Course Objectives
1.太陽系の誕生･地球の生い立ちと構造に関して説明できること。
2.生物の誕生が地球におよぼした影響と、地球生命体の特徴が説明できること。
3.分類学や生態学の視点から生物進化を理解し、生態ピラミッドや多様性について説明できること。
4.代謝(同化と異化)について理解し、生体触媒である酵素(タンパク質)の分子構造やその特性が説明できること。
5.メンデルの法則からＤＮＡの複製･転写･翻訳に至るまで、広く遺伝現象が説明できること。
Rubric
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| 評価項目1 | 太陽系の誕生から地球の特殊性が説明できる。 | 太陽系の成り立ちから惑星･衛星の構成が説明できる。 | 太陽系･惑星･衛星等の説明ができない。 |
| 評価項目2 | 太陽系で、地球だけが生命が存在していることによる影響が説明できる。 | 地球型生命体の特徴が説明できる。 | 地球だけに生命が存在しているのか説明できない。 |
| 評価項目3 | 生命が誕生してから地球だけが特別な惑星に変化していったことが説明できる。 | 生命が誕生した地球環境について説明できる。 | 生命の進化が地球にどのような影響を与えたか説明できない。 |
| 評価項目4 | 代謝(同化と異化)について理解し、地球で生命体が繁栄してきたことが説明できる。 | 代謝(同化と異化)について説明できる。 | 生体内の複雑な反応について代謝の概念が説明できない。 |
| 評価項目5 | メンデルの法則からＤＮＡの構造･タンパク質の構造･多様性等が生命現象を担っていることを説明できる。 | ＤＮＡがタンパク質の設計図であり転写･翻訳に関する説明ができる。 | ＤＮＡ･ＲＮＡ･タンパク質の関連性が説明できない。 |
Assigned Department Objectives
Teaching Method
Outline:
宇宙の始まりから銀河･太陽系･惑星･衛星･彗星等の基本的な知識を身に着け、その後、地球だけが特殊な環境で有ったかを認識し生命の誕生を理解する。また、生命によって地球だけが特別な進化を経て来たことを化学的・生物学的観点から理解しうえで、現在の生き物の多様性や生態系について学習する。
一方、19世紀にメンデルが提唱した法則にも触れたうえで、20世紀後半から急速に発達してきた分子生物学についてもある程度高いレベルで学習し、生物学に限らず、医学･薬学･農学等の理学系全般に応用のきく知識を身に着ける。
Style:
講義中心であるが演示実験や野外調査等も行う場合有り。テーマによっては課題提出を義務づける。また、教科書の内容に準じて講義を進めるのではなく、(教科書は参考書として使用) 随時、解説プリントや演習問題プリントを配布する。
Notice:
臨機応変に多岐にわたる新しい項目（流行した病気･天災･バイオテクノロジーの話題など科学全般）を取り入れていく予定である。
Course Plan
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Theme |
Goals |
| 1st Semester |
| 1st Quarter |
| 1st |
１．ガイダンス：生物学の位置づけ 基本知識のｱﾝｹｰﾄ |
生物学の位置づけと一般的常識の確認
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| 2nd |
２．太陽系の誕生・地球の生い立ちと生命 |
太陽系誕生から惑星･衛星の成り立ちが説明できる。
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| 3rd |
３．地球の大気と内部構造 |
地球の歴史における大気や内部構造が説明できる。
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| 4th |
４．生物の分類と進化（学名・和名・種の定義） |
生物の進化と分類学の関係が説明できる。
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| 5th |
５．細胞の構造と機能（状況によって学内植生調査） |
基本的な細胞内小器官について説明できる。
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| 6th |
６．生体膜の成分と分子構造・細胞内小器官の進化 |
生体膜の分子構造と細胞内小器官の進化について説明できる。
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| 7th |
７．地球環境と生物の多様性･生態系･バイオーム |
現在繁栄している生物相のメカニズムについて説明できる。
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| 8th |
８．前期中間試験(進度によっては課題提出) |
授業の進み具合によっては、課題を提出し評価の対象とする。
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| 2nd Quarter |
| 9th |
９．答案返却と説明 |
理解度の低かった項目について説明できるように再度解説を重ねる。
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| 10th |
１０．代謝：同化と異化（光合成・呼吸等の仕組み） |
光合成と好気呼吸を中心に、代謝について説明できる。
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| 11th |
１１．物質循環とエネルギーの流れ |
有機物を中心にした炭素の循環について説明できる。
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| 12th |
１２．光合成色素と可視光線 |
代表的な光合成色素を認識し、可視光線と光合成との関係について説明できる。
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| 13th |
１３．タンパク質の分子構造 |
アミノ酸の構造式からペプチド～三次･四次構造が説明できる。
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| 14th |
１４．酵素の性質･働きと分子構造 |
触媒としての酵素の性質について説明できる。
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| 15th |
１５．酵素の反応速度 |
酵素濃度･基質濃度･反応速度･生成物量の関係が説明できる。
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| 16th |
１６．答案返却と説明 メンデルの法則（二遺伝子雑種） |
二つの遺伝子が関わる現象について説明できる。
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| 2nd Semester |
| 3rd Quarter |
| 1st |
１７．一遺伝子～ｎ遺伝子雑種・自家受粉等） |
二つ以上の遺伝子の関係と子孫に伝わる遺伝形質の発現が説明できる。
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| 2nd |
１８．自家受粉等 演習問題 |
自家受粉の演習問題と進化における意味を説明できる。
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| 3rd |
１９．特殊な遺伝 |
一般的なメンデル則に従わない遺伝現象も説明できる。
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| 4th |
２０．性染色体と伴性遺伝 演習問題 |
Ｘ染色体Ｙ染色体が説明でき、♀♂の決定様式が説明できる。
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| 5th |
２１．遺伝子の正体 |
遺伝子がＤＮＡであることが証明されるまでの経緯が説明できる。
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| 6th |
２２．ＤＮＡ･ＲＮＡの分子構造 |
ＤＮＡと三種類のＲＮＡの構造が説明できる。
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| 7th |
２３．後期中間試験 |
メンデルの法則と、その後の分子遺伝学につながる内容の理解度を試す。
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| 8th |
２４．答案返却と説明 遺伝のメカニズム |
理解度の低かった項目の説明とＤＮＡの役割を説明できる。
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| 4th Quarter |
| 9th |
２５．セントラルドグマ：複製・転写・翻訳 |
ＤＮＡの複製と転写･翻訳について説明できる。
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| 10th |
２６．転写･翻訳に関する計算問題 |
練習プリントを配布し、前週の内容を確認する。
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| 11th |
２７．バイオテクノロジーの概要と展望 |
バイオテクノロジーの概念と今後の展開について説明できる。
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| 12th |
２８．遺伝子組み替え・細胞融合 |
定番となったバイオテクノロジーの技術が説明できる。
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| 13th |
２９．ＰＣＲ法・アンチセンス法 他 |
ＤＮＡに関係する技術が、現在どのように応用されているのか説明できる。
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| 14th |
３０．科学全般 最近の話題 |
状況によって、地震・津波・気候変化や近年流行した病気等についてトピックスとして解説する。
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| 15th |
３１．答案返却と評価方法の説明 |
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| 16th |
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Evaluation Method and Weight (%)
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | Total |
| Subtotal | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
| 基礎的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
| 専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |