マルチメディア工学

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 マルチメディア工学
科目番号 0086 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気電子創造工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 寺澤卓也,藤澤公也共著「メディア学大系 メディアICT」コロナ社
担当教員 干川 尚人

到達目標

1.マルチメディアシステムについて説明できること.
2.メディアデータの伝送技術と符号化について説明できること.
3.マルチメディア媒体・通信技術について説明できること.
4.情報メディアによるサービス技術について説明できること.
5.情報メディアとセキュリティ問題について説明できること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1マルチメディアシステムについて説明できる。マルチメディアシステムについて簡単に説明できる。マルチメディアシステムについて説明できない。
評価項目2マルチメディア媒体技術について説明できる。マルチメディア媒体技術について簡単に説明できる。マルチメディア媒体技術について説明できない。
評価項目3インターネット情報メディアとセキュリティ問題について説明できる。インターネット情報メディアとセキュリティ問題について簡単に説明できる。インターネット情報メディアとセキュリティ問題について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ④ 説明 閉じる
JABEE (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
マルチメディア技術の基本事項と,現代のICT社会におけるマルチメディアの位置づけとその周辺技術,およびアプリケーションについて学ぶ.
(補足資料として,K-SEC情報リテラシー教材を使用)
授業の進め方・方法:
授業計画に従い,講義形式で行う.情報処理技術は更新が著しいため,昨今の社会・技術状況に合わせた内容のレジュメを適宜配布する(教科書は要所の説明で活用する).試験範囲はこのレジュメも含めることに注意すること.また、期間中関連する課題を出題するので,期限までに提出すること.
課題 (20%)と中間・期末試験 (80%)の結果を総合して評価する。
注意点:
1.講義時間以外でも質問がある場合は応じる。
2.欠席等により授業内容を理解できなかった場合の責任は当人に求め、授業内容の欠損部分は本人の自習等による獲得を強く求める。
3.講義進度により若干の授業内容の変更がある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 マルチメディア工学概論 メディア学とICT マルチメディアの定義を理解する
2週 コンピュータ技術の変遷 コンピュータの歴史とマルチメディア工学のつながりを時系列で理解する
3週 ネットワーク通信技術 マルチメディアネットワークを支えるネットワーク技術の基本を理解する
4週 メディアデータの伝送技術 メディアデータの伝送方式や活用サービスについて理解する
5週 メディアデータの表現と符号化(1)オーディオ/ビデオ信号の符号化 音声、映像データに関する符号化技術について理解する
6週 メディアデータの表現と符号化(2)文字/画像の符号化 文字、画像データに関する符号化技術について理解する
7週 メディアの入出力装置 メディアサービスを実現する入出力装置について理解する
8週 中間試験 これまでの範囲を理解する
4thQ
9週 メディア記憶媒体(1)光メディア/磁気メディア 光/磁気メディア記録媒体技術とその適用領域を理解する
10週 メディア記憶媒体(2)半導体メディア 半導体メディア記録媒体技術とその適用領域を理解する
11週 ネットワークサービスと通信インフラ マルチメディアサービスを支えるネットワーク通信におけるインフラ技術について理解する
12週 インターネット情報メディア(1)クラウド技術 ソーシャルネットワーキングサービスや検索サービスなどの情報サービスとそれを支えるクラウド技術を理解する
13週 インターネット情報メディア(2)IoT技術 IoTの概念、適用領域を学び、IoT技術を理解する
14週 情報セキュリティ(1)情報の保護技術 情報メディアと保護技術について理解する
15週 情報セキュリティ(2)情報メディアとセキュリティ 情報メディアとセキュリティの関係性について理解する
16週 定期試験 これまでの範囲を理解する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野その他の学習内容メディア情報の主要な表現形式や処理技法について説明できる。4後8

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000