機械設計製図III(エンジン)

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 機械設計製図III(エンジン)
科目番号 0120 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 若林克彦「エンジン ガソリン/ディーゼル」オーム社(2011)
担当教員 加藤 岳仁,日下田 淳

到達目標

内燃機関の代表的機械であるガソリンエンジンの
1.性能設計ができること.
2.主要部品の設計ができること.
3.代表的な部品図および組立図をCADで作成できること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 性能設計性能設計が十分にできる性能設計ができる性能設計ができない
評価項目2 主要部品の設計主要部品の設計が十分にできる主要部品の設計ができる主要部品の設計ができない
評価項目3 CADによる図面の作製代表的な部品図および組立図をCADで十分に作成できる代表的な部品図および組立図をCADで作成できる代表的な部品図および組立図をCADで作成できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ② 説明 閉じる
JABEE (B) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
エンジニアリングデザイン教育の考え方を実践的に学習するために,技術と社会の関わりが大きい機械の一つであるガソリンエンジンの設計製図を行う.
授業の進め方・方法:
学生がグループ分けした会社の構成員となり,会社毎に開発するエンジン仕様を決め,全員が設計計算を行った後,会社毎に話し合って設計値を決定する.設計値の決定には複数の要素を考慮することが必要なため,答えが一つとは限らず,創造性を発揮させて形を作り上げることが要求される.それぞれが最終決定した設計値を基にCADで製図を行い,最後に図面会議を真似た教員による口頭試問を受ける.なお、授業の内容は担当教員の民間企業での経験を生かしたものが含まれている。(平成31年4月4日最終変更)

注意点:
部品図、組立図、部品票表、設計書の提出が口頭試問を受ける必須条件である.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 エンジンの基礎原理の説明 エンジンの基礎原理が説明できる
2週 主要諸元の決定 主要諸元の決定ができる
3週 インジケータ線図の作製 インジケータ線図の作製ができる
4週 平均有効圧力・線図係数について 平均有効圧力・線図係数について説明できる
5週 性能曲線の作製 性能曲線の作製ができる
6週 トルク・出力について トルク・出力について説明できる
7週 ピストン・クランク機構について ピストン・クランク機構について説明できる
8週 小試験 エンジンの基礎原理等が理解できる
2ndQ
9週 ピストン・ピストンピンの設計 ピストン・ピストンピンの設計ができる
10週 連接棒の設計 連接棒の設計ができる
11週 クランク軸の設計 クランク軸の設計ができる
12週 バランスウェイトの設計 バランスウェイトの設計ができる
13週 カム軸歯車の設計 カム軸歯車の設計ができる
14週 フライホイール・弁機構の設計 フライホイール・弁機構の設計ができる
15週 カム軸の設計・シリンダヘッド・クランクケース本体について
カム軸の設計ができ、シリンダヘッド・クランクケース本体について理解できる
16週
後期
3rdQ
1週 CAD演習 CADによる部品図の作成ができる
2週 CAD演習 CADによる部品図の作成ができる
3週 CAD演習 CADによる部品図の作成ができる
4週 フライホイールの役割と設計指針について フライホイールの役割と設計指針について理解できる
5週 冷却フィンの設計 冷却フィンの設計ができる
6週 部品図(連接棒)・組立図・部品表の作成 部品図(連接棒)・組立図・部品表の作成ができる
7週 部品図(連接棒)・組立図・部品表の作成 部品図(連接棒)・組立図・部品表の作成ができる
8週 部品図(連接棒)・組立図・部品表の作成 部品図(連接棒)・組立図・部品表の作成ができる
4thQ
9週 部品図(連接棒)・組立図・部品表の作成 部品図(連接棒)・組立図・部品表の作成ができる
10週 部品図(連接棒)・組立図・部品表の作成 部品図(連接棒)・組立図・部品表の作成ができる
11週 部品図(連接棒)・組立図・部品表の作成 部品図(連接棒)・組立図・部品表の作成ができる
12週 部品図(連接棒)・組立図・部品表の作成 部品図(連接棒)・組立図・部品表の作成ができる
13週 部品図(連接棒)・組立図・部品表の作成と口頭試験 部品図(連接棒)・組立図・部品表の作成ができ、口頭試問に回答できる
14週 部品図(連接棒)・組立図・部品表の作成と口頭試験 部品図(連接棒)・組立図・部品表の作成ができ、口頭試問に回答できる
15週 部品図(連接棒)・組立図・部品表の作成と口頭試験 部品図(連接棒)・組立図・部品表の作成ができ、口頭試問に回答できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

設計計算書部品図組立図小試験口頭試問合計
総合評価割合3010101040100
基礎的能力000000
専門的能力3010101040100
分野横断的能力000000