プログラミングⅣ

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 プログラミングⅣ
科目番号 0041 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子創造工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 浅井宗海、岸田徹夫、尾川順子、「プログラミング入門 CASL II」
担当教員 飯島 洋祐

到達目標

1.アセンブラプログラムの考え方が習得できる。
2.アセンブラを通してコンピュータの仕組みが理解できる。
3.CASLの基本的なプログラミングができる。
4.アセンブラ言語を利用した応用的なプログラミングができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1アセンブラプログラムの考え方が正確に習得できる。アセンブラプログラムの考え方が習得できる。アセンブラプログラムの考え方が習得できない。
評価項目2アセンブラを通してコンピュータの仕組みが詳しく正確に理解できる。アセンブラを通してコンピュータの仕組みが理解できる。アセンブラを通してコンピュータの仕組みが理解できない。
評価項目3CASLの基本的なプログラミングが正確にできる。CASLの基本的なプログラミングができる。CASLの基本的なプログラミングができない。
評価項目4アセンブラ言語を利用した応用的なプログラミングが正確にできる。アセンブラ言語を利用した応用的なプログラミングができる。アセンブラ言語を利用した応用的なプログラミングができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ⑤ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
アセンブラ言語の基礎をCASL-Ⅱを用いて理解する。
授業では、教科書を用いた講義と、実際にコンピュータを用いたプログラミングの実習を行う。
講義と実習を通して、アセンブラ言語の基礎とプログラミング技法を習得する。
授業の進め方・方法:
1. 授業方法は講義と演習を組み合わせて行う。
2. 前半の講義で学んだことを、後半コンピュータを用いた演習で確認および理解する。

注意点:
・授業の終わりに、次回授業の範囲等を説明する。
・前回の授業までの復習と、事前の予習を行っている事を前提に授業を進めるため、予習・復習をしっかり行うこと。
・課題等については、図や文章を丁寧に書くこととし、読めないものはレポートとして認めない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンスおよびアセンブラ言語とコンピュータハードウェア アセンブラ言語とコンピュータの関係およびコンピュータアーキテクチャなどの仕組みを理解する。
2週 アセンブラ言語のプログラミングの基礎(1) アセンブラ言語の基本的な文法を理解する。
3週 アセンブラ言語のプログラミングの基礎(2) アセンブラ言語の基本的なプログラミング方法を理解する。
4週 記憶装置の使い方(1) レジスタの役割、制御命令を理解する。
5週 記憶装置の使い方(2) レジスタを用いたプログラミングを理解する。
6週 演算処理(算術処理) 算術演算を用いたプログラミングを理解する。
7週 演算処理(論理演算) 論理演算を用いたプログラミングを理解する。
8週 中間試験 これまでの範囲を理解する。
4thQ
9週 演算処理(シフト命令) シフト命令を用いたプログラミングを理解する。
10週 条件分岐処理(1) 条件分岐命令の使い方を理解する。
11週 条件分岐処理(2) 条件分岐命令を用いたプログラミングを理解する。
12週 繰り返し処理 繰り返し処理を用いたプログラミングを理解する。
13週 副プログラム 副プログラムの書き方、使い方を理解する。
14週 総合演習(1) ここまで学んだアセンブラ言語の応用プログラミングを理解する。
15週 総合演習(2) ここまで学んだアセンブラ言語の応用プログラミングを理解する。
16週 定期試験 これまでの範囲を理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。3
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。3
変数の概念を説明できる。3
データ型の概念を説明できる。3
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。3
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。3
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。3
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。3
計算機工学コンピュータを構成する基本的な要素の役割とこれらの間でのデータの流れを説明できる。2
プロセッサを実現するために考案された主要な技術を説明できる。2
メモリシステムを実現するために考案された主要な技術を説明できる。2
入出力を実現するために考案された主要な技術を説明できる。2
コンピュータアーキテクチャにおけるトレードオフについて説明できる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力0000000
専門的能力70000030100
分野横断的能力0000000