哲学(リベラルアーツ)

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 哲学(リベラルアーツ)
科目番号 0166 科目区分 一般 / 必履修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 使用しない。原則的に毎回プリントを配布する。
担当教員 上野 哲

到達目標

1. 物事を論理的・整合的に見る視点を養い,論理的思考ができるようになる。
2. 伝統的論理学における長所短所を理解し,思考の論理性を保持できるようになる。
3. 現代の記号倫理学で用いられる基本的ツールを使いこなせるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1物事を論理的・整合的に見る視点を養い,論理的思考が正しくできるようになる。物事を論理的・整合的に見る視点を養い,論理的思考ができるようになる。物事を論理的・整合的に見る視点を養い,論理的思考ができない。
評価項目2伝統的論理学における長所短所を理解し,思考の論理性を正しく保持できるようになる。伝統的論理学における長所短所を理解し,思考の論理性を保持できるようになる。伝統的論理学における長所短所を理解し,思考の論理性を保持できない。
評価項目3現代の記号倫理学で用いられる基本的ツールを正しく使いこなせるようになる。現代の記号倫理学で用いられる基本的ツールを使いこなせるようになる。現代の記号倫理学で用いられる基本的ツールを使いこなせない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
2年「現代社会と倫理」(旧カリキュラムでは3年「倫理・社会」)で扱った不可知論/独我論を克服するための方法として記号論理学を位置づける。
授業の進め方・方法:
海外及び国内で出版されている記号論理学の教科書をもとに作成したプリントを毎回配布し,それに基づいて授業を進める。達成目標1~3について,「後期中間試験」「後期定期試験」(計2回)において,60%以上の得点により達成とする。
注意点:
特になし。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 論理学の目標/論証の妥当性 左記内容を理解する
2週 論証の正しさと命題の真偽/妥当な論証と妥当でない論証の区別 左記内容を理解する
3週 どのように記号化を進めるか/記号論理学の定義 左記内容を理解する
4週 帰納的定義と形成の木/数学的帰納法による証明 左記内容を理解する
5週 人工言語への翻訳/シンタクスとセマンティクスの区別 左記内容を理解する
6週 真理値分析/新しい結合子 左記内容を理解する
7週 双条件法/論理的同値性 左記内容を理解する
8週 命題の記号化/述語論理のための言語作成と図式文字 左記内容を理解する
4thQ
9週 量化子の作用域/変項の自由な現れと束縛された現れ 左記内容を理解する
10週 解釈による論理式の真偽判定/解釈と翻訳の違い 左記内容を理解する
11週 私たちの会話に含まれる「暗黙の了解」/存在措定 左記内容を理解する
12週 会話の含意/伝統的論理学における4つの基本形とその相互関係 左記内容を理解する
13週 三段論法の4つの格と大・中・小概念/伝統的論理学における三段論法の妥当性 左記内容を理解する
14週 伝統的論理学にとっての難問/関数としての述語 左記内容を理解する
15週 多重量化 左記内容を理解する
16週 まとめ 左記内容を理解する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000