無機材料

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 無機材料
科目番号 0014 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 片山恵一他「工学のための無機材料化学 セラミックスを中心に」 サイエンス社 (2006年)
担当教員 手塚 慶太郎

到達目標

1.セラミックスの概要・成形・焼結を説明できること。
2.構造・光・エネルギー・生体などのセラミックスを説明できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1セラミックスの概要・成形・焼結を明確に説明できるセラミックスの概要・成形・焼結を説明できるセラミックスの概要・成形・焼結を説明できない
評価項目2構造・光・エネルギー・生体などのセラミックスを明確に説明できる構造・光・エネルギー・生体などのセラミックスを説明できる構造・光・エネルギー・生体などのセラミックスを説明できない
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ③ 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 ④ 説明 閉じる
JABEE (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
セラミックスの基礎から応用まで幅広く講義する。
授業の進め方・方法:
中間試験、定期試験、課題や小テストの合計により評価する。
注意点:
課題として、興味を持つセラミックス材料を各自で調査し発表する場合もある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 概説 身の回りのセラミックス製品について理解する。
2週 成形・焼結① 成形・焼結法の基礎について理解する。
3週 成形・焼結② 成形・焼結法の応用分野について理解する。
4週 粒界・物質移動・固相反応等 セラミックスの粒界・物質移動・固相反応について理解する。
5週 ガラスの結晶化・複合化等 ガラスの結晶化・複合化について理解する。
6週 プロセッシング 粉体・単結晶・薄膜等 粉体・単結晶・薄膜について理解する。
7週 プロセッシング セメント・陶磁器等 セメント・陶磁器について理解する。
8週 前期中間試験 これまでの内容を理解する
2ndQ
9週 プロセッシング ガラス ガラスについて理解する。
10週 構造・熱関連材料 構造・熱関連材料について理解する。
11週 光学材料 光学材料について理解する。
12週 環境・エネルギー関連材料 環境・エネルギー関連材料について理解する。
13週 生体関連材料① 生体関連材料の基礎について理解する。
14週 生体関連材料② 生体関連材料の応用分野について理解する。
15週 生活関連材料 生活関連材料について理解する。
16週 前期定期試験 これまでの内容を理解する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野無機化学各種無機材料の機能発現や合成反応を結晶構造、化学結合、分子軌道等から説明できる。3前1
結晶の充填構造・充填率・イオン半径比など基本的な計算ができる。3前2,前3,前5
代表的な錯体の性質(色、磁性等)を説明できる。3前4,前5
セラミックス(ガラス、半導体等)、金属材料、炭素材料、半導体材料、複合材料等から、生活及び産業を支えるいくつかの重要な無機材料の用途・製法・構造等について理解している。3前1,前12,前13,前14,前15
現代を支える代表的な新素材を例に、その機能と合成方法、材料開発による環境や生命(医療)等、現代社会への波及効果について説明できる。3前12,前13,前14,前15
単結晶化、焼結、薄膜化、微粒子化、多孔質化などのいくつかについて代表的な材料合成法を理解している。3前6,前7,前9

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000