無機化学Ⅰ

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 無機化学Ⅰ
科目番号 0018 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 無機化学 基礎から学ぶ元素の世界 長尾宏隆・大山大 裳華房、配布プリント
担当教員 川越 大輔

到達目標

1~7,9,10 及び23~25 の基本的項目を、11~21,26~30 の項目では単体または化合物の製造方法・用途・構造と結合を理解し説明できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目11~7,9,10 及び23~25 の基本的項目を、11~21,26~30 の項目では単体または化合物の製造方法・用途・構造と結合を理解し明確に説明できること。1~7,9,10 及び23~25 の基本的項目を、11~21,26~30 の項目では単体または化合物の製造方法・用途・構造と結合を理解し説明できること。1~7,9,10 及び23~25 の基本的項目を、11~21,26~30 の項目では単体または化合物の製造方法・用途・構造と結合を理解し説明できない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
1~7,9,10 及び23~25 の基本的項目を、11~21,26~30 の項目では、単体または化合物の製造方法・用途・構造と結合を理解し説明できること。
授業の進め方・方法:
教科書ほか配布プリントなどが中心の講義。
試験(前期中間試験、前期定期試験、後期中間試験、後期定期試験)を90%、提出点(課題や小テストなど)を10%とする加重平均で算出し、60%以上の成績で達成とする。
注意点:
高校生が学習している化学の内容に加えて、4・5年生で学ぶ、材料工学や無機材料などの基礎を学ぶ。基礎的内容の理解の中で、化学が如何に身の廻りの物質、現象、生活と関わっているかを感じ取って欲しい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.エネルギー準位、電子雲,フントの法則、パウリの原理
量子数
基本的項目を理解し説明できること。
2週 2.エネルギー準位、電子雲,フントの法則、パウリの原理
量子数
基本的項目を理解し説明できること。
3週 3.エネルギー準位、電子雲,フントの法則、パウリの原理
量子数
基本的項目を理解し説明できること。
4週 4. 分子の結合と構造(共有、金属、イオン結合など 基本的項目を理解し説明できること。
5週 5. 分子の結合と構造(共有、金属、イオン結合など 基本的項目を理解し説明できること。
6週 6. 分子の結合と構造(共有、金属、イオン結合など 基本的項目を理解し説明できること。
7週 7. 分子の結合と構造(共有、金属、イオン結合など 基本的項目を理解し説明できること。
8週 8. 前期中間試験 基本的項目を理解し説明できること。
2ndQ
9週 9.電気陰性度・イオン化ポテンシャルと周期律 基本的項目を理解し説明できること。
10週 10.電気陰性度・イオン化ポテンシャルと周期律 基本的項目を理解し説明できること。
11週 11. 水素 単体または化合物の製造方法・用途・構造と結合を理解し説明できること。
12週 12. 水素 単体または化合物の製造方法・用途・構造と結合を理解し説明できること。
13週 13. 水素 単体または化合物の製造方法・用途・構造と結合を理解し説明できること。
14週 14. アルカリ金属元素とアルカリ土類金属元素 単体または化合物の製造方法・用途・構造と結合を理解し説明できること。
15週 15. アルカリ金属元素とアルカリ土類金属元素 単体または化合物の製造方法・用途・構造と結合を理解し説明できること。
16週
後期
3rdQ
1週 16. ハロゲン族元素 単体または化合物の製造方法・用途・構造と結合を理解し説明できること。
2週 17. ハロゲン族元素 単体または化合物の製造方法・用途・構造と結合を理解し説明できること。
3週 18. ハロゲン族元素 単体または化合物の製造方法・用途・構造と結合を理解し説明できること。
4週 19. 酸素族元素 単体または化合物の製造方法・用途・構造と結合を理解し説明できること。
5週 20. 酸素族元素 単体または化合物の製造方法・用途・構造と結合を理解し説明できること。
6週 21. 酸素族元素 単体または化合物の製造方法・用途・構造と結合を理解し説明できること。
7週 22. 後期中間試験 単体または化合物の製造方法・用途・構造と結合を理解し説明できること。
8週 23. 化学平衡、反応速度 基本的項目を理解し説明できること。
4thQ
9週 24. 化学平衡、反応速度 基本的項目を理解し説明できること。
10週 25. 原子核構造と放射能 放射線の種類・半減期・時代考証・核融合エネルギーを理解し、
説明できること。
11週 26. 窒素族元素 単体または化合物の製造方法・用途・構造と結合を理解し説明できること。
12週 27. 窒素族元素 単体または化合物の製造方法・用途・構造と結合を理解し説明できること。
13週 28. 炭素族元素 単体または化合物の製造方法・用途・構造と結合を理解し説明できること。
14週 29. 炭素族元素 単体または化合物の製造方法・用途・構造と結合を理解し説明できること。
15週 30. 炭素族元素 単体または化合物の製造方法・用途・構造と結合を理解し説明できること。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学化学(一般)化学(一般)代表的な金属やプラスチックなど有機材料について、その性質、用途、また、その再利用など生活とのかかわりについて説明できる。3
洗剤や食品添加物等の化学物質の有効性、環境へのリスクについて説明できる。3
物質が原子からできていることを説明できる。3
単体と化合物がどのようなものか具体例を挙げて説明できる。3
同素体がどのようなものか具体例を挙げて説明できる。3
原子の構造(原子核・陽子・中性子・電子)や原子番号、質量数を説明できる。3
同位体について説明できる。3
放射性同位体とその代表的な用途について説明できる。3
原子の電子配置について電子殻を用い書き表すことができる。3
価電子の働きについて説明できる。3
原子のイオン化について説明できる。3
代表的なイオンを化学式で表すことができる。3
原子番号から価電子の数を見積もることができ、価電子から原子の性質について考えることができる。3
元素の性質を周期表(周期と族)と周期律から考えることができる。3
イオン式とイオンの名称を説明できる。3
イオン結合について説明できる。3
イオン結合性物質の性質を説明できる。3
イオン性結晶がどのようなものか説明できる。3
共有結合について説明できる。3
構造式や電子式により分子を書き表すことができる。3
自由電子と金属結合がどのようなものか説明できる。3
金属の性質を説明できる。3
化学反応を反応物、生成物、係数を理解して組み立てることができる。3
酸・塩基の定義(ブレンステッドまで)を説明できる。3
酸・塩基の化学式から酸・塩基の価数をつけることができる。3
電離度から酸・塩基の強弱を説明できる。3
酸化還元反応について説明できる。3
イオン化傾向について説明できる。3
金属の反応性についてイオン化傾向に基づき説明できる。3
電気分解反応を説明できる。3
電気分解の利用として、例えば電解めっき、銅の精錬、金属のリサイクルへの適用など、実社会における技術の利用例を説明できる。3
ファラデーの法則による計算ができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90000010100
基礎的能力90000010100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000