概要:
有機化学、生物化学、化学工学の実験を行う。
授業の進め方・方法:
1 試験において60%以上の得点により達成とする。
2 実験および報告書を評価し、60%以上の成績で達成とする。
3 発表の内容を設定基準により評価し、60%以上の成績で達成とする。
原則として次の項目により評価する。
1.中間試験(10%)2.実験の実施状況と報告書(75%)3.発表(15%)
注意点:
1.予習、復習は確実に行うこと。すなわち、実験前日にはテキストを充分に読み、内容を把握しておくこと。
2.予習として、実験目的、理論、実験方法をまとめてくること。(実験開始時に担当教員がチェックする。)
3.実験に用いる器具、装置の使い方に慣れるように努力すること。実験データは逐次記録する。実験中に起きた現
象を良く観察し、疑問点等はメモすること。
4.安全に実験が行えるよう常に注意すること。特に、生体材料の取扱いは十分注意すること。
5.定められた期間までに担当教員に実験レポートを提出すること。1週間以上遅れたレポートは受理しない。
6.再レポートは各教員の指示に従う。
7.レポートは適切な教科書等を参考にして作成すること。WEB からの単純な引用は認めない。
8.すべてのレポートを提出しない場合は、評価の対象外とする。
9.質問等はメールでも受け付けます。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
○有機合成化学分野[亀山] 1. パン酵母によるアセト酢酸エチルの不斉還元(3週) |
専門分野別実験の注意点・概要・内容を説明できる
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2週 |
○有機合成化学分野[亀山] 2. エステルのGrignard 反応(3週) |
専門分野別実験の注意点・概要・内容を説明できる
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3週 |
○微生物学分野[高屋] 1. 微生物の増殖速度の測定、原核微生物と真核微生物の観察 |
専門分野別実験の注意点・概要・内容を説明できる
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4週 |
○微生物学分野[高屋] 2. DNA の分離と定量 |
専門分野別実験の注意点・概要・内容を説明できる
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5週 |
○微生物学分野[高屋] 3. 分子ふるいクロマトグラフィーによるタンパク質の分離 |
専門分野別実験の注意点・概要・内容を説明できる
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6週 |
○化学工学分野[田中・加島] 1. 単蒸留 |
専門分野別実験の注意点・概要・内容を説明できる
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7週 |
○化学工学分野[田中・加島] 2. 定圧濾過 |
専門分野別実験の注意点・概要・内容を説明できる
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8週 |
○化学工学分野[田中・加島] 3. 固体乾燥 |
専門分野別実験の注意点・概要・内容を説明できる
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2ndQ |
9週 |
○化学工学分野[田中・加島] 4. 拡散 |
専門分野別実験の注意点・概要・内容を説明できる
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10週 |
○化学工学分野[田中・加島] 5. 管内流動と流体輸送 |
専門分野別実験の注意点・概要・内容を説明できる
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11週 |
○化学工学分野[田中・加島] 6. 強制対流伝熱 |
専門分野別実験の注意点・概要・内容を説明できる
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12週 |
○化学工学分野[田中・加島] 7. 反応速度の測定と応用 |
専門分野別実験の注意点・概要・内容を説明できる
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13週 |
○化学工学分野[田中・加島] 8. 次元解析 |
専門分野別実験の注意点・概要・内容を説明できる
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14週 |
○エンジニアリングデザイン分野[笹沼・武・酒井・田中・高屋・加島] 上記の分野に関連した発展的あるいは複合的なテーマを実施し、発表を行う。 |
エンジニアリングデザイン実験を計画し、その注意点・概要・内容を説明できる
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15週 |
上記の3つの分野について、1つのテーマについて2週ずつ、3つのテーマの実験を行う。また、中間試験を行い、発表会を行う。その後エンジニアリングデザインの実験と発表を行う。 |
実験内容を発表し、質疑応答できる
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
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2週 |
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3週 |
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4週 |
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5週 |
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6週 |
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7週 |
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8週 |
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4thQ |
9週 |
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10週 |
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11週 |
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 分析化学 | Lambert-Beerの法則に基づく計算をすることができる。 | 4 | |
溶媒抽出を利用した分析法について説明できる。 | 4 | |
クロマトグラフィーの理論と代表的な分析方法を理解している。 | 4 | |
特定の分析装置を用いた気体、液体、固体の分析方法を理解し、測定例をもとにデータ解析することができる。 | 4 | |
分野別の工学実験・実習能力 | 化学・生物系分野【実験・実習能力】 | 有機化学実験 | 加熱還流による反応ができる。 | 4 | |
蒸留による精製ができる。 | 4 | |
吸引ろ過ができる。 | 4 | |
再結晶による精製ができる。 | 4 | |
分液漏斗による抽出ができる。 | 4 | |
薄層クロマトグラフィによる反応の追跡ができる。 | 4 | |
融点または沸点から生成物の確認と純度の検討ができる。 | 4 | |
収率の計算ができる。 | 4 | |
分析化学実験 | 代表的な定性・定量分析装置としてクロマト分析(特にガスクロ、液クロ)や、物質の構造決定を目的とした機器(吸光光度法、X線回折、NMR等)、形態観察装置としての電子顕微鏡の中の代表的ないずれかについて、その原理を理解し、測定からデータ解析までの基本的なプロセスを行うことができる。 | 4 | |
固体、液体、気体の定性・定量・構造解析・組成分析等に関して必要な特定の分析装置に関して測定条件を選定し、得られたデータから考察をすることができる。 | 4 | |
生物工学実験 | 光学顕微鏡を取り扱うことができ、生物試料を顕微鏡下で観察することができる。 | 4 | |
滅菌・無菌操作をして、微生物を培養することができる。 | 4 | |
適切な方法や溶媒を用いて、生物試料から目的の生体物質を抽出し、ろ過や遠心分離等の簡単な精製ができる。 | 4 | |
分光分析法を用いて、生体物質を定量することができる。 | 4 | |
クロマトグラフィー法または電気泳動法によって生体物質を分離することができる。 | 4 | |