電気回路II

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 電気回路II
科目番号 0070 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子創造工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 遠藤勲,鈴木靖著 「電気・電子系教科書シリーズ4 電気回路Ⅱ」
担当教員 大島 心平

到達目標

1.一端子対回路網,二端子対回路網、及び分布定数回路の基礎的な知識について理解し,平易な問題を解答することができること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1一端子対回路網,二端子対回路網、及び分布定数回路の基礎的な知識について明確に説明でき,これに関する演習問題を正確に解くことができる。一端子対回路網,二端子対回路網、及び分布定数回路の基礎的な知識について説明でき,これに関する演習問題を解くことができる。一端子対回路網,二端子対回路網、及び分布定数回路の基礎的な知識について説明できず,これに関する演習問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ④ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
一端子対回路網,二端子対回路網、及び分布定数回路について学ぶ。




授業の進め方・方法:
授業方法は講義と演習を組み合わせて行う。
必要に応じてプリント等の教材を配布する。
注意点:
定期試験後に再試験実施対象者については,別途申し伝える。
電気回路Ⅰの知識は習得済みとして講義を進める。
教科書とともにプリント等の教材を配布し,それを活用し講義を進める。
理解困難な点は学習相談に応じる。
※2021 4/7 注意点,授業の進め方と授業内容・方法の一部を修正
※2021 5/20 授業計画を一部加筆

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,一端子対回路網とイミタンス関数 一端子対回路網とイミタンス関数について理解する。
2週 一端子対回路網とイミタンス関数 一端子対回路網とイミタンス関数について理解する。
3週 リアクタンス関数の合成法 リアクタンス関数の合成法について理解する。
4週 リアクタンス関数の合成法 RC及びRL回路の合成について理解する。
5週 RC及びRL回路の合成 2端子対回路網の概要について理解する。
6週 2端子対回路網の概要,アドミタンス行列,インピーダンス行列 2端子対回路網の概要,アドミタンス行列の概要について理解する。
7週 アドミタンス行列,インピーダンス行列 アドミタンス行列およびインピーダンス行列について理解する。
8週 中間試験 これまで学習した内容について理解する。
2ndQ
9週 中間試験の解説,従属行列,その他の行列 中間試験の内容を理解する。従属行列,その他の行列について理解する。
10週 2端子対回路網の諸性質 2端子対回路網の諸性質について理解する。
11週 2端子対回路網(フィルタ) フィルタ回路について理解する。
12週 2端子対回路網(フィルタ) フィルタ回路の演習問題を解けるようにする。
13週 分布定数回路(基礎方程式) 分布定数回路の基礎方程式を理解する。
14週 分布定数回路(正弦波定常状態の基礎方程式) 分布定数回路の正弦波定常状態の基礎方程式を理解する。
15週 分布定数回路(特性インピーダンス、伝搬定数) 分布定数回路における特性インピーダンス、伝搬定数について理解する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧を説明できる。4
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。4
キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。4
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。4
R、L、C素子における正弦波電圧と電流の関係を説明できる。4
インピーダンスとアドミタンスを説明し、これらを計算できる。4
キルヒホッフの法則を用いて、交流回路の計算ができる。4
合成インピーダンスや分圧・分流の考え方を用いて、交流回路の計算ができる。4
直列共振回路と並列共振回路の計算ができる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力0000000
専門的能力70000030100
分野横断的能力0000000