概要:
国語表現に関わる基本的な知識を身に付け、特に話す・聞く・書く・読むという言語活動に関わる実践的能力を伸ばすことを目的とする。
授業の進め方・方法:
授業は講義・演習形式で行う。読む、書く、話す、聞く活動を通して日本語の知識や表現力を養う授業である。積極的に参加し、日本語力に磨きをかけてほしい。
注意点:
小テスト・提出物・表現活動を60%程度、前期末試験を40%程度で評価する。作文コンクールに入賞した場合は、その内容に応じて加点する。状況に応じてシラバスを変更することがあるので、随時チェックすること。2022年7月02日修正。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス
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授業の進め方等について理解する。
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2週 |
日本語の表記(係り受け) 国語常識テスト① |
文の係り受けを正しく対応させられるようにする。 国語常識を身につける。
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3週 |
日本語の表記(文末表現の統一、話し言葉と書き言葉) 国語常識テスト② |
日本語の表記の特徴を理解する。 国語常識を身につける。
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4週 |
日本語の表記(敬語の分類と使い分け、適切な敬語) 国語常識テスト③ |
敬語の種類と機能について理解し、敬語を正しく運用する。 国語常識を身につける。
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5週 |
日本語の表記(仮名遣い) まとめ(実践トレーニング) |
日本語の表記の特徴を理解する。
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6週 |
面接の準備①(長所短所を見つめる) 国語常識テスト④ |
自分の魅力や特徴を分かりやすく印象的に伝える方法を理解する。 国語常識を理解する。
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7週 |
面接の準備②(効果的な自己PR) |
自分の魅力や特徴を分かりやすく印象的に伝える方法を理解する。
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8週 |
通信文の書き方①(便箋の書き方、手紙文の作成) 国語常識テスト⑤ |
手紙文の書き方を理解し、作成する。 国語常識を身につける。
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2ndQ |
9週 |
通信文の書き方②(添え状の作成、電子メールの書き方) |
添え状や電子メールの書き方を理解し、作成する。
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10週 |
原稿用紙の使い方 国語常識テスト⑥ |
原稿用紙の使い方を理解する。 国語常識を身につける。
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11週 |
文章力養成(短文にする、読点を効果的に使う) |
分かりやすい文を書くために、長すぎる文を短文にする手法を理解する。 国語常識を身につける。
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12週 |
文章力養成(曖昧な文を避ける) 国語常識テスト⑦ |
分かりやすい文を書くために、曖昧な文を避ける手法を理解する。 国語常識を身につける。
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13週 |
面接の準備③(志望動機をまとめる) 国語常識テスト⑧ |
説得力のある志望動機の書き方を理解し、作成する。
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14週 |
面接の準備④(模擬面接) |
面接における適切な対応のし方や言葉遣いを理解する。具体的で説得力のある答え方を身につける。
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15週 |
前期の復習と前期定期試験の説明 |
前期定期試験の範囲について理解する。
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16週 |
(前期定期試験) |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
(1)前期定期試験の返却 (2)プレゼンテーション課題の説明
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(1)定期試験の解答について理解する。 (2)プレゼンの課題について理解する。
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2週 |
(1)相手や場面に応じた会話 (3)国語常識テスト① |
(1)適切な話し方や言葉遣いについて理解する。 (2)国語常識を身につける。
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3週 |
(1)ショートプレゼンテーション発表① (2)国語常識テスト② |
(1)与えられた時間内で話す方法について理解する。 (2)国語常識を身につける。
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4週 |
(1)ショートプレゼンテーション発表② (2)国語常識テスト③ |
(1)聞き手のマナーについて理解する。 (2)国語常識を身につける。
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5週 |
(1)ショートプレゼンテーション発表③ (2)国語常識テスト④ |
(1)効果的なスライドの作成方法について理解する。 (2)国語常識を身につける。
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6週 |
(1)ショートプレゼンテーション発表④ (2)国語常識テスト⑤ |
(1)聞き手の印象に残る話し方について理解する。 (2)国語常識を身につける。
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7週 |
(1)ディベート①:試合方法(4対4)の説明。論題決めと班分け。 (2)国語常識テスト⑥ |
(1)ディベートの試合方法について理解する。 (2)国語常識を身につける。
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8週 |
(1)ディベート②:準備方法の説明。班別準備作業(リンクマップ作成、データ収集)。 |
論拠の立て方、データの集め方について理解し、実践する。
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4thQ |
9週 |
ディベート③:立論の説明。班別準備作業(立論作成、データ収集)。 |
説得力のある立論の書き方について理解し、実践する。
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10週 |
ディベート④:反論の説明。班別準備作業(反論対策、データ収集) |
効果的な反論の仕方について理解し、実践する。
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11週 |
ディベート⑤:試合リハーサル、第1試合 |
論理的な口頭表現の方法について理解し、実践する。
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12週 |
ディベート⑥:第2試合、第3試合 |
論理的な口頭表現の方法について理解し、実践する。
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13週 |
ディベート⑦:第4試合、第5試合 |
論理的な口頭表現の方法について理解し、実践する。
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14週 |
ディベート⑧:総括 (2)小論文①:反論を想定して書く |
(1)ディベートの反省点を今後に活かす。 (2)ディベートの手法を応用し、小論文を効果的に書く。
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15週 |
(1)小論文②:絵や写真を見て書く (2)「国語Ⅲ」の総括 |
(1)伝えたいことを正確に文章に書く。 (2)一年間に学んだことを振り返り、身についたことや反省点を今後に活かす姿勢を持つ。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 3 | |
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。 | 3 | |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 3 | |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 3 | |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 3 | |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 3 | |
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 3 | |
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。 | 3 | |
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 | 3 | |
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。 | 3 | |
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。 | 3 | |
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。 | 3 | |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 3 | |
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。 | 3 | |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 3 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 3 | |
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 3 | |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 3 | |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 3 | |
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。 | 2 | |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 3 | |
他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 3 | |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 3 | |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 3 | |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 2 | |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 3 | |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 3 | |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 3 | |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 2 | |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 2 | |
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。 | 2 | |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 3 | |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | |