機器分析Ⅱ

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 機器分析Ⅱ
科目番号 0026 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 北森武彦・宮村一夫著「分析化学Ⅱ分光分析」丸善株式会社(2002)
担当教員 酒井 洋

到達目標

1. 原子と分子の構造とエネルギー準位、光と物質の相互作用の基礎、ならびに各種分析法の特徴、測定原理、機器の構成を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1原子と分子の構造とエネルギー準位、光と物質の相互作用の基礎、ならびに各種分析法の特徴、測定原理、機器の構成について明確に説明でき、これに関する演習問題を正確に解くことができる。原子と分子の構造とエネルギー準位、光と物質の相互作用の基礎、ならびに各種分析法の特徴、測定原理、機器の構成について説明でき、これに関する演習問題を解くことができる。原子と分子の構造とエネルギー準位、光と物質の相互作用の基礎、ならびに各種分析法の特徴、測定原理、機器の構成について明確に説明できず、これに関する演習問題を正確に解くことができない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
原子と分子の構造とエネルギー準位、光と物質の相互作用の基礎、ならびに各種分析法の特徴、測定原理、機器の構成について学ぶ。
授業の進め方・方法:
中間試験、定期試験と自学自習課題で評価する。
中間試験と定期試験(各90分)による点数の相加平均を80%、自学自習課題を20%として評価する。試験は自学自習の内容を含む。試験における持ち込みは不可。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 光と化学情報
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題・授業内容の要約
光と化学情報を理解する
2週 物質の構造とエネルギー準位、エネルギー準位とスペクトル
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題・授業内容の要約
物質の構造とエネルギー準位、エネルギー準位とスペクトルを理解する
3週 スペクトル記号、フント則、遷移則
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題・授業内容の要約
スペクトル記号、フント則、遷移則を理解する
4週 ランベルト・ベールの法則、モル吸光係数、発光分析、光の分散素子
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題・授業内容の要約
ランベルト・ベールの法則、モル吸光係数、発光分析、光の分散素子を理解する
5週 原子吸光分析法・ICP発光分析法
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題・授業内容の要約
原子吸光分析法・ICP発光分析法を理解する
6週 X線分光分析法(内殻準位・蛍光X線)
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題・授業内容の要約
X線分光分析法を理解する
7週 X線分光分析法(X線分光装置)
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題・授業内容の要約
X線分光分析法を理解する
8週 中間試験
自学自習項目: 解答できなかった問題の復習
2ndQ
9週 分子分光分析法(電子準位)
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題・授業内容の要約
分子分光分析法を理解する
10週 分子分光分析法(振動準位)
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題・授業内容の要約
分子分光分析法を理解する
11週 分子分光分析法(蛍光・りん光)
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題・授業内容の要約
分子分光分析法を理解する
12週 分子分光分析法(フランク=コンドン原理)
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題・授業内容の要約
分子分光分析法を理解する
13週 分子分光分析法(ラマン分光法)
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題・授業内容の要約
分子分光分析法を理解する
14週 電子分光分析法(XPS)
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題・授業内容の要約
電子分光分析法を理解する
15週 電子分光分析法(オージェ分光法)
自学自習項目: 教科書章末問題あるいは類似問題・授業内容の要約
電子分光分析法を理解する
16週 定期試験
自学自習項目: 解答できなかった問題の復習

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野無機化学主量子数、方位量子数、磁気量子数について説明できる。4
電子殻、電子軌道、電子軌道の形を説明できる。4
パウリの排他原理、軌道のエネルギー準位、フントの規則から電子の配置を示すことができる。4
代表的な分子に関して、原子価結合法(VB法)や分子軌道法(MO法)から共有結合を説明できる。4
分析化学光吸収について理解し、代表的な分析方法について説明できる。4
Lambert-Beerの法則に基づく計算をすることができる。4
無機および有機物に関する代表的な構造分析、定性、定量分析法等を理解している。4

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力0000000
専門的能力80200000100
分野横断的能力0000000