国語(3年)

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 国語(3年)
科目番号 0026 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『国語表現』『国語表現準拠ノート』(京都書房)、『パスポート国語必携国語常識の演習と確認(三訂版)』(桐原書店)
担当教員 中田 幸子

到達目標

1.日本語の特質を理解し、適切な運用と表現ができる。
2.日本語表現に関する知識を身に付け、実践に活かすことができる。
3.読み手を意識して、文章を書くことができる。
4.自らの言語能力を有機的に連関させ、他者と円滑なコミュニケーションをとることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本語の特質を明確に理解し、正確に適切な運用と表現ができる。日本語の特質を理解し、適切な運用と表現ができる。日本語の特質を明確に理解できず、正確に適切な運用と表現ができない。
評価項目2日本語表現に関する知識を身に付け、正確に実践に活かすことができる。日本語表現に関する知識を身に付け、実践に活かすことができる。日本語表現に関する知識を身に付け、正確に実践に活かすことができない。
評価項目3読み手を明確に意識して、正確に文章を書くことができる。読み手を意識して、文章を書くことができる。読み手を明確に意識できず、正確に文章を書くことができない。
評価項目4明確に自らの言語能力を有機的に連関させ、他者と円滑なコミュニケーションを正確にとることができる。自らの言語能力を有機的に連関させ、他者と円滑なコミュニケーションをとることができる。明確に自らの言語能力を有機的に連関させることができず、他者と円滑なコミュニケーションを正確にとることができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ① 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 ② 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 ⑥ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
国語表現に関わる基本的な知識を身に付け、特に話す・聞く・書く・読むという言語活動に関わる実践的能力を伸ばすことを目的とする。
授業の進め方・方法:
授業は講義・演習形式で行う。適宜、『S メソッドによる伝え合う力のトレーニング』(本校教員)を用いる。
注意点:
 前期(中間・期末)試験を 40%程度、課題提出物・小テストを 30%程度、口頭発表を 30%程度で評価する。その他に授業に対する取り組みへの積極性、漢検や読書体験記、各種コンクールにおける入賞なども、その内容に応じて評価に加える。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.ガイダンス、自己紹介文 授業の進め方・評価方法について理解する。
2週 2.日本語の歴史① 日本語の歴史的変遷について理解する。
3週 3.日本語の歴史② 日本語の歴史的変遷について理解する。
4週 4.日本語の歴史③ 日本語の歴史的変遷について理解する。
5週 5.日本語の語彙 日本語の語彙について理解する。
6週 6.日本語の文法① 表現の方法(口頭表現・論理構成)を理解する。
7週 7.日本語の文法② 表現の方法(口頭表現・論理構成)を理解する。
8週 8.前期中間試験 これまでの範囲を理解する。
2ndQ
9週 9.試験答案の返却と解答 試験の解答を理解する。
10週 10.談話とテクスト① 日本語のコミュニケーションの特徴について理解する。
11週 11.談話とテクスト② 日本語のコミュニケーションの特徴について理解する。
12週 12.待遇表現・敬語① コミュニケーションにおける敬語の機能について理解する。
13週 13.待遇表現・敬語② コミュニケーションにおける敬語の機能について理解する。
14週 14.日本語の文体 書きことばと話しことばの違いなど、日本語の文体について理解する。
15週 15.日本語の方言 日本語の方言と標準語の関係について理解する。
16週 (前期定期試験)、試験答案の返却・解説 これまでの範囲を理解する。
後期
3rdQ
1週 1.若者ことば、広告のことば 最近のことばを観察する。
2週 2.課題①(通信文を書く・手紙文) 表現の方法(表現・論理構成)を理解する。
3週 3.口頭表現①(聞く力) 表現の方法(口頭表現・傾聴・客観的分析)を理解する。
4週 4.口頭表現②(インタビュー) 表現の方法(口頭表現・傾聴・論理的思考・客観的分析)を理解する。
5週 5.名文と悪文 相手に伝わりやすい文章を書くことができる。
6週 6.課題②(意見文を書く) 表現の方法(文章表現・論理構成)を理解する。
7週 7.課題③(随筆を書く) 表現の方法(文章表現・論理構成)を理解する。
8週 8.課題⑤(実用文を書く・履歴書) 表現の方法(文章表現・論理構成)を理解する。
4thQ
9週 9.口頭表現③(ディベート) 表現の方法(口頭表現・傾聴・論理的思考・客観的分析)を理解する。
10週 10.口頭表現④(ディベート) 表現の方法(口頭表現・傾聴・論理的思考・客観的分析)を理解する。
11週 11.口頭表現⑤(ディベート) 表現の方法(口頭表現・傾聴・論理的思考・客観的分析)を理解する。
12週 12.口頭表現⑥(プレゼンテーション) 表現の方法(口頭表現・傾聴・論理的思考・客観的分析)を理解する。
13週 13.口頭表現⑦(プレゼンテーション) 表現の方法(口頭表現・傾聴・論理的思考・客観的分析)を理解する。
14週 14.口頭表現⑧(プレゼンテーション) 表現の方法(口頭表現・傾聴・論理的思考・客観的分析)を理解する。
15週 15.提出物の返却と評価 この授業の評価について理解する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。2
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。2
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3

評価割合

試験提出物・小テスト発表態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合403030000100
基礎的能力403030000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000