倫理・社会

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 倫理・社会
科目番号 0002 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『テオーリア 最新倫理資料集』第一学習社
担当教員 上野 哲

到達目標

1.倫理思想史を踏まえ,倫理学の基本原理を説明できる。
2.自分自身の価値観や常識への疑義を,時間と空間の認識に関する哲学的解釈を踏まえて抱き,解消に向けた思考ができる。
3.独我論と不可知論の考え方を理解し,批判的に説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1倫理思想史を踏まえ,倫理学の基本原理を正しく説明できる。倫理思想史を踏まえ,倫理学の基本原理を説明できる。倫理思想史を踏まえ,倫理学の基本原理を説明できない。
評価項目2自分自身の価値観や常識への疑義を,時間と空間の認識に関する哲学的解釈を踏まえて抱き,解消に向けた思考が正しくできる。自分自身の価値観や常識への疑義を,時間と空間の認識に関する哲学的解釈を踏まえて抱き,解消に向けた思考ができる。自分自身の価値観や常識への疑義を,時間と空間の認識に関する哲学的解釈を踏まえて抱き,解消に向けた思考ができない。
評価項目3独我論と不可知論の考え方を理解し,批判的に正しく説明できる。独我論と不可知論の考え方を理解し,批判的に説明できる。独我論と不可知論の考え方を理解し,批判的に説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ① 説明 閉じる

教育方法等

概要:
倫理学の基本原理の理解および時間と存在の問題、独我論と不可知論の考え方の理解と批判的考察に焦点を当てる。
授業の進め方・方法:
前半は倫理思想史を踏まえて倫理学の基本原理の理解に重点をおく。後半は時間と存在の問題、独我論と不可知論の考え方の理解と批判的考察に焦点を当てる。到達目標1~3.前期後期それぞれに実施する中間試験及び定期試験(計4回)において60%以上の得点により達成とする。
注意点:
特になし。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 倫理問題の解法
2週 倫理的思考の道具
3週 倫理学の2大基本原理
4週 功利主義
5週 規則功利主義と行為功利主義
6週 義務論(定言命法と仮言命法)
7週 自己決定とパターナリズム
8週 絶対主義と相対主義
2ndQ
9週 イデア論
10週 物自体
11週 ウソと事実
12週 物心二元論
13週 経験論と大陸合理論
14週 言葉と身体問題
15週 絶対的自分と相対的自分
16週 前期まとめ
後期
3rdQ
1週 「時間」という謎
2週 「存在」と「時間」
3週 ゼノンのパラドックス
4週 デモクリトスのパラドックス
5週 最小単位の存在証明
6週 ポアンカレの宇宙仮説
7週 空間の次元性
8週 独我論(1)―矛盾の共存―
4thQ
9週 独我論(2)―主客対置と意識の問題―
10週 独我論(3)―他我問題Ⅰ―
11週 独我論(4)―他我問題Ⅱ―
12週 独我論(5)―「みなし」構造―
13週 独我論(6)―概念と実存の優位性―
14週 独我論(7)―先入見は排除できるか―
15週 後期まとめ
16週 まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。3
諸思想や諸宗教において、自分が人としていかに生きるべきと考えられてきたかについて理解できる。3
諸思想や諸宗教において、好ましい社会と人間のかかわり方についてどのように考えられてきたかを理解できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000