電磁気学Ⅳ

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電磁気学Ⅳ
科目番号 0013 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子創造工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 橋元淳一郎「単位が取れる電磁気ノート」講談社サイエンティフィク(2003),柴田尚志「例題と演習で学ぶ電磁気学」森北出版(2012)
担当教員 鈴木 真ノ介

到達目標

1.マクスウェルの方程式について説明でき,これらに関する問題を解くことができる.
2.波動方程式について説明でき,これ関する問題を解くことができる.
3.ポアソン方程式について説明でき,これ関する問題を解くことができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1マクスウェルの方程式について明確に説明でき,これに関する演習問題を正確に解くことができる.マクスウェルの方程式について説明でき,これに関する演習問題を解くことができる.マクスウェルの方程式について説明できず,これに関する演習問題を解くことができない.
評価項目2波動方程式について明確に説明でき,これに関する演習問題を正確に解くことができる.波動方程式について説明でき,これに関する演習問題を解くことができる.波動方程式について説明できず,これに関する演習問題を解くことができない.
評価項目3ポアソン方程式について明確に説明でき,これに関する演習問題を正確に解くことができる.ポアソン方程式について説明でき,これに関する演習問題を解くことができる.ポアソン方程式について説明できず,これに関する演習問題を解くことができない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ④ 説明 閉じる
JABEE (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ベクトル電磁気学の基礎部分全般について学ぶ.
講義はスライド資料による教授と専用プリントにより行う.
授業の進め方・方法:
1. 授業方法は講義と演習を組み合わせて行う.
2. 授業内容に応じて演習問題を課題として出し,解答の提出を求める.

注意点:
・学年末試験後の再試験実施対象者については,試験返却時に別途申し伝える.
・学生へのメッセージ
電気回路と並び,電気・電子工学系の基礎とされる電気磁気学について,その現象をイメージと数式による表現を用いて解説する. また,演習問題を解くことにより,各種法則の用い方を身につける.学生からの質問を大いに歓迎する.(電子メールも可)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 1.ベクトルの乗算,微分(pp.210-216) ベクトルの乗算,微分に関する演習を理解する
2週 2.ポアソン・ラプラス方程式(pp.48-49) ポアソン・ラプラス方程式に関する演習を理解する
3週 3.電界の発散と磁界の回転(pp.156-158) 発散・回転に関する演習を理解する
4週 4.変位電流(pp.159-163) 変位電流に関する演習を理解する
5週 5.磁界の発散と電界の回転(pp.164-179) 発散・回転に関する演習を理解する
6週 6.電気振動(pp.180-182) 電気振動に関する演習を理解する
7週 7.静電・磁気エネルギー(pp.183-187) 静電・磁気エネルギーに関する演習を理解する
8週 8.中間試験 これまでの範囲を理解する
4thQ
9週 9.中間試験解説 試験問題を理解する
10週 10. マクスウェル方程式(pp.188-190) マクスウェルの方程式に関する演習を理解する
11週 11. マクスウェル方程式と電磁波(pp.190-193) 電磁波に関する演習を理解する
12週 12. 波動方程式(pp.193-199) 波動方程式に関する演習を理解する
13週 13. 電磁波(平面波)(pp.199-203) 平面波に関する演習を理解する
14週 14. 電磁エネルギーと真空のインピーダンス(pp.203-206) 真空のインピーダンスに関する演習を理解する
15週 15. ポインティングベクトル(pp.206-209) ポインティングベクトルに関する演習を理解する
16週 定期試験 これまでの範囲を理解する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電磁気電荷及びクーロンの法則を説明でき、点電荷に働く力等を計算できる。4
電界、電位、電気力線、電束を説明でき、これらを用いた計算ができる。4
ガウスの法則を説明でき、電界の計算に用いることができる。4
導体の性質を説明でき、導体表面の電荷密度や電界などを計算できる。4
誘電体と分極及び電束密度を説明できる。4
静電容量を説明でき、平行平板コンデンサ等の静電容量を計算できる。4
コンデンサの直列接続、並列接続を説明し、その合成静電容量を計算できる。4
静電エネルギーを説明できる。4
電流が作る磁界をビオ・サバールの法則およびアンペールの法則を用いて説明でき、簡単な磁界の計算に用いることができる。4
電流に作用する力やローレンツ力を説明できる。4
磁性体と磁化及び磁束密度を説明できる。4
電磁誘導を説明でき、誘導起電力を計算できる。4
自己誘導と相互誘導を説明でき、自己インダクタンス及び相互インダクタンスに関する計算ができる。4
磁気エネルギーを説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力0000000
専門的能力70000030100
分野横断的能力0000000