到達目標
1. 科学技術時代の到来に伴う新たな研究者倫理が必要になった背景を理解できる。
2. これからの時代に必要とされる研究職としての職業倫理について説明できる。
3. 研究倫理分野の問題解決策について,卒業研究に取り組む高専5年生として,説得力を伴う持論を展開できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 科学技術時代の到来に伴う新たな研究者倫理が必要になった背景を正しく理解できる。 | 科学技術時代の到来に伴う新たな研究者倫理が必要になった背景を理解できる。 | 科学技術時代の到来に伴う新たな研究者倫理が必要になった背景を理解できない。 |
評価項目2 | これからの時代に必要とされる研究職としての職業倫理について正しく説明できる。 | これからの時代に必要とされる研究職としての職業倫理について説明できる。 | これからの時代に必要とされる研究職としての職業倫理について説明できない。 |
評価項目3 | 研究倫理分野の問題解決策について,卒業研究に取り組む高専5年生として,説得力を伴う持論を正しく展開できる。 | 研究倫理分野の問題解決策について,卒業研究に取り組む高専5年生として,説得力を伴う持論を展開できる。 | 研究倫理分野の問題解決策について,卒業研究に取り組む高専5年生として,説得力を伴う持論を展開できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
応用倫理学とりわけ科学技術倫理をめぐる理解を深めることで研究者/企業人としての倫理観を高めることに重点をおく。
授業の進め方・方法:
科学技術倫理をめぐるトピックを扱い、ポートフォリオを作成する。達成目標1,2及び3について,全15回の授業を通して作成するポートフォリオで判断する。
ポートフォリオの提出は,第4講,第7講,第10講,第13講後の4回とする。ポートフォリオの評価基準の概要は以下の通りである。
●毎回の授業において設定した設問に対する考察(予習レポート)
レポートの評価基準 [設問条件の理解] 設問の内容を理解している。(2点)
[論理性] 論理的に記述されている。(2点)
[持論の展開]持論を展開している。(2点)
●3講に1回の割合で課す課題に対する考察(長文レポート)
レポートの評価基準 [設問条件の理解] 設問の条件を踏まえている。(2点)
[課題内容理解] 課題の内容を理解している。(2点)
[論理性] 論理的に記述されている。(2点)
[独自性] 独創的な視点に基づいて論述を試みている。(2点)
[現実性] 現実的な考察をおこなっている。(2点)
[説得力]論理的・現実的な考察を独自の視点でおこなっている。(2点)
●ポートフォリオ全体の作成
評価基準 [体系性]体系的に整理されて作成されている。(7点)
上記項目について,4回のポートフォリオ提出の際に点数化し,合計点(1回25点満点×4回提出=合計100点満点)が60%以上の場合、達成とする。
注意点:
特になし。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
科学技術時代の研究者倫理 ― 理想的な研究者とは ― |
左記内容を理解する
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2週 |
倫理的不正行為に着目した科学技術史の再考 |
左記内容を理解する
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3週 |
研究者の倫理的不正行為が生じる背景 ― 生命倫理分野の問題(1)生殖技術の発展と権利の問題 ― |
左記内容を理解する
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4週 |
研究者の倫理的不正行為が生じる背景 ― 生命倫理分野の問題(2)日本の生命観と西欧の生命観 ― |
左記内容を理解する
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5週 |
研究者の倫理的不正行為が生じる背景 ― 生命倫理分野の問題(3)スポーツとドーピング問題 ― |
左記内容を理解する
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6週 |
研究者の倫理的不正行為が生じる背景 ― 生命倫理分野の問題(4)「性」と「身体」の問題 ― |
左記内容を理解する
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7週 |
研究者の倫理的不正行為が生じる背景 ― 生命倫理分野の問題(5)「健康」と「標準値」の関係 ― |
左記内容を理解する
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8週 |
研究者の倫理的不正行為が生じる背景 ― 生命倫理分野の問題(6)脳死と臓器移植 ― |
左記内容を理解する
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4thQ |
9週 |
研究者の倫理的不正行為が生じる背景 ― 環境倫理分野の問題(1)「ハード/ソフトゾーニング」― |
左記内容を理解する
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10週 |
倫理的な研究者になるための実践法を考える(1)― ホイッスルブローイング ― |
左記内容を理解する
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11週 |
倫理的な研究者になるための実践法を考える(2)― 似非科学との対決 ― |
左記内容を理解する
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12週 |
倫理的な研究者になるための実践法を考える(3)― 科学ジャーナリズムとの共存 ― |
左記内容を理解する
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13週 |
倫理的な研究者になるための実践法を考える(4)― サラリーマン研究者としての社会的責任 ― |
左記内容を理解する
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14週 |
倫理的な研究者になるための実践法を考える(5)― 一般市民としての社会的責任 ― |
左記内容を理解する
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15週 |
倫理的な研究者になるための実践法を考える(6)― 軍事研究と研究資金 ― |
左記内容を理解する
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16週 |
まとめ |
左記内容を理解する
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 | 0 | 50 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 | 0 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |