創造工学実験Ⅱ

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 創造工学実験Ⅱ
科目番号 0024 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子創造工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 小山高専「実験指導書・実験テキスト」
担当教員 笠原 雅人,飯島 洋祐,石原 学,土田 英一,秋元 祐太朗,干川 尚人

到達目標

1. 実験目的とその内容が説明できる。
2. 実験機器や工具の正しい扱いができる。
3. 直流・交流の電圧、電流が測定できる。
4. オシロスコープによる電圧の測定ができる。
5. 実験結果を正しい方法で処理できる。
6. 個人の実力に合わせて、実験結果より発展させた考案ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実験目的とその内容を的確に説明することができる。実験目的とその内容をほぼ的確に説明することができる。実験目的とその内容を全く説明することができない。
評価項目2実験機器や工具の正しい扱いを的確に行うことができる。実験機器や工具の正しい扱いをほぼ的確に行うことができる。実験機器や工具の正しい扱いを全く行うことができない。
評価項目3直流・交流の電圧、電流を的確に測定することができる。直流・交流の電圧、電流をほぼ的確に測定することができる。直流・交流の電圧、電流を全く測定することができない。
評価項目4オシロスコープによる電圧の測定を的確に行うことができる。オシロスコープによる電圧の測定をほぼ的確に行うことができる。オシロスコープによる電圧の測定を全く行うことができない。
評価項目5実験結果を正しい方法で的確に処理できる。実験結果を正しい方法でほぼ的確に処理できる。実験結果を正しい方法で全く処理できない。
評価項目6個人の実力に合わせて、的確に実験結果より発展させた考案ができる。個人の実力に合わせて、ほぼ的確に実験結果より発展させた考案ができる。個人の実力に合わせて、全く実験結果より発展させた考案ができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ② 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電気回路、論理回路、通信工学、システム設計の基礎を中心に学習する。
授業の進め方・方法:
実験は10テーマのローテーションで実施する。学生は10班に分けられ、各実験テーマの担当教員の指示に従って実験を行う。
注意点:
・各テーマの実験を行う前に、十分な予習をしておくこと。
・実験時間内に与えられたテーマを全て実験し、結果を指導教員に口頭で報告すること。報告された結果に応じて、指導教員より個々に質問や考察テーマが与えられる。
・実験時間終までに報告書を作成し、指導教員に提出・確認を受けること。
・欠席等により実験に参加できなかった場合は、担当教員の指示を受け、後日個人で実験すること。
・理解困難な点は随時学習相談に応じるので、積極的に質問や相談をすること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
各実験の目的、進み方、スケジュールについて理解する。
2週 直流電源装置の取扱い(1) 直流電源装置の取扱いを学習することができる。
3週 直流電源装置の取扱い(2) 直流電源装置の取扱いを学習することができる。
4週 直流基本回路の測定(1) 直流基本回路を測定することができる。
5週 直流基本回路の測定(2) 直流基本回路を測定することができる。
6週 論理回路(1) 基本的な論理回路を理解することができる。
7週 論理回路(2) 基本的な論理回路を理解することができる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 オシロスコープ・発振器の取扱い(1) オシロスコープ・発振器の取扱いを理解することができる。
10週 オシロスコープ・発振器の取扱い(2) オシロスコープ・発振器の取扱いを理解することができる。
11週 オシロスコープ・発振器の取扱い(3) オシロスコープ・発振器の取扱いを理解することができる。
12週 LCR共振回路の測定(1) LCR共振回路の測定を行うことができる。
13週 LCR共振回路の測定(2) LCR共振回路の測定を行うことができる。
14週 変形電圧の測定 変形電圧の測定を行うことができる。
15週 レポート作成の指導 レポート作成の方法について学習することができる。
16週
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 各実験の目的、進み方、スケジュールについて理解する。
2週 1次電池の製作(1) 1次電池の仕組みについて理解することができる。
3週 1次電池の製作(2) 1次電池の仕組みについて理解することができる。
4週 クリップモータの製作(1) モータの仕組みを理解することができる。
5週 クリップモータの製作(2) モータの仕組みを理解することができる。
6週 鉱石ラジオ(1) AM電波の受信原理を理解することができる。
7週 鉱石ラジオ(2) AM電波の受信原理を理解することができる。
8週 中間試験
4thQ
9週 UMLを用いた設計の基礎(1) UMLを用いてシステム設計の基礎を学習することができる。
10週 UMLを用いた設計の基礎(2) UMLを用いてシステム設計の基礎を学習することができる。
11週 UMLを用いた設計の基礎(3) UMLを用いてシステム設計の基礎を学習することができる。
12週 UMLを用いた設計の基礎(4) UMLを用いてシステム設計の基礎を学習することができる。
13週 UMLを用いた設計の基礎(5) UMLを用いてシステム設計の基礎を学習することができる。
14週 UMLを用いた設計の基礎(6) UMLを用いてシステム設計の基礎を学習することができる。
15週 レポート作成の指導 レポート作成の方法について学習することができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。1
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。1
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。1
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。1
分流・分圧の関係を適用し、実験結果を考察できる。2
ブリッジ回路の平衡条件を適用し、実験結果を考察できる。2
重ねの理を適用し、実験結果を考察できる。2
インピーダンスの周波数特性を考慮し、実験結果を考察できる。2
共振について、実験結果を考察できる。2
情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。3
ソフトウェア生成に利用される標準的なツールや環境を使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。2
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。1
フローチャートなどを用いて、作成するプログラムの設計図を作成することができる。3
問題を解決するために、与えられたアルゴリズムを用いてソースプログラムを記述し、得られた実行結果を確認できる。2
基礎的な論理回路を構築し、指定された基本的な動作を実現できる。2
標準的な開発ツールを用いてプログラミングするための開発環境構築ができる。1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00020080100
基礎的能力00020080100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000