到達目標
システム工学の基本的内容を理解する。具体的には、横断型工学の理解、システムの基本(経済性、安全性、信頼性、スケジューリング、最適化、モデリング、シミュレーション)の理解と、システム学(ウィナーのアプローチとノイマンのアプローチ、シャノンの情報通信モデル、線形・非線形計画法、ゲーム理論、ニューラルネットワーク、遺伝的アルゴリズム、人工知能、人工生命)を理解する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
横断型科学技術としてのシステム工学の見方を理解する | 講義内容を、応用可能な形で理解できた | 講義内容を60%水準で習得できた | 講義内容の習得が60%に満たなかった |
システムの定義と必要性およびシステムの経済性,安全性,信頼性などを理解する | 講義内容を、応用可能な形で理解できた | 講義内容を60%水準で習得できた | 講義内容の習得が60%に満たなかった |
システム工学の応用的側面,例えば線型計画,戦略理論,コネクショニズム,人工生命と創発などを理解する | 講義内容を、応用可能な形で理解できた | 講義内容を60%水準で習得できた | 講義内容の習得が60%に満たなかった |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 ④
説明
閉じる
JABEE (A)
説明
閉じる
教育方法等
概要:
システムの基礎概念からシステム同定、システム開発に至る横断型システム論を学ぶ。
※実務との関係 この科目は,システム開発とシステム同定の基礎概念と最新のシステム同定手法等について講義形式で授業を行うものである。全15週の全てを計測制御分野の国内大手企業での計測同定システムの研究開発並びに設計に従事した者が担当する。
授業の進め方・方法:
学生に問いかけをしながら、理解度に応じて授業内容を入れ替えたり、例示を組み込んだりしながら最適な授業展開を行う。場合によっては最新の技術を見せたほうが良いと判断できれば、その都度映像教材を利用することもある。
2クラス合同の講義とする。
注意点:
双方向授業展開を心がけることと、学生において頭脳をフル回転させながら講義展開することを特徴とする。(登録3月12日)
【訂正】「前期」とありますが,今年度から実施は「後期」になります。この科目は学校選択科目ですが,学科カリキュラム上の必修科目です。教科書は8月ころに出版される予定のものを使用します。(2021年4月7日訂正)
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス、システムの定義 |
システムの定義を理解し例示可能なこと
|
2週 |
システムの表現と理解 |
ブロック線図と伝達関数の理解、順問題と逆問題、同定問題・設計問題・制御問題の理解
|
3週 |
システムと情報 |
シャノンの情報理論モデルの理解
|
4週 |
システム工学の必要性 |
工学とシステムの理解
|
5週 |
システムの経済性 |
経済性の理解
|
6週 |
システムの安全性 |
安全性の理解
|
7週 |
システムの信頼性 |
信頼性の理解
|
8週 |
システムのモデリング、評価、最適化 |
モデリング等にまつわる理解
|
4thQ |
9週 |
システムのスケジューリング |
スケジューリング等にまつわる理解
|
10週 |
横断型科学技術の考え方1量とその理論 |
量と数の理論の理解
|
11週 |
横断型科学技術の考え方2分析論と設計論 |
科学的と工学的の違いの理解
|
12週 |
ゲーム理論と戦略理論 |
ゲーム理論にまつわる諸問題の理解
|
13週 |
オペレーションズリサーチ |
線型・非線形計画法の理解
|
14週 |
ニューラルネットワークと遺伝的アルゴリズム |
実装論の理解
|
15週 |
人工知能と人工生命 |
人工知能、人工生命、創発の理解
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
専門的能力 | 15 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 15 |
分野横断的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 80 |