工作実習(3年)

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 工作実習(3年)
科目番号 0058 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 自作テキスト
担当教員 今泉 文伸

到達目標

1.コンピュータ制御の工作機械による機械加工を習得できる.
2. 研削作業の基礎を習得できる.
3. 溶接作業の基礎を習得できる.
4.フライス盤加工の基礎を習得できる.
5.計測機器を用いた精密計測の基礎を習得できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1コンピュータ制御の工作機械による機械加工について明確に説明でき,これに関する演習問題を正確に解くことができる.コンピュータ制御の工作機械による機械加工について説明でき,これに関する演習問題を解くことができる.コンピュータ制御の工作機械による機械加工について説明できず,これに関する演習問題を解くことができない.
評価項目2研削作業について明確に説明でき,これに関する演習問題を正確に解くことができる.研削作業について説明でき,これに関する演習問題を解くことができる.研削作業について説明できず,これに関する演習問題を解くことができない.
評価項目3溶接作業について明確に説明でき,これに関する演習問題を正確に解くことができる.溶接作業について説明でき,これに関する演習問題を解くことができる.溶接作業について説明できず,これに関する演習問題を解くことができない.
評価項目4フライス盤加工について明確に説明でき,これに関する演習問題を正確に解くことができる.フライス盤加工について説明でき,これに関する演習問題を解くことができる.フライス盤加工について説明できず,これに関する演習問題を解くことができない.
評価項目5計測機器を用いた精密計測について明確に説明でき,これに関する演習問題を正確に解くことができる.計測機器を用いた精密計測について説明でき,これに関する演習問題を解くことができる.計測機器を用いた精密計測について説明できず,これに関する演習問題を解くことができない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ② 説明 閉じる

教育方法等

概要:
応用的な要素を持つ工作実習について、5テーマの内容を班編成によって学ぶ.
講義は自作プリントを用いて行う.
授業の進め方・方法:
実習内容に応じてレポート課題を課して,提出を求める.

注意点:
定められた実習服安全靴を着用し,ものづくりセンターの安全指導に従うこと.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 CNC旋盤 CNC旋盤加工について理解する
2週 CNC旋盤 CNC旋盤加工について理解する
3週 CNC旋盤 CNC旋盤加工について理解する
4週 CNC旋盤 CNC旋盤加工について理解する
5週 CNC旋盤 CNC旋盤加工について理解する
6週 研削実習 研削加工について理解する
7週 研削実習 研削加工について理解する
8週 工場見学 工場における実習を理解する
2ndQ
9週 研削実習 研削加工について理解する
10週 研削実習 研削加工について理解する
11週 研削実習 研削加工について理解する
12週 溶接実習 溶接加工について理解する
13週 溶接実習 溶接加工について理解する
14週 溶接実習 溶接加工について理解する
15週 溶接実習 溶接加工について理解する
16週
後期
3rdQ
1週 溶接実習 溶接加工について理解する
2週 フライス盤 フライス加工について理解する
3週 フライス盤 フライス加工について理解する
4週 フライス盤 フライス加工について理解する
5週 フライス盤 フライス加工について理解する
6週 フライス盤 フライス加工について理解する
7週 計測実習 精密計測について理解する
8週 レポート作成 これまでの範囲を理解する
4thQ
9週 計測実習 精密計測について理解する
10週 計測実習 精密計測について理解する
11週 計測実習 精密計測について理解する
12週 計測実習 精密計測について理解する
13週 レポート作成 これまでの範囲を理解する
14週 レポート作成 これまでの範囲を理解する
15週 レポート作成 これまでの範囲を理解する
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。3
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。3
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。3
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。3
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。3
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。3
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。3
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。3
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3
専門的能力分野別の専門工学機械系分野工作鋳物の作り方、鋳型の要件、構造および種類を説明できる。4
精密鋳造法、ダイカスト法およびその他の鋳造法における鋳物の作り方を説明できる。4
鋳物の欠陥について説明できる。4
溶接法を分類できる。4
ガス溶接の接合方法とその特徴、ガスとガス溶接装置、ガス溶接棒とフラックスを説明できる。4
アーク溶接の接合方法とその特徴、アーク溶接の種類、アーク溶接棒を説明できる。4
サブマージアーク溶接、イナートガスアーク溶接、炭酸ガスアーク溶接で用いられる装置と溶接のしくみを説明できる。4
塑性加工の各加工法の特徴を説明できる。4
降伏、加工硬化、降伏条件式、相当応力、及び体積一定則の塑性力学の基本概念が説明できる。4
平行平板の平面ひずみ圧縮を初等解析法により解くことができる。4
軸対称の圧縮を初等解析法により解くことができる。4
切削加工の原理、切削工具、工作機械の運動を説明できる。4
バイトの種類と各部の名称、旋盤の種類と構造を説明できる。4
フライスの種類と各部の名称、フライス盤の種類と構造を説明できる。4
ドリルの種類と各部の名称、ボール盤の種類と構造を説明できる。4
切削工具材料の条件と種類を説明できる。4
切削速度、送り量、切込みなどの切削条件を選定できる。4
切削のしくみと切りくずの形態、切削による熱の発生、構成刃先を説明できる。4
研削加工の原理、円筒研削と平面研削の研削方式を説明できる。4
砥石の三要素、構成、選定、修正のしかたを説明できる。4
ホーニング、超仕上げ、ラッピングなどの研削加工を説明できる。4
分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。4
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。4
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。4
ダイヤルゲージ、ハイトゲージ、デプスゲージなどの使い方を理解し、計測できる。4
けがき工具を用いてけがき線をかくことができる。4
やすりを用いて平面仕上げができる。4
ねじ立て工具を用いてねじを切ることができる。4
アーク溶接の原理を理解し、アーク溶接機、アーク溶接器具、アーク溶接棒の扱い方を理解し、実践できる。4
アーク溶接の基本作業ができる。4
旋盤主要部の構造と機能を説明できる。4
旋盤の基本操作を習得し、外丸削り、端面削り、段付削り、ねじ切り、テ―パ削り、穴あけ、中ぐりなどの作業ができる。4
フライス盤主要部の構造と機能を説明できる。4
フライス盤の基本操作を習得し、平面削りや側面削りなどの作業ができる。4
ボール盤の基本操作を習得し、穴あけなどの作業ができる。4
NC工作機械の特徴と種類、制御の原理、NCの方式、プログラミングの流れを説明できる。4
少なくとも一つのNC工作機械について、各部の名称と機能、作業の基本的な流れと操作を理解し、プログラミングと基本作業ができる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力0000000
専門的能力00000100100
分野横断的能力0000000