科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 文学
科目番号 0047 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子創造工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 特になし。適宜、配布する。
担当教員 山崎 明

到達目標

1.日本の文学・文化に親しみ、言語表現に関心を持つことができる。
2.日本の近現代文学史の知識を有し、その大概を説明することができる。
3.作品に対して、現代的な視点から多面的に考察することができる。
4.発表やレポートにおいて、事前に文献等を調査し、それを論理的に表現することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本の文学・文化に積極的に親しみ、言語表現にも特別な関心を持つことができる。 日本の文学・文化に親しみ、言語表現に関心を持つことができる。 日本の文学・文化に積極的に親しめず、言語表現にも特別な関心を持つことができない。
評価項目2日本の近現代の文学史の知識を明確に有し、その大概を正確に説明することができる。 日本の近現代の文学史の知識を有し、その大概を説明することができる。 日本の近現代の文学史の知識を明確に有しておらず、その大概を正確に説明することができない。
評価項目3近現代の文学作品に対して、現代的な視点から多面的に考察することができる。近現代の文学作品に対して、現代的な視点から考察することができる。近現代の文学作品に対して、現代的な視点から多面的に考察することができない。
発表やレポートにおいて、事前に文献等を調査し、それを論理的に表現することができる。発表やレポートにおいて、事前に調査し、それを表現することができる。発表やレポートにおいて、事前に文献等を調査できず、それを論理的に表現することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ① 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 ② 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 ⑥ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 日本の近現代文学の代表的作家・作品について調べてきたことを発表し、文学史の概要を理解する。
授業の進め方・方法:
パワーポイントを用いた口頭発表と、それらを踏まえた小論文(レポート)2本の提出によって総合的に評価する。また、毎回の授業に対する取り組みの積極性によっても評価する。
注意点:
口頭発表を40%程度、小論文(レポート)を40%程度、課題提出物等、授業に対する積極性を 20%程度で評価する。参考書は授業中に適宜紹介する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.ガイダンス、発表割り振り
2週 2.イントロダクション
3週 3.近代文学①尾崎紅葉 近代文学について理解する。
4週 4.近代文学②幸田露伴 近代文学について理解する。
5週 5.近代文学③泉鏡花 近代文学について理解する。
6週 6.近代文学④森鴎外 近代文学について理解する。
7週 7.近代文学⑤樋口一葉 近代文学について理解する。
8週 8.近代文学⑥島崎藤村 近代文学について理解する。
2ndQ
9週 9.近代文学⑦夏目漱石 近代文学について理解する。
10週 10.近代文学⑧永井荷風 近代文学について理解する。
11週 11.近代文学⑨谷崎潤一郎
近代文学について理解する。
12週 12.近代文学⑩志賀直哉 近代文学について理解する。
13週 13.近代文学⑪宮沢賢治 近代文学について理解する。
14週 14.小論文・レポートの書き方について① 小論文・レポートの書き方について理解する。
15週
16週
後期
3rdQ
1週 1.現代文学①川端康成 現代文学について理解する。
2週 2.現代文学②梶井基次郎 現代文学について理解する。
3週 3.現代文学③江戸川乱歩・横溝正史
現代文学について理解する。
4週 4.現代文学④太宰治
現代文学について理解する。
5週 5.現代文学⑤三島由紀夫 現代文学について理解する。
6週 6.現代文学⑥石原慎太郎 現代文学について理解する。
7週 7.現代文学⑦安部公房 現代文学について理解する。
8週 8.現代文学⑧大江健三郎 現代文学について理解する。
4thQ
9週 9.現代文学⑨松本清張 現代文学について理解する。
10週 10.現代文学⑩司馬遼太郎 現代文学について理解する。
11週 11.現代文学⑪村上春樹
現代文学について理解する。
12週 12.小論文・レポートの書き方について②
小論文・レポートの書き方について理解する。
13週 13.芸術鑑賞① 日本文学・文化を理解する。
14週 14.芸術鑑賞② 日本文学・文化を理解する。
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3

評価割合

口頭発表小論文相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合404000020100
基礎的能力404000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000