工学基礎

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 工学基礎
科目番号 0001 科目区分 専門 / 必合格
授業形態 講義・演習・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子創造工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 別途指示する。
担当教員 長田 朋樹,川村 壮司,渥美 太郎,増山 知也,床井 良徳,大和 征良,長尾 和樹,文野 光,大内 翔平

到達目標

1.情報を収集、処理、発信するため􏰽基本的なハードウェア、ソフトウェアについて理解することができる。
2.同一問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを理解することができる。
3.情報セキュリティに配慮した基本的な情報収集・発信、情報􏰽保護について理解することができる。
4.知的財産権などの企業活動に係るガイドライン・情報倫理や経営・技術戦略マネジメントについて理解することができる。
5.システム開発技術、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメントについて理解することができる。
6.適切な手順に従って、基本的な実験実習を実施できる。
7.必要なデータを整理し、その結果に基づいてレポート作成ができる。
8.実験を通して課題を解決する上での基本的ルールを守ることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.情報を収集、処理、発信するため􏰽基本的なハードウェア、ソフトウェアについて知っている。情報を収集、処理、発信するため􏰽基本的なハードウェア、ソフトウェアについて極めて正確に知っている。情報を収集、処理、発信するため􏰽基本的なハードウェア、ソフトウェアについてほぼ正しく知っている。情報を収集、処理、発信するため􏰽基本的なハードウェア、ソフトウェアについて、ほとんどまたはまったく知っていない。
2.同一問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。同一問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを極めて正確に知っている。同一問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることをほぼ正しく知っている。同一問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを、ほとんどまたはまったく知っていない。
3.情報セキュリティーに配慮した基本的な情報収集・発信、情報􏰽保護について知っている。情報セキュリティーに配慮した基本的な情報収集・発信、情報􏰽保護について極めて正確に知っている。情報セキュリティーに配慮した基本的な情報収集・発信、情報􏰽保護についてほぼ正確に知っている。情報セキュリティーに配慮した基本的な情報収集・発信、情報􏰽保護について、ほとんどまたはまったく知っていない。
4.知的財産権などの企業活動に係るガイドライン・情報倫理や経営・技術戦略マネジメントについて知っている。知的財産権などの企業活動に係るガイドライン・情報倫理や経営・技術戦略マネジメントについてきわめて正確に知っている。知的財産権などの企業活動に係るガイドライン・情報倫理や経営・技術戦略マネジメントについてほぼ正確に知っている。知的財産権などの企業活動に係るガイドライン・情報倫理や経営・技術戦略マネジメントについて、ほとんどまたは、全く知っていない。
5.システム開発技術、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメントについて知っている。システム開発技術、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメントについて極めて正確に知っている。システム開発技術、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメントについてほぼ正確に知っている。システム開発技術、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメントについて、ほとんどまたは全く知っていない。
4.適切な手順に従って、基本的な実験実習を実施できる。適切な手順に従って、基本的な実験実習を極めて正確に実施できる。適切な手順に従って、基本的な実験実習をほぼ正確に実施できる。適切な手順に従って、基本的な実験実習を、ほとんどまたはまったく実施できない。
5.必要なデータを整理し、その結果に基づいてレポート作成ができる。必要なデータを整理し、その結果に基づいてレポート作成が極めて正確にできる。必要なデータを整理し、その結果に基づいてレポート作成がほぼ正確にできる。必要なデータを整理し、その結果に基づいてレポート作成が、ほとんどまたはまったくできない。
6.実験を通して課題を解決する上での基本的ルールを守ることができる。実験を通して課題を解決する上での基本的ルールを守ることが極めて正確にできる。実験を通して課題を解決する上での基本的ルールを守ることがほぼ正確にできる。実験を通して課題を解決する上での基本的ルールを守ることが、ほとんどまたはまったくできない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ② 説明 閉じる

