遺伝子工学

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 遺伝子工学
科目番号 0036 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 Eric E. Corn (著), George Bruening (著), Paul K. Stumpf (著), Roy H. Doi (著) 「生化学」(1988)東京化学同人
担当教員 笹沼 いづみ

到達目標

1.遺伝子の構造とその役割について説明できる。 
2.遺伝子の検出と塩基配列決定について説明できる。
3. 組換えDNAまたは遺伝子のクローニングを行うとき、その基本操作の流れを簡単に説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1遺伝子の構造とその役割について正確に説明できる。遺伝子の構造とその役割について説明できる。遺伝子の構造とその役割について説明できない。
評価項目2遺伝子の検出と塩基配列決定について正確に説明できる。遺伝子の検出と塩基配列決定について説明できる。遺伝子の検出と塩基配列決定について説明できない。
評価項目3組換えDNAまたは遺伝子のクローニングを行うとき、その基本操作の流れを詳細に説明できる組換えDNAまたは遺伝子のクローニングを行うとき、その基本操作の流れを簡単に説明できる組換えDNAまたは遺伝子のクローニングを行うとき、その基本操作の流れを説明できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
遺伝子工学の基礎部分である遺伝子の構造から遺伝子組み換えの操作についてまでを学ぶ.
講義はスライド資料による教授と専用プリントにより行う.
授業の進め方・方法:
1. 授業方法は講義と演習を組み合わせて行う.
2. 授業内容に応じて演習問題を課題として出し,解答の提出を求める.
注意点:
学生へのメッセージ
予習は次週用の課題について用語、構造式など分からないものについて調べておく。
復習は課題を行なう。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 細胞の構造と細胞内小器官の役割 細胞の構造と細胞内小器官の役割を理解する
2週 細胞周期 細胞周期について理解する
3週 核酸の構造 核酸の構造について理解する
4週 核酸の高次構造 核酸の高次構造 について理解する
5週 複製と転写 複製と転写について理解する
6週 翻訳と翻訳後修飾 翻訳と翻訳後修飾について理解する
7週 ラクトースオペロン ラクトースオペロンについて理解する
8週 中間試験
2ndQ
9週 遺伝子ライブラリー(核酸の抽出) 遺伝子ライブラリー(核酸の抽出)について理解する
10週 遺伝子ライブラリー(遺伝子増幅) 遺伝子ライブラリー(遺伝子増幅)について理解する
11週 遺伝子ライブラリー(ベクター, 核酸関連酵素) 遺伝子ライブラリー(ベクター, 核酸関連酵素)について理解する
12週 遺伝子の検出 遺伝子の検出方法について理解する
13週 制限酵素地図 制限酵素地図について理解する
14週 塩基配列決定法 塩基配列決定法とその応用について理解する
15週 塩基配列決定法 塩基配列決定法とその応用について理解する
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野基礎生物核、ミトコンドリア、葉緑体、細胞膜、細胞壁、液胞の構造と働きについて説明できる。4前1
DNAの構造について遺伝情報と結びつけて説明できる。4前3
遺伝情報とタンパク質の関係について説明できる。4前6
染色体の構造と遺伝情報の分配について説明できる。4前2
細胞周期について説明できる。4前2
ゲノムと遺伝子の関係について説明できる。4前12
生物化学ヌクレオチドの構造を説明できる。4前3
DNAの二重らせん構造、塩基の相補的結合を説明できる。4前3
DNAの半保存的複製を説明できる。4前4
RNAの種類と働きを列記できる。4前5
コドンについて説明でき、転写と翻訳の概要を説明できる。4前6

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50000050100
基礎的能力0000000
専門的能力50000050100
分野横断的能力0000000