応用物理Ⅰ

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 応用物理Ⅰ
科目番号 0045 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子創造工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 初歩から学ぶ基礎物理学 力学Ⅱ 柴田洋一他 大日本図書
担当教員 加藤 清考

到達目標

1.微分積分を用いて力学の基礎的な問題を解くことが出来る。
2.微分積分を用いてエネルギー、円運動、振動の基礎的問題を計算出来る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1微分積分を用いて力学の基礎的な問題を正確に解くことが出来る。 微分積分を用いて力学の基礎的な問題を解くことが出来る。 微分積分を用いて力学の基礎的な問題を解くことが出来ない。
評価項目2微分積分を用いてエネルギー、円運動、振動の基礎的問題を正確に計算出来る。微分積分を用いてエネルギー、円運動、振動の基礎的問題を計算出来る。微分積分を用いてエネルギー、円運動、振動の基礎的問題を計算出来ない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ③ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
微分積分を用いた質点の力学について学ぶ
授業の進め方・方法:
1.授業方法は講義と演習を組み合わせて行う。
2.理解度を確認のため、演習問題を課題として出し、レポートの提出を求める。
注意点:
自宅での自学自習を必ず行うこと。帰宅後、授業ノートと教科書を読み内容を理解した上で、授業で扱った演習問題、プリント等配布物、問題集の問題を解くこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 物理量の微分・積分とベクトル演算 変位・速度・加速度 座標を時間で微分し、速度や加速度を求めることができる。
2週 ニュートンの運動の3法則 運動方程式を微分方程式としてとらえることができる。
3週 円運動と角速度 等速円運動の微分積分を用いた計算ができる。
4週 抵抗力を受ける運動(簡単な微分方程式の解) 抵抗力のある運動方程式の解法を理解する。
5週 摩擦力、運動方程式演習 摩擦力のある運動方程式の解法を理解する。
6週 加速度系と慣性力(直線運動の場合) 慣性力に関する計算ができる。
7週 中間試験 これまでの範囲を理解する
8週 答案返却と説明,ベクトルの内積・外積 ベクトルの内積・外積の基本計算を理解する。
2ndQ
9週 仕事とエネルギー 微分積分を用いた仕事とエネルギーの計算を理解する。
10週 保存力と位置エネルギー 微分積分を用いた保存力と位置エネルギーの関係を理解する。
11週 力学的エネルギー保存則 微分積分を用いた力学的エネルギー保存則を理解する。
12週 万有引力、人工衛星の運動 万有引力、人工衛星の運動に関して理解する。
13週 弾性力と単振動 単振動の運動方程式の解法を理解する。
14週 ばね振り子、単振子 ばね振り子、単振子への応用を理解する。
15週 減衰振動、強制振動 元帥振動、強制振動の運動方程式の解法を理解する。
16週 定期試験 これまでの範囲を理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理力学速度と加速度の概念を説明できる。3
直線および平面運動において、2物体の相対速度、合成速度を求めることができる。3
等加速度直線運動の公式を用いて、物体の座標、時間、速度に関する計算ができる。3
平面内を移動する質点の運動を位置ベクトルの変化として扱うことができる。3
物体の変位、速度、加速度を微分・積分を用いて相互に計算することができる。3前2
平均の速度、平均の加速度を計算することができる。3
自由落下、及び鉛直投射した物体の座標、速度、時間に関する計算ができる。3
水平投射、及び斜方投射した物体の座標、速度、時間に関する計算ができる。3前1,前3
物体に作用する力を図示することができる。3前1
力の合成と分解をすることができる。3
重力、抗力、張力、圧力について説明できる。3
フックの法則を用いて、弾性力の大きさを求めることができる。3
慣性の法則について説明できる。3
作用と反作用の関係について、具体例を挙げて説明できる。3
運動方程式を用いた計算ができる。3
簡単な運動について微分方程式の形で運動方程式を立て、初期値問題として解くことができる。3
運動の法則について説明できる。3
静止摩擦力がはたらいている場合の力のつりあいについて説明できる。3
最大摩擦力に関する計算ができる。3
動摩擦力に関する計算ができる。3
仕事と仕事率に関する計算ができる。3
物体の運動エネルギーに関する計算ができる。3
重力による位置エネルギーに関する計算ができる。3
弾性力による位置エネルギーに関する計算ができる。3
力学的エネルギー保存則を様々な物理量の計算に利用できる。3
周期、振動数など単振動を特徴づける諸量を求めることができる。3
単振動における変位、速度、加速度、力の関係を説明できる。3
等速円運動をする物体の速度、角速度、加速度、向心力に関する計算ができる。3
万有引力の法則から物体間にはたらく万有引力を求めることができる.3
万有引力による位置エネルギーに関する計算ができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000