教育方法等

概要:
工業技術者として分野を問わず必要とされる知識や技術を講義や実験・実習を通して身につけるための科目です。また、情報に関わる分野については、ITパスポート取得に向けて必要とされる基礎知識について身につけるための科目です。
授業の進め方・方法:
情報・企業・マネジメントおよび安全に関する授業は全クラス一斉で行います。他の実験・実習に関する授業はクラスごとに分かれて実施します(授業計画の※印箇所は、クラスごとにローテンションをして実施しますので、実験・実習の順序が異なります。)。
注意点:
実施場所やレポートやテストに関する具体的な指示は、Webclassにて周知します。それ以外に、授業中の口頭指示により連絡することもあります。必要に応じて手帳を活用しましょう。実験内容によっては危険を伴うものもあります。担当教員の指示をよく聞いて行動してください。特に、サンダルでの受講や実験・実習に適さない服装での受講は避けてください。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス、企業活動 授業の進め方について理解する。
2週 知的財産権、経営戦略
※外務講師による授業
知的財産権、経営戦略について理解する。
3週 開発技術、プロジェクト・システムマネジメント 開発技術、プロジェクト・システムマネジメントについて理解する。
4週 情報の基礎、情報ネットワーク 情報の基礎およびネットワークについて理解する。
5週 情報ネットワーク、アルゴリズム、プログラミング ネットワークおよびアルゴリズムやプログラミングについて理解する。
6週 アルゴリズム、プログラミング アルゴリズムやプログラミングについて理解する。
7週 情報セキュリティ 情報セキュリティについて理解する。
8週 【KYT】実験・実習における安全 実験・実習における安全について理解する。
2ndQ
9週 【M科】長さの測定と有効数字 ※1 ノギスを正しく使える。マイクロメータを正しく使える。
10週 【EE科】テスタを用いた測定 ※1 テスタを使って簡単な回路の電圧・電流・抵抗を測定することができる。
11週 【C科】化学に関する実験 ※1 化学物質の安全性と禁水性物質の取り扱いについて理解する。草木染の実験を行い,それを化学的に理解する。
12週 【A科】構造物の力学(3つの力のつり合い・吊構造やアーチ構造) ※1 3つの力のつりあいについて理解する。吊構造やアーチ構造の力のつりあいを理解する。
13週 【G科】データ分析とグラフの作成 ※1 データの分析の基礎について理解する。
14週 情報セキュリティ、数理・データサイエンス・AI 情報セキュリティおよび数理・データサイエンス・AIについて理解する。
15週 情報技術モラル 情報技術モラルについて理解する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術工学実験技術目的に応じて適切な実験手法を選択し、実験手順や実験装置・測定器等の使用方法を理解した上で、安全に実験を行うことができる。3
実験テーマの目的を理解し、適切な手法により取得したデータから近似曲線を求めるなど、グラフや図、表を用いて分かり易く効果的に表現することができる。3
必要に応じて適切な文献や資料を収集し、実験結果について説明でき、定量的・論理的な考察を行い、報告書を作成することができる。3
個人あるいはチームとして活動する際、自らの役割を認識して実験・実習を実施することができる。3
情報リテラシー情報リテラシー社会の情報化の進展と課題について理解し説明できる。3
代表的な情報システムとその利用形態について説明できる。3
コンピュータの構成とオペレーティングシステム(OS)の役割を理解し、基本的な取扱いができる。3
アナログ情報とデジタル情報の違いと、コンピュータ内におけるデータ(数値、文字等)の表現方法について説明できる。3
情報を適切に収集・取得できる。3
データベースの意義と概要について説明できる。3
基礎的なプログラムを作成できる。3
計算機を用いて数学的な処理を行うことができる。3
基礎的なアルゴリズムについて理解し、任意のプログラミング言語を用いて記述できる。3
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できる。3
情報の真偽について、根拠に基づいて検討する方法を説明できる。3
情報の適切な表現方法と伝達手段を選択し、情報の送受信を行うことができる。3
情報通信ネットワークの仕組みや構成及び構成要素、プロトコルの役割や技術についての知識を持ち、社会における情報通信ネットワークの役割を説明できる。3
情報セキュリティの必要性を理解し、対策について説明できる。3
情報セキュリティを支える暗号技術の基礎を説明できる。3
情報セキュリティに基づいた情報へのアクセス方法を説明できる。3
情報や通信に関連する法令や規則等と、その必要性について説明できる。3
情報社会で生活する上でのマナー、モラルの重要性について説明できる。3
情報セキュリティを運用するための考え方と方法を説明できる。3

評価割合

試験・レポート発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000