環境有機化学

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 環境有機化学
科目番号 0132 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『実感する化学』NTS,廣瀬千秋訳
担当教員 西井 圭

到達目標

1.地球環境の化学的性質の概略について説明できること.
2.太陽光の化学的利用と環境有機化学について説明できること.
3. 環境保全を目的としたエネルギーの利用と有機化学について説明できること.
4.環境に調和した有機・高分子合成について具体例を挙げて説明できること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1地球環境の化学的性質の概略について正確に説明できること.地球環境の化学的性質の概略について説明できること.地球環境の化学的性質の概略について説明できない.
評価項目2太陽光の化学的利用と環境有機化学について正確に説明できること.太陽光の化学的利用と環境有機化学について説明できること.太陽光の化学的利用と環境有機化学について説明できない.
評価項目3環境保全を目的としたエネルギーの利用と有機化学について正確に説明できること.環境保全を目的としたエネルギーの利用と有機化学について説明できること.環境保全を目的としたエネルギーの利用と有機化学について正確に説明できない.
評価項目4環境に調和した有機・高分子合成について具体例を挙げて正確に説明できること.環境に調和した有機・高分子合成について具体例を挙げて説明できること.環境に調和した有機・高分子合成について具体例を挙げて説明できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ④ 説明 閉じる
JABEE (D) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
有機化学・高分子化学・生物有機化学に関して,最近の環境有機化学分野に貢献する発見,技術,材料を調査・紹介する.
授業の進め方・方法:
1.2回の試験(中間試験・定期試験:80%) 
2.提出物・プレゼンテーション(20%)
3.試験での教科書,参考書,ノートおよびそれらのコピーの持ち込みは不可とする.
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 近年のPET分解菌
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
PET分解菌について理解する
2週 近年のPE分解酵素
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
PE分解酵素について理解する
3週 環境低負荷に貢献する石油を合成する藻類
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
石油を合成する藻類について理解する
4週 環境低負荷なセルロースナノファイバー
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
セルロースナノファイバーについて理解する
5週 環境適合性キチンナノファイバー
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
キチンナノファイバーについて理解する
6週 有機金属錯体を用いた人工光合
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
人工光合について理解する
7週 環境低負荷な電流発生菌
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
電流発生菌について理解する
8週 【前期中間試験】 中間試験までの内容の理解度を確認する
2ndQ
9週 近年の有機金属錯体を用いたアンモニア合成技術
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
近年のアンモニア合成技術について理解する
10週 近年の有機薄膜太陽電池材料
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
有機薄膜太陽電池材料について理解する
11週 近年のCO2を用いた有機合成
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
CO2を用いた有機合成について理解する
12週 ミドリムシが生成する環境調和型燃料
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
ミドリムシが生成する燃料について理解する
13週 近年の生物を模倣した環境有機材料1
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
人工合成されたクモの糸について理解する
14週 生物を模倣した環境有機材料2
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
人工合成されたヤモリテープについて理解する
15週 環境調和型天然高分子サクラン
予習:参考書の該当部分を理解する。
復習:参考書章末問題あるいは類似問題を解く。
天然高分子サクランについて理解する
16週 【前期定期試験】 中間試験後から15週までの内容の理解度を確認する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合801000010100
基礎的能力0000000
専門的能力801000010100
分野横断的能力0000000