1~7,9,10 及び23~25 の基本的項目を、11~21,26~30 の項目では単体または化合物の製造方法・用途・構造と結合を理解し説明できること。
概要:
1~7および9~15 では基本的項目を、16~22および24~30 の項目では単体または化合物の製造方法・用途・構造・結合を理解し説明できること。
授業の進め方・方法:
教科書ほか配布プリントなどが中心の講義。
試験(前期中間試験、前期定期試験、後期中間試験、後期定期試験)を90%、提出点(課題や小テストなど)を10%とする加重平均で算出し、60%以上の成績で達成とする。
次年度関連科目:無機化学Ⅱ
注意点:
高校生が学習している化学の内容に加えて、4年や5年で学ぶ、材料工学や無機材料などの基礎を学ぶ。基礎的内容の理解の中で、化学が身のまわりの物質、現象、生活と関わっているかを理解する。
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
1. ガイダンス、第1章、第2章 量子化・ボーアモデル
|
基本的項目を理解し説明できること。
|
2週 |
2. 第2章 量子力学・原子軌道 |
基本的項目を理解し説明できること。
|
3週 |
3. 第2章 量子数・電子スピン |
基本的項目を理解し説明できること。
|
4週 |
4. 第3章 電子配置・フントの法則 |
基本的項目を理解し説明できること。
|
5週 |
5. 第3章 有効核電荷・イオン化エネルギー・電子親和力 |
基本的項目を理解し説明できること。
|
6週 |
6. 第4章 化学結合 |
基本的項目を理解し説明できること。
|
7週 |
7. 第1~4章に関連する演習と復習スライド |
基本的項目を理解し説明できること。
|
8週 |
8. 前期中間試験 |
|
2ndQ |
9週 |
9. 第4章 電気陰性度・共鳴 |
基本的項目を理解し説明できること。
|
10週 |
10. 第4章 形式電荷・結合エネルギー |
基本的項目を理解し説明できること。
|
11週 |
11. 第5章 VSEPR |
基本的項目を理解し説明できること。
|
12週 |
12. 第5章 混成軌道・分子軌道理論 |
基本的項目を理解し説明できること。
|
13週 |
13. 第6章 水平化効果 HSAB則・溶媒など 第7章 体心立方格子・面心立方格子 |
基本的項目を理解し説明できること。
|
14週 |
14. 第4~7章に関連する演習 |
基本的項目を理解し説明できること。
|
15週 |
15. 放射線の種類・半減期・時代考証・核融合エネルギーと復習スライド |
基本的項目を理解し説明できること。
|
16週 |
|
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
16. 第5章 混成軌道 第5章 MO概要 |
単体または化合物の製造方法・用途・構造・結合を理解し説明できること。
|
2週 |
17. 第6章 水平化効果・HSAB 第7章 結晶充填率① |
単体または化合物の製造方法・用途・構造・結合を理解し説明できること。
|
3週 |
18. 第7章 結晶充填率② 工業化学とは |
単体または化合物の製造方法・用途・構造・結合を理解し説明できること。
|
4週 |
19. 第8章 水素の性質と製法 |
単体または化合物の製造方法・用途・構造・結合を理解し説明できること。
|
5週 |
20.第8章 水素の反応・水素化物・酸素の性質・結合次数 |
単体または化合物の製造方法・用途・構造・結合を理解し説明できること。
|
6週 |
21. 第8章 酸化物・オキソ酸・水素結合 |
単体または化合物の製造方法・用途・構造・結合を理解し説明できること。
|
7週 |
22.第9章 1族の物性①・NaCl |
単体または化合物の製造方法・用途・構造・結合を理解し説明できること。
|
8週 |
23. 後期中間試験 |
|
4thQ |
9週 |
24. 第9章1族の物性②・第9章 2族の物性① |
単体または化合物の製造方法・用途・構造・結合を理解し説明できること。
|
10週 |
25. 第9章 2族の物性② 工業化学的内容 NaOH・Na2CO3① |
単体または化合物の製造方法・用途・構造・結合を理解し説明できること。
|
11週 |
26. 工業化学的内容 Na2CO3② |
単体または化合物の製造方法・用途・構造・結合を理解し説明できること。
|
12週 |
