない
主要部品の設計、組立図の作成が明確にできる主要部品の設計、組立図の作成ができること主要部品の設計、組立図の作成が明確にできない
部品図、組立図をCADで明確に製図できる部品図、組立図をCADで製図できる部品図、組立図をCADで明確に製図できない

学科の到達目標項目との関係

JABEE (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
渦巻きポンプの構造や基礎理論を学ぶとともに、与えられた仕様を満足するための設計計算を行う。さらに部品図から組立図までを作成する.
授業の進め方・方法:
渦巻きポンプの設計計算を行う。この計算に基づき、部品図と組立図を手書きで作図するとともにCADにより図面を完成させる.
注意点:
1.今回の課題を機械技術者として経験する実際の課題として捉え、適切に対応する能力を身につけるよう、心掛けて下さい.
2.設計製図課題を期限までに提出し、口頭試問を受けること。その解答内容を設定水準で評価します.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 渦巻きポンプの概要 渦巻きポンプの基礎原理が説明できる
2週 渦巻きポンプの羽根車設計 羽根車の主要諸元が決定できる
3週 渦巻きポンプの羽根車設計 羽根車のインペラー形状が設計できる
4週 渦巻きポンプの羽根車設計 羽根車の入り口形状が設計できる
5週 渦巻きポンプのケーシングの設計 入口ケーシングに主要諸元が決定できる
6週 渦巻きポンプのケーシングの設計 デリベリーケーシングの主要諸元が決定できる
7週 渦巻きポンプのケーシングの設計 デリベリーケーシングの流路形状が決定できる
8週 渦巻きポンプの主軸の設計 主軸の主要諸元が決定できる
2ndQ
9週 渦巻きポンプの羽根車、ケーシング、主軸の製図 羽根車の設計データに基づき、羽根車の部品図の主要部が製図できる
10週 渦巻きポンプの羽根車、ケーシング、主軸の製図 羽根車の設計データに基づき、羽根車の部品図の主要部が製図できる
11週 渦巻きポンプの羽根車、ケーシング、主軸の製図 入口ケーシングの設計データに基づき、入口ケーシングの主要部が製図できる
12週 渦巻きポンプの羽根車、ケーシング、主軸の製図 デリベリーケーシングの設計データに基づき、デリベリーケーシングの主要部が製図できる
13週 渦巻きポンプの羽根車、ケーシング、主軸の製図 デリベリーケーシングの設計データに基づき、デリベリーケーシングの主要部が製図できる
14週 渦巻きポンプの羽根車、ケーシング、主軸の製図 デリベリーケーシングの設計データに基づき、デリベリーケーシングの主要部が製図できる
15週 渦巻きポンプの羽根車、ケーシング、主軸の製図 主軸の設計データに基づき、主軸の主要部が製図できる
16週
後期
3rdQ
1週 CAD演習 CADによる部品図の作成ができる
2週 CAD演習 CADによる部品図の作成ができる
3週 CAD演習 CADによる部品図の作成ができる
4週 CADによる図面の作成 羽根車の部品図がCADにより完成できる
5週 CADによる図面の作成 羽根車の部品図がCADにより完成できる
6週 CADによる図面の作成 羽根車の部品図がCADにより完成できる
7週 CADによる図面の作成 入口ケーシングの部品図がCADにより完成できる
8週 CADによる図面の作成 入口ケーシングの部品図がCADにより完成できる
4thQ
9週 CADによる図面の作成 デリベリーケーシングの部品図がCADにより完成できる
10週 CADによる図面の作成 デリベリーケーシングの部品図がCADにより完成できる
11週 CADによる図面の作成 デリベリーケーシングの部品図がCADにより完成できる
12週 CADによる図面の作成 デリベリーケーシングの部品図がCADにより完成できる
13週 CADによる図面の作成 主軸の部品図がCADにより完成できる
14週 CADによる図面の作成 渦巻きポンプの組み立て図がCADにより完成できる
15週 CADによる図面の作成 渦巻きポンプの組み立て図がCADにより完成できる
16週 口頭試問 渦巻きポンプの完成図について理解する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。4
製図用具を正しく使うことができる。4
線の種類と用途を説明できる。4
物体の投影図を正確にかくことができる。4
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。4
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。4
部品のスケッチ図を書くことができる。4
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。4
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。4
歯車減速装置、手巻きウインチ、渦巻きポンプ、ねじジャッキなどを題材に、その主要部の設計および製図ができる。4
機械設計標準規格の意義を説明できる。4
許容応力、安全率、疲労破壊、応力集中の意味を説明できる。4
標準規格を機械設計に適用できる。4
ねじ、ボルト・ナットの種類、特徴、用途、規格を理解し、適用できる。4
ボルト・ナット結合における締め付けトルクを計算できる。4
ボルトに作用するせん断応力、接触面圧を計算できる。4
軸の種類と用途を理解し、適用できる。4
軸の強度、変形、危険速度を計算できる。4
キーの強度を計算できる。4
軸継手の種類と用途を理解し、適用できる。4
滑り軸受の構造と種類を説明できる。4
転がり軸受の構造、種類、寿命を説明できる。4
力学力のモーメントの意味を理解し、計算できる。4
偶力の意味を理解し、偶力のモーメントを計算できる。4
着力点が異なる力のつりあい条件を説明できる。4
重心の意味を理解し、平板および立体の重心位置を計算できる。4
仕事の意味を理解し、計算できる。4
動力の意味を理解し、計算できる。4
ねじりを受ける丸棒のせん断ひずみとせん断応力を計算できる。4
各種のはりについて、たわみ角とたわみを計算できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合01000000100
基礎的能力0000000
専門的能力01000000100
分野横断的能力0000000