電気電子演習Ⅴ

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 電気電子演習Ⅴ
科目番号 0088 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子創造工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 わかりやすい応用数学,コロナ社,有末宏明 他
担当教員 井上 一道

到達目標

ラプラス変換の定義・基本法則に従い,基本関数に関してラプラス変換・逆ラプラス変換ができる(関連する複素関数論に関する計算も含む).
関連する概念の基本的な定義や基本法則を用いて計算ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ラプラス変換の定義・基本法則に従い,基本関数に関してラプラス変換・逆ラプラス変換について明確に説明でき,また,関連する複素関数論も含めた演習問題を正確に解くことができる。ラプラス変換の定義・基本法則に従い、基本関数に関してラプラス変換・逆ラプラス変換について説明でき,また,関連する複素関数論も含めた演習問題を解くことができる。ラプラス変換の定義・基本法則に従い、基本関数に関してラプラス変換・逆ラプラス変換について説明できず,また,関連する複素関数論も含めた演習問題を解くことができない。
評価項目2関連する概念に関する定義や基本法則について明確に説明でき,これに関する演習問題を正確に解くことができる。関連する概念に関する定義や基本法則について説明でき,これに関する演習問題を解くことができる。関連する概念に関する定義や基本法則について説明できず,これに関する演習問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ③ 説明 閉じる
JABEE (c) 説明 閉じる
JABEE (C) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ラプラス変換の定義・基本法則について学ぶとともに,基本関数に関してラプラス変換・逆ラプラス変換について学ぶ.
必要に応じて並行して,ベクトル解析,複素関数論,フーリエ変換の基礎も学習する.
授業の進め方・方法:
授業方法は講義と演習を中心とし、ときどき課題を出して解答の提出を求めることがある.
※実務との関係
本科目はラプラス変換および関連する基礎理論および応用について講義形式で授業を行うものである.
企業での3D-CAD設計・ロボット設計を担当したものが講義を行う.
注意点:
問題,課題などは必ず取り組み,理解を深めること.
本科目は制御工学,ロボット工学,応用制御工学と密接に関わる内容である.関連する科目の講義と合わせた理解を目指すこと.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、ベクトル解析の基本
ベクトルの基本法則について理解する
2週 ベクトル解析の基本 線積分,面積分について理解する
3週 複素解析(複素数) 複素数について理解する
4週 複素解析(正則関数) 正則関数について理解する
5週 複素解析(複素積分) 複素積分について理解する
6週 複素解析(テイラー展開) テイラー展開について理解する
7週 複素解析(孤立特異点と留数定理) 孤立特異点と留数定理について理解する
8週 前期中間試験 前期中間試験
2ndQ
9週 ラプラス変換(ラプラス変換の定義と例) ラプラス変換の定義と例について理解する
10週 ラプラス変換(ラプラス変換の性質) ラプラス変換の性質について理解する
11週 ラプラス変換(逆ラプラス変換) 逆ラプラス変換について理解する
12週 ラプラス変換(微分方程式への応用) 微分方程式へのラプラス変換の応用について理解する
13週 ラプラス変換(制御工学への応用) 制御工学におけるラプラス変換の応用について理解する
14週 演習問題1 演習問題を通じてこれまでの内容を理解する
15週 演習問題2 演習問題を通じてこれまでの内容を理解する
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学ベクトルの定義を理解し、ベクトルの基本的な計算(和・差・定数倍)ができ、大きさを求めることができる。3
平面および空間ベクトルの成分表示ができ、成分表示を利用して簡単な計算ができる。3
平面および空間ベクトルの内積を求めることができる。3
問題を解くために、ベクトルの平行・垂直条件を利用することができる。3
空間内の直線・平面・球の方程式を求めることができる(必要に応じてベクトル方程式も扱う)。3
微分方程式の意味を理解し、簡単な変数分離形の微分方程式を解くことができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000