英語Ⅲ

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 英語Ⅲ
科目番号 0049 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 電気電子創造工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 Science in Progress(金星堂), Shoot Up To The TOEIC Test Listening(金星堂), The 1500 Core Vocabulary for The TOEIC Test - Revised Edition -(成美堂)
担当教員 関根 健雄

到達目標

1. 最先端の科学研究を扱った英語で提供される科学記事を読んで理解することができる
2. 科学分野の記事の理解に役立つ文法事項を理解することができる 
3. 情報を理解して概要を把握し,英文の要点を理解して質問や問題に答えることができる
4. リスニング問題への取り組みを通してリスニング能力を伸長することができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1科学に関する英文について正確に理解し,関連する問題に正確に答えることができる 科学に関する英文について理解し,関連する問題に答えることができる科学に関する英文について理解できず,関連する問題に答えられない
評価項目2科学に関する英文中で使用される文法事項について正確に理解し,適切に運用することができる科学に関する英文中で使用される文法事項について理解し,運用することができる科学に関する英文中で使用される文法事項について理解できず,運用することができない
評価項目3リスニングに積極的に取り組み,概要と要点を正確に理解し,問題に適切に解答することができる リスニングに取り組み,概要と要点を理解し,問題に答えることができる リスニングに取り組むことができない。また,概要と要点が理解できず,問題にも答えることができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ③ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この授業は最先端の科学研究に関する幅広い題材を通して,基礎的な英文読解力の向上を主な目的とする。
語彙と文法事項の伸長とともに,TOEICのリスニングに必要な技能を身につける。
音声,ハンドアウトに加え,PowerPointによる資料の提示,Teams(Microsoft365)やLMS(WebClass)を活用して授業を進めていく。
授業の進め方・方法:
Listening (Shoot Up To The TOEIC Test Listening)
[1] Listening activity
[2] Dictation

Reading (Science in Progress)
[1] 語彙や関連する情報についての学習(Before You Read)
[2] 英文読解(Reading)
[3] 内容に関する問題(Comprehension Questions)
[4] 関連文法の理解と演習(Read Better, Understand More!)
[5] Listening, Dictation, Composition(After You Read)   

