機械工学実験Ⅰ

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 機械工学実験Ⅰ
科目番号 0057 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 自作テキスト
担当教員 朱 勤,伊澤 悟,増淵 寿,加藤 岳仁,飯塚 俊明

到達目標

1. 実験の目的と内容を理解し、基本的な実験を正確に実施できる。
2. 実験の内容・結果および評価を所定の形式で報告書にまとめ、 口頭試問において正確に説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実験の目的と内容を理解し、基本的な実験を正確に実施できる。実験の目的と内容を理解し、基本的な実験を実施できる。実験の目的と内容を理解し、基本的な実験を実施できない。
評価項目2実験の内容・結果および評価を所定の形式で報告書にまとめ、 口頭試問において正確に説明できる。実験の内容・結果および評価を所定の形式で報告書にまとめ、 口頭試問で説明できる。実験の内容・結果および評価を所定の形式で報告書にまとめ、 口頭試問で説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ① 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械工学に関する展開段階から発展段階の実験であり、これまで習った学問やこれから学習する学問のいくつかの部分について,自ら直接「実際に験して」学習した理論と比較をすることによって,学問の理解を深める.実験装置や実験に使用する器具・道具や測定機器の名称,使用方法,特性などを理解して,今後の実験や卒業研究,さらには進学や就職する際に備える.実験後報告書(レポート)を作成することによって,実験を通じて得た結果を整理して,他人に伝える.この作業を通じて,文献調査,文書の作成方法,データの整理(表や図のかきかた)などを学ぶ.
授業の進め方・方法:
本実験はオムニバス形式の実験である。
1.5人程度で1班を編成し,班ごとに実験を実施する
2.1つの実験テーマを終えたら報告書を作成し,締切日までに提出する
3.全てのテーマにおいて「予習・実験・報告書作成と提出・口頭試問」が行われる
注意点:
全ての実験への出席および報告書の提出を前提とする。(※再提出については、各実験担当教員に一任する。)
1. 実験内容と参加態度、提出された報告書と口頭試問の内容で評価する。
2. 各実験担当教員の評価点の平均をもって、最終的な評価点とする。
必合格科目である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 実験の進め方・評価方法について理解できる。
2週 光電池の作製 光電池の作製ができる。
3週 ばね-質量系の減衰振動 ばね-質量系の減衰振動実験ができる。
4週 レポート整理および口頭試問 レポート整理および口頭試問に対応できる。
5週 発電デバイスの作製と発電特性の検証 発電デバイスの作製と発電特性の検証ができる。
6週 テスタの基礎 テスタの基礎実験ができる。
7週 レポート整理および口頭試問 レポート整理および口頭試問に対応できる。
8週 ダイオードの特性実験 ダイオードの特性実験ができる。
4thQ
9週 抵抗・コンデンサ・コイルの直流と交流に対する特性 抵抗・コンデンサ・コイルの直流と交流に対する特性に関する実験ができる。
10週 Joule 熱による熱の仕事当量の測定 Joule 熱による熱の仕事当量の測定ができる。
11週 レポート整理および口頭試問 レポート整理および口頭試問に対応できる。
12週 熱電対の温度校正 熱電対の温度校正に関する実験ができる。
13週 引張試験 引張試験ができる。
14週 シャルピー衝撃試験 シャルピー衝撃試験ができる。
15週 実験総括 すべての実験の総括ができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理実験物理実験電子・原子に関する分野に関する実験に基づき、代表的な物理現象を説明できる。3
専門的能力分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。3後1
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。3後1
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。3後1,後15
加工学実験、機械力学実験、材料学実験、材料力学実験、熱力学実験、流体力学実験、制御工学実験などを行い、実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。3後2,後3,後5,後6,後8,後9,後10,後12,後13,後14
実験の内容をレポートにまとめることができ、口頭でも説明できる。3後2,後3,後5,後6,後8,後9,後10,後12,後13,後14

評価割合

態度報告書・口頭試問合計
総合評価割合2080100
自主性10010
習熟度10010
報告書・口頭試問08080