マルチメディア工学

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 マルチメディア工学
科目番号 0110 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気電子創造工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 クリストファー・G・ブリントン,ムン・チャン共著「THE POWER OF NETWORKS 人々をつなぎ社会を動かす6つの原則」森北出版社
担当教員 干川 尚人

到達目標

1.マルチメディアシステムについて説明できること.
2.メディアデータの伝送技術と符号化について説明できること.
3.マルチメディア媒体・通信技術について説明できること.
4.情報メディアによるサービス技術について説明できること.
5.情報メディアとセキュリティ問題について説明できること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1マルチメディアシステムについて説明できる。マルチメディアシステムについて簡単に説明できる。マルチメディアシステムについて説明できない。
評価項目2マルチメディア媒体技術について説明できる。マルチメディア媒体技術について簡単に説明できる。マルチメディア媒体技術について説明できない。
評価項目3インターネット情報メディアとセキュリティ問題について説明できる。インターネット情報メディアとセキュリティ問題について簡単に説明できる。インターネット情報メディアとセキュリティ問題について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ④ 説明 閉じる
JABEE (A) 説明 閉じる
JABEE (d-1) 説明 閉じる
JABEE (g) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
マルチメディア技術の基本事項と,現代のICT社会におけるマルチメディアの位置づけとその周辺技術,およびアプリケーションについて学ぶ.
(補足資料として,K-SEC情報リテラシー教材を使用)
授業の進め方・方法:
授業計画に従い,講義形式で行う.情報処理技術は更新が著しいため,昨今の社会・技術状況に合わせた内容のレジュメを適宜配布する(教科書は要所の説明で活用する).試験範囲はこのレジュメも含めることに注意すること.また、期間中関連する課題を出題するので,期限までに提出すること.
課題 (20%)と中間・期末試験 (80%)の結果を総合して評価する。
注意点:
1.講義時間以外でも質問がある場合は応じる。
2.欠席等により授業内容を理解できなかった場合の責任は当人に求め、授業内容の欠損部分は本人の自習等による獲得を強く求める。
3.講義進度により若干の授業内容の変更がある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 マルチメディア工学概論 マルチメディア技術の変遷 マルチメディアの定義を理解する
2週 メディアデータの表現と符号化(1)アナログとディジタル アナログデータとディジタルデータの違いについて理解する
3週 メディアデータの表現と符号化(2)データの変調と伝送 メディアデータの伝送方式や活用サービスについて理解する
4週 メディアデータの表現と符号化(3)情報の符号化 音声、映像,画像,文字データに関する符号化技術について理解する
5週 記憶媒体技術(1)半導体メディア 半導体メディア記録媒体技術とその適用領域を理解する
6週 記憶媒体技術(2)光メディア 光メディア記録媒体技術とその適用領域を理解する
7週 記憶媒体技術(3)磁気メディア 磁気メディア記録媒体技術とその適用領域を理解する
8週 中間試験 これまでの範囲を理解する
4thQ
9週 コンピュータ技術の変遷 コンピュータの歴史とマルチメディア工学のつながりを時系列で理解する
10週 情報システムとその通信インフラ技術 マルチメディアサービスを支えるネットワーク通信におけるインフラ技術について理解する
11週 マルチメディア技術の現在 ソーシャルネットワーキングサービスや検索サービスなどの情報サービスとそれを支えるクラウド技術を理解する
12週 情報サービスを支えるコンピューティング技術 ビッグデータ,AI,IoT技術の概要を学び、その適用領域を理解する
13週 情報セキュリティ実習1 簡単な情報システムを構築し,セキュリティ問題を確認する実習(全270分)
14週 情報セキュリティ実習2 簡単な情報システムを構築し,セキュリティ問題を確認する実習(全270分)
15週 情報セキュリティ実習3 簡単な情報システムを構築し,セキュリティ問題を確認する実習(全270分)
16週 定期試験 これまでの範囲を理解する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野その他の学習内容メディア情報の主要な表現形式や処理技法について説明できる。4後8

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000