語彙習得(The 1500 Core Vocabulary for The TOEIC Test - Revised Edition -)
注意点:
前期は週2時間(90分×2回),後期は週1時間(90分)の授業を実施する。
教科書,ノート,辞書(電子辞書または紙の辞書)に加えスマートフォンまたはコンピュータを使用する。
毎時間の予習として,単語や語句,文法事項についての確認をすること。
教科書のリンクから音声ファイル等をダウンロードして予習や復習に役立てることができる。
リスニング問題は,LMSを活用して出題する。課題の提出にもLMSを活用する。
授業で配付する資料や説明に使用するPowerPointについてはLMSのフォルダに保存しておくので学習に役立ててほしい。
授業内容は学習状況によって変更することがある。その場合は授業での連絡やTeamsを用いて伝達する。
1月(予定)にTOEIC-IPを実施し,英語Ⅲにおける評価の20%に充てる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 Guidance
Unit 1 Need a Creative Boost? Nap like Thomas Edison and Salvator Dali
ガイダンス(授業方針等)
脳科学に関する英文記事を用いて,重要表現,冠詞について理解する。
接頭辞・接尾辞について概要を理解する(Science in Progress Unit 13,14を一部使用)。
2週 Unit 2 Curly the Curling Robot can Beat the Pros at Their Own Game
Unit 1 Daily Life
AIとロボットの科学記事に関する語句,表現,概要を把握する。
日常生活の表現を理解する。
3週 Unit 2 Curly the Curling Robot can Beat the Pros at Their Own Game
Unit 2 Restaurant
AIとロボットに関連する科学記事を読解し、問題を理解する。
飲食店での表現を理解する。
4週 Unit 2 Curly the Curling Robot can Beat the Pros at Their Own Game
Unit 3 Italian Scientists Create Rising Pizza Dough without Yeast
Unit 3 Party
句読点やリスニング問題に取り組み理解する。内容を基にペアワークを行う。
Unit3の重要表現(知覚動詞・使役動詞)と助動詞を理解する。
Partyでの表現を理解する。
5週 Unit 4 Plastic Waste Can Be Transformed into Vanilla Flavoring
Unit 4 Airport
リサイクル技術に関する科学記事を読解し、関連する問題を理解する。
空港での表現を理解する。
6週 Unit 4 Plastic Waste Can Be Transformed into Vanilla Flavoring
Unit 5 Hotel
リサイクル技術に関する科学記事を読解し、関連する問題を理解する。
ホテルでの表現について理解する。
7週 Unit 4 Plastic Waste Can Be Transformed into Vanilla Flavoring
Unit 6 Traffic
抽象名詞やリスニング問題に取り組み理解する。内容を基にペアワークを行う。
交通についての表現を理解する。
8週 前期中間試験
試験返却(問題解説・確認・復習)
2ndQ
9週 Unit 6 This Mushroom-Based Leather Could be the Next Sustainable Fashion Material
Unit 7 Tour & Event
ファッションと科学技術に関する記事について,概要を把握する(語句,表現)。
旅行やイベントについての表現を理解する。
10週 Unit 6 This Mushroom-Based Leather Could be the Next Sustainable Fashion Material
Unit 8 Shopping
ファッションと科学技術に関する記事を読解し、関連する問題を理解する。
買い物に関する表現を理解する。
11週 Unit 6 This Mushroom-Based Leather Could be the Next Sustainable Fashion Material
Unit 9 Service
ファッションと科学技術に関する記事を読解し、関連する問題を理解する。
サービス業務に関する表現を理解する。
12週 Unit 6 This Mushroom-Based Leather Could be the Next Sustainable Fashion
Unit 7 Scientists Build an Artificial Fish that Swims on Its Own Using Human Heart Cells
Unit 10 Health
前置詞についての問題やリスニング問題に取り組み,内容を基にペアワークを行う。
生体工学に関する記事について,概要を把握する(語句,表現)。
健康・医療に関する表現を理解する。
13週 Unit 7 Scientists Build an Artificial Fish that Swims on Its Own Using Human Heart Cells
Unit 20 Part 4 Short Talk 2
生体工学に関する記事を読解し、関連する問題を理解する。
TOEIC Part4に取り組み,理解する。
14週 Unit 7 Scientists Build an Artificial Fish that Swims on Its Own Using Human Heart Cells
Unit 11 Finance & Banking
生体工学に関する記事を読解し、関連する問題を理解する。
銀行や財務に関する表現を理解する。
15週 Unit 7 Scientists Build an Artificial Fish that Swims on Its Own Using Human Heart Cells
Unit 12 Housing
関連する文法(前置詞)やリスニング問題に取り組み理解する。
住居や不動産に関する表現を理解する。
16週 前期定期試験
後期
3rdQ
1週 試験返却(問題解説・確認・復習)
Material Unit 8 Research Shows Checking Your Phone is Contagious Like Yawning
数量表現について問題を通して理解する。
2週 Material Unit 9 To Save the Corpse Flower, Horticulturists Are Playing the Role of Matchmakers
Unit 13 Media
数量表現について,読解や問題を通して理解する。
ニュースに関する表現を理解する。
3週 Unit 10 Robot Jumps a Record-Breaking 100 Feet in the Air
Unit 14 Business
ロボット工学に関する科学記事について,概要を把握する(語句,表現)。
仕事に関する表現を理解する。
4週 Unit 10 Robot Jumps a Record-Breaking 100 Feet in the Air
Unit 15 Reception Desk
ロボット工学に関する科学記事を読解し、関連する問題を理解する。
受付での表現を理解する。
5週 Unit 10 Robot Jumps a Record-Breaking 100 Feet in the Air
Unit 16 Office Work
ロボット工学に関する科学記事を読解し、関連する問題を理解する。
オフィスでの表現を理解する。
6週 Unit 10 Robot Jumps a Record-Breaking 100 Feet in the Air
Unit 17 Employment & Personnel
関連する文法(数量表現)やリスニング問題に取り組み理解する。
雇用や人事に関する表現を理解する。
7週 Unit 10 Robot Jumps a Record-Breaking 100 Feet in the Air
Unit 18 Office Announcement
関連する文法(数量表現)やリスニング問題に取り組み理解する。
オフィスの連絡に関する表現を理解する。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 試験返却(問題解説・確認・復習)
Unit 13 Scientists Create First 3-D Printed Wagyu Beef
後期中間試験の確認・復習
食品加工技術の記事の大意を理解する。
10週 Unit 13 Scientists Create First 3-D Printed Wagyu Beef
Unit 19 Office Talk
複合名詞・複合形容詞について概要を理解する(Science in Progress Unit 11,12を一部使用)。
オフィスでの様々な会話表現を理解する。
11週 Unit 13 Scientists Create First 3-D Printed Wagyu Beef
Unit 20 New Products
食品加工技術の記事に関する語句,表現,概要を把握する。
商品・製品についての表現を理解する。
12週 Unit 13 Scientists Create First 3-D Printed Wagyu Beef
Unit 21 Sales
食品加工技術の記事に関する語句,表現,概要を把握する。
セール・販売戦略についての表現を理解する。
13週 Unit 13 Scientists Create First 3-D Printed Wagyu Beef
Unit 22 Seminer & Meeting
食品加工技術の記事を読解し、関連する問題を理解する。
会議や研修についての表現を理解する。
14週 Unit 13 Scientists Create First 3-D Printed Wagyu Beef
Part 23 Logistics
関連する文法(複合名詞・複合形容詞)やリスニング問題に取り組み理解する。
運輸・流通についての表現を理解する。
15週 Unit 24 Construction & Production
1年間の内容の確認・復習
重要表現・文法事項の確認・復習を行う。
TOEICリスニングについての復習を行う。
工事や作業についての表現を理解する。
16週 後期定期試験・試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学英語英語聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。2
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。2
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。2
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。2
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。2
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。2
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。2
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。2
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。2
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。2
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。2
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。2
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。2
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。2
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。2
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。2
分野横断的能力汎用的技能コミュニケーションスキルコミュニケーションスキル日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。2
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。2
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。2
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。2

評価割合

ExaminationPresentationMutual Evaluations between studentsBehaviorPortfolioOther合計
総合評価割合60000040100
Basic Proficiency60000040100
Specialized Proficiency0000000
Cross Area Proficiency0000000