エンジニアリング数学Ⅰ

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 エンジニアリング数学Ⅰ
科目番号 0001 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子創造工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 問題集 基礎の数学、矢野健太郎・石原繁 編、裳華房
担当教員 平田 克己,小林 康浩

到達目標

電気電子分野で重要となる数学の演算(因数分解,繁分数式,2次方程式,2次関数,三角関数,加法定理)について理解し,基本的な計算問題を解くことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
電気電子分野で重要となる数学の演算(因数分解,繁分数式,2次方程式,2次関数,三角関数,加法定理)について理解し,基本的な計算問題を解くことができる。 (小テスト・中間試験および定期試験で評価する)極めて正確に解くことができる。一部間違いもあるが、ある程度正確に解くことができる。ほとんど解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ③ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電気・電子工学を学ぶ上で必要となる数学的な知識のうち、整式の展開や因数分解、2次方程式、2次関数および三角関数について、専門分野で実際に使えるようになることを主眼においた授業である。
授業の進め方・方法:
2週目からは習熟度別のクラス編成で授業を行う。達成度の確認のために毎週小テストを行うとともに,宿題ノートの提出を求める。学び合いや教え合いによる学習効果を期待して、グループワークと発表形式を主とした授業を行う。
注意点:
授業後は必ず復習をして,分からないところは担当教員等に質問するなどして,確実に理解して習得するように心がけること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、理解度確認テスト
2週 式の展開・因数分解 整式の展開や因数分解の計算ができる。
3週 整式の除法 整式の除算ができる。
4週 分数式・無理式 繁分数や2重根号を含む計算ができる。
5週 2次方程式 2次方程式を解くことができる。
6週 2次関数 2次関数のグラフをかいたり、頂点や軸との交点から2次関数を求めることができる。
7週 2次関数の応用 2次関数の最大値・最小値を求めることができる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 三角比 三角形の辺の長さから三角比を求めることができる。
10週 三角関数 90度以上の三角比を求めることができる。
11週 弧度法 角を弧度法で表すことと、弧度法を用いて三角比を表すことができる。
12週 三角関数の計算 三角関数を含んだ式の計算ができる。
13週 三角関数のグラフ 三角関数のグラフをかくことができる。
14週 加法定理 加法定理を使うことができる。
15週 加法定理の応用 加法定理を応用した計算ができる。
16週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学整式の加減乗除の計算や、式の展開ができる。2
因数定理等を利用して、4次までの簡単な整式の因数分解ができる。2
分数式の加減乗除の計算ができる。2
平方根の基本的な計算ができる(分母の有理化も含む)。2
解の公式等を利用して、2次方程式を解くことができる。2
簡単な連立方程式を解くことができる。2
恒等式と方程式の違いを区別できる。2
2次関数の性質を理解し、グラフをかくことができ、最大値・最小値を求めることができる。2
関数のグラフと座標軸との共有点を求めることができる。2
三角比を理解し、三角関数表を用いて三角比を求めることができる。一般角の三角関数の値を求めることができる。2
角を弧度法で表現することができる。2
三角関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。2
加法定理および加法定理から導出される公式等を使うことができる。2

評価割合

小テスト中間試験定期試験課題提出合計
総合評価割合1540405100
基礎的能力1540405100
専門的能力00000
分野横断的能力00000