回路設計論

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 回路設計論
科目番号 0037 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子創造工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 プリントを使用する
担当教員 石原 学

到達目標

1.電子回路部品の動作を説明できる。
2.電子回路部品の組み合わせ回路を分析できる。
3.CPU設計の基礎的な内容を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
電子回路部品の動作を説明できる。電子回路部品の動作を正確に説明ができる。電子回路部品の動作を説明ができる。電子回路部品の動作を説明ができない。
電子回路部品の組み合わせ回路を分析できる。電子回路部品の組み合わせ回路を正確に分析ができる。電子回路部品の組み合わせ回路を分析ができる。電子回路部品の組み合わせ回路が分析ができない。
CPUを設計するための基礎的な説明ができる。CPUの基礎部分について正確に設計ができる。CPUの基礎部分について設計ができる。CPUの基礎部分について設計ができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ④ 説明 閉じる
JABEE (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電子回路部品を組み合わせて、回路を構築する手法について講義する。
授業の進め方・方法:
達成目標1-3:中間試験および期末試験での関連問題において60%以上の得点により達成とする。
注意点:
1.中間試験(50%)、定期試験(50%)で評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、電気回路(LCRと電源回路) 電子回路部品の動作を説明できる。
2週 電気回路(ダイオード、トランジスタ基本回路) 電子回路部品の組み合わせ回路を分析できる。
3週 ダイオード回路 電子回路部品の組み合わせ回路を分析できる。
4週 トランジスタ回路 電子回路部品の組み合わせ回路を分析できる。
5週 オペアンプ回路 電子回路部品の組み合わせ回路を分析できる。
6週 オペアンプ応用回路 電子回路部品の組み合わせ回路を分析できる。
7週 回路設計例 電子回路部品の組み合わせ回路を分析できる。
8週 中間試験 電子回路部品の組み合わせ回路を分析できる。
4thQ
9週 コンピュータ情報のセキュリティ コンピュータ情報のセキュリティが説明できる。
10週 小型CPUの設計の基礎 CPUの利用形態等の分析ができる。
11週 CPU回路の設計 電子回路部品を組み合わせて、実際の要求仕様に対する回路を設計できる。
12週 実際のコンピュータシステム設計 電子回路部品を組み合わせて、実際の要求仕様に対する回路を設計できる。
13週 ディジタルシステムの入出力回路 電子回路部品を組み合わせて、実際の要求仕様に対する回路を設計できる。
14週 集中システム、分散システム 集中システム、分散システムについて説明ができる。
15週 プロジェクト管理 実際システム設計に要求される仕様に対する作業の流れを管理できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路R、L、C素子における正弦波電圧と電流の関係を説明できる。3後1,後2
電子回路ダイオードの特徴を説明できる。3後2,後3,後15
バイポーラトランジスタの特徴と等価回路を説明できる。2後4
利得、周波数帯域、入力・出力インピーダンス等の増幅回路の基礎事項を説明できる。2後4,後6,後7,後13
トランジスタ増幅器のバイアス供給方法を説明できる。2後4,後7,後13
演算増幅器の特性を説明できる。2後5,後6
情報系分野コンピュータシステムネットワークコンピューティングや組込みシステムなど、実用に供せられているコンピュータシステムの利用形態について説明できる。2後12
デュアルシステムやマルチプロセッサシステムなど、コンピュータシステムの信頼性や機能を向上させるための代表的なシステム構成について説明できる。2後11,後12,後14
集中処理システムについて、それぞれの特徴と代表的な例を説明できる。3後12,後14
分散処理システムについて、特徴と代表的な例を説明できる。3後12,後14
システム設計には、要求される機能をハードウェアとソフトウェアでどのように実現するかなどの要求の振り分けやシステム構成の決定が含まれることを説明できる。2後6,後9
ユーザの要求に従ってシステム設計を行うプロセスを説明することができる。2後9,後10,後15
プロジェクト管理の必要性について説明できる。2
その他の学習内容コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。3後9
コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。3後9
マルウェアやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。3後9
ディジタル信号とアナログ信号の特性について説明できる。2後11,後13

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000