人間と科学Ⅱ(社会学Ⅱ)

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 人間と科学Ⅱ(社会学Ⅱ)
科目番号 0028 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 神谷悠介『ゲイカップルのワークライフバランス』新曜社
担当教員 神谷 悠介

到達目標

(1)家族社会学の主要な概念・理論・方法を習得することができる。
(2)ジェンダー・セクシュアリティ・階層・エスニシティなどの視点から家族をめぐる問題を考察することができる。
(3)個人化・多様化する家族への法的保障のあり方を検討することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1家族社会学の主要な概念・理論・方法を正しく習得することができる。家族社会学の主要な概念・理論・方法を習得することができる。家族社会学の主要な概念・理論・方法を習得することができない。
評価項目2ジェンダー・セクシュアリティ・階層・エスニシティなどの視点から家族をめぐる問題を正しく考察することができる。ジェンダー・セクシュアリティ・階層・エスニシティなどの視点から家族をめぐる問題を考察することができる。ジェンダー・セクシュアリティ・階層・エスニシティなどの視点から家族をめぐる問題を考察することができない。
評価項目3個人化・多様化する家族への法的保障のあり方を正しく検討することができる。個人化・多様化する家族への法的保障のあり方を検討することができる。個人化・多様化する家族への法的保障のあり方を検討することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
家族社会学の主要な概念・理論・方法に注目する。具体的にはジェンダー・セクシュアリティ・階層・エスニシティなどの視点から家族をめぐる問題を考察し、個人化・多様化する家族への法的保障のあり方を検討する。
授業の進め方・方法:
上記3点について、前期中間試験、前期末試験、後期中間試験、後期末試験、および授業内課題によって評価する。前期中間試験・前期末試験・後期中間試験・後期末試験を80%、授業内課題を20%で評価する。
注意点:
特になし。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 1.ガイダンス 授業の到達目標および基礎概念を確認する。
2週 2.家族をめぐる諸問題 家族をジェンダー、多様性、階層などから考察する。
3週 3.ジェンダー――性別役割分業 家族における性別役割分業の問題を理解する。
4週 4.家族の多様性 家族の多様性を時代・社会などの次元から把握する。
5週 5.階層と格差 階層と格差の視点から家族をめぐる問題を考察する。
6週 6.グローバル化する家族1 グローバル化の中での国際結婚の変容を捉える。
7週 7.グローバル化する家族2 外国人家事労働者に関する問題を理解する。
8週 8.中間試験 ここまでの内容を復習する。
4thQ
9週 9.少子高齢化社会における介護と家族 介護をめぐって家族に生じる問題を理解する。
10週 10.墓と弔いのゆくえ 墓と弔いは社会の変容を反映することを理解する。
11週 11.シェアハウジング 近年広がりつつあるシェアハウジングを考察する。
12週 12.親密なパートナー関係の多様化1 法律婚・事実婚をめぐる問題を理解する。
13週 13.親密なパートナー関係の多様化2 同性婚をめぐる問題を理解する。
14週 14.多様な関係性への法的保障1 個人単位アプローチを検討する。
15週 15.多様な関係性への法的保障2 親密性・ケア・生活の分節化アプローチを検討する。
16週 後期定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000