微生物工学

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 微生物工学
科目番号 0029 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 青木 健次 『微生物学』 化学同人(2011)
担当教員 髙屋 朋彰

到達目標

1.微生物を通して生物学の基礎を学び、微生物の細胞学的特長・生理学的特長について、説明できる。
2.微生物による物質生産について、説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1微生物を通して生物学の基礎を学び、微生物の細胞学的特長・生理学的特長について、明確に説明できる。微生物を通して生物学の基礎を学び、微生物の細胞学的特長・生理学的特長について、説明できる。微生物を通して生物学の基礎を学び、微生物の細胞学的特長・生理学的特長について、説明できない。
評価項目2微生物による物質生産について、明確に説明できる。微生物による物質生産について、説明できる。微生物による物質生産について、説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
微生物を通して生物学の基礎(微生物の細胞学的特長、生理学的特長、物質生産など)について学ぶ。
授業の進め方・方法:
達成目標1-2:各到達目標について、中間試験・定期試験・自学自習課題での関連問題において60%以上の成績で達成とする。中間試験・定期試験は、自学自習課題の内容を含む。
2回の試験(中間試験,定期試験:各90分)の相加平均を70%,自学自習課題を30%として評価する。
注意点:
1.予習は次週用の課題について,下調べをしておく.
2.復習は課題を行う.
3.学習相談には,その都度応じる.
4.全課題提出者(全15回)に対し,再試験を行う.再試験の合格基準は80点以上とする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 微生物の取り扱い方 微生物の取り扱い方について、理解する。
2週 微生物の細胞構造(1) 微生物の細胞構造について、理解する。
3週 微生物の細胞構造(2) 微生物の細胞構造について、理解する。
4週 微生物の代謝・栄養と増殖(1) 微生物の代謝・栄養と増殖について、理解する。
5週 微生物の代謝・栄養と増殖(2) 微生物の代謝・栄養と増殖について、理解する。
6週 微生物の代謝・栄養と増殖(3) 微生物の代謝・栄養と増殖について、理解する。
7週 微生物の種類と分類(1) 微生物の種類と分類について、理解する。
8週 中間試験
2ndQ
9週 微生物の種類と分類(2) 微生物の種類と分類について、理解する。
10週 微生物の種類と分類(3) 微生物の種類と分類について、理解する。
11週 微生物の遺伝と遺伝子工学(1) 微生物の遺伝と遺伝子工学について、理解する。
12週 微生物の遺伝と遺伝子工学(2) 微生物の遺伝と遺伝子工学について、理解する。
13週 微生物の遺伝と遺伝子工学(3) 微生物の遺伝と遺伝子工学について、理解する。
14週 微生物の応用(1) 微生物の応用について、理解する。
15週 微生物の応用(2) 微生物の応用について、理解する。
16週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野基礎生物原核生物と真核生物の違いについて説明できる。4
核、ミトコンドリア、葉緑体、細胞膜、細胞壁、液胞の構造と働きについて説明できる。4
葉緑体とミトコンドリアの進化の説について説明できる。4
代謝、異化、同化という語を理解しており、生命活動のエネルギーの通貨としてのATPの役割について説明できる。4
DNAの構造について遺伝情報と結びつけて説明できる。4
遺伝情報とタンパク質の関係について説明できる。4
生物化学ヌクレオチドの構造を説明できる。4
DNAの二重らせん構造、塩基の相補的結合を説明できる。4
DNAの半保存的複製を説明できる。4
RNAの種類と働きを列記できる。4
コドンについて説明でき、転写と翻訳の概要を説明できる。4
解糖系の概要を説明できる。4
クエン酸回路の概要を説明できる。4
酸化的リン酸化過程におけるATPの合成を説明できる。4
嫌気呼吸(アルコール発酵・乳酸発酵)の過程を説明できる。4
生物工学原核微生物の種類と特徴について説明できる。4
真核微生物(カビ、酵母)の種類と特徴について説明できる。4
微生物の増殖(増殖曲線)について説明できる。4
微生物の育種方法について説明できる。4
微生物の培養方法について説明でき、安全対策についても説明できる。4
アルコール発酵について説明でき、その醸造への利用について説明できる。4
食品加工と微生物の関係について説明できる。4
抗生物質や生理活性物質の例を挙げ、微生物を用いたそれらの生産方法について説明できる。4
微生物を用いた廃水処理・バイオレメディエーションについて説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力0000000
専門的能力70000030100
分野横断的能力0000000