建築構造システム

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 建築構造システム
科目番号 0011 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「図解事典建築のしくみ」・彰国社、「建築構造用教材」・日本建築学会編
担当教員 大島 隆一

到達目標

1.建築部材等の名称を具体的に示すことができる。
2.各種構造形式の性質や特徴等について具体的に示すことができる。
3.建物の仕組み等について具体的に説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1建築部材等の名称を具体的かつ正確に示すことができる 。建築部材等の名称を具体的に示すことができる。建築部材等の名称を具体的に示すことができない。
評価項目2各種構造形式の性質や特徴等について具体的かつ正確に示すことができる。各種構造形式の性質や特徴等について具体的に示すことができる。各種構造形式の性質や特徴等について具体的に示すことができない。
評価項目3建物の仕組み等について具体的かつ正確に説明できる。建物の仕組み等について具体的に説明できる。建物の仕組み等について具体的に説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ③ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建築構造物として、鉄筋コンクリート造、鉄骨造、木造、その他の構造、に分けて、その構造体の仕組みに的を絞って学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業方法は講義(板書)を基本とし、また、対象構造物のイントロダクションでは「できるまで」のビデオにて学ぶ。
注意点:
建築部材の名称や専門用語をそのしくみ・形状をイメージしながら学ぶ。
各部材の構成を立体的にイメージできるようにトレーニングする。
普段から建築を見て、そのしくみをイメージする、また把握する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス(建築学体系、シラバス、試験、教科書)、建築物とは、建物構成、RC 造の出来るまでビデオ 建築物とは、建物構成の概要を理解する
2週 鉄筋コンクリート構造:RC 造の主材料、特徴、形式 RC 造の主材料、特徴、形式を理解する
3週 鉄筋コンクリート構造:RC 造のラーメン構造、壁式構造 RC 造のラーメン構造、壁式構造を理解する
4週 鉄筋コンクリート構造:RC 造の壁式、基礎/鉄骨構造:S 造の出来るまでビデオ RC 造の壁式、基礎を理解する
5週 鉄骨構造:S 造の特徴、形式、骨組 S 造の特徴、形式、骨組を理解する
6週 鉄骨構造:S 造の鋼材、ボルト、