27. 工業化学的内容 Ca関連 P関連 |
単体または化合物の製造方法・用途・構造・結合を理解し説明できること。
|
13週 |
28. 工業化学的内容 硫酸関連 |
単体または化合物の製造方法・用途・構造・結合を理解し説明できること。
|
14週 |
29. 第10章 14族、 第11章 17族 |
単体または化合物の製造方法・用途・構造・結合を理解し説明できること。
|
15週 |
30. 第11章 18族 |
単体または化合物の製造方法・用途・構造・結合を理解し説明できること。
|
16週 |
試験返却時・原子核 |
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学(一般) | 化学(一般) | 物質が原子からできていることを説明できる。 | 2 | |
単体と化合物がどのようなものか具体例を挙げて説明できる。 | 2 | |
同素体がどのようなものか具体例を挙げて説明できる。 | 2 | |
純物質と混合物の区別が説明できる。 | 2 | |
物質を構成する分子・原子が常に運動していることが説明できる。 | 2 | |
原子の構造(原子核・陽子・中性子・電子)や原子番号、質量数を説明できる。 | 2 | |
同位体について説明できる。 | 2 | |
放射性同位体とその代表的な用途について説明できる。 | 2 | |
原子の電子配置について電子殻を用い書き表すことができる。 | 2 | |
価電子の働きについて説明できる。 | 2 | |
原子のイオン化について説明できる。 | 2 | |
代表的なイオンを化学式で表すことができる。 | 2 | |
原子番号から価電子の数を見積もることができ、価電子から原子の性質について考えることができる。 | 2 | |
元素の性質を周期表(周期と族)と周期律から考えることができる。 | 2 | |
イオン式とイオンの名称を説明できる。 | 2 | |
イオン結合について説明できる。 | 2 | |
イオン結合性物質の性質を説明できる。 | 2 | |
イオン性結晶がどのようなものか説明できる。 | 2 | |
共有結合について説明できる。 | 2 | |
構造式や電子式により分子を書き表すことができる。 | 2 | |
自由電子と金属結合がどのようなものか説明できる。 | 2 | |
金属の性質を説明できる。 | 2 | |
電離について説明でき、電解質と非電解質の区別ができる。 | 2 | |
酸・塩基の定義(ブレンステッドまで)を説明できる。 | 2 | |
電離度から酸・塩基の強弱を説明できる。 | 2 | |
pHを説明でき、pHから水素イオン濃度を計算できる。また、水素イオン濃度をpHに変換できる。 | 2 | |
酸化還元反応について説明できる。 | 2 | |
イオン化傾向について説明できる。 | 2 | |
金属の反応性についてイオン化傾向に基づき説明できる。 | 2 | |
ダニエル電池についてその反応を説明できる。 | 2 | |
電気分解反応を説明できる。 | 2 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 無機化学 | 主量子数、方位量子数、磁気量子数について説明できる。 | 2 | |
電子殻、電子軌道、電子軌道の形を説明できる。 | 2 | |
パウリの排他原理、軌道のエネルギー準位、フントの規則から電子の配置を示すことができる。 | 2 | |
価電子について理解し、希ガス構造やイオンの生成について説明できる。 | 4 | |
元素の周期律を理解し、典型元素や遷移元素の一般的な性質を説明できる。 | 2 | |
イオン化エネルギー、電子親和力、電気陰性度について説明できる。 | 4 | |
イオン結合と共有結合について説明できる。 | 4 | |
基本的な化学結合の表し方として、電子配置をルイス構造で示すことができる。 | 4 | |
金属結合の形成について理解できる。 | 4 | |
代表的な分子に関して、原子価結合法(VB法)や分子軌道法(MO法)から共有結合を説明できる。 | 2 | |
電子配置から混成軌道の形成について説明することができる。 | 4 | |
結晶の充填構造・充填率・イオン半径比など基本的な計算ができる。 | 4 | |
配位結合の形成について説明できる。 | 2 | |
水素結合について説明できる。 | 4 | |
代表的な元素の単体と化合物の性質を説明できる。 | 2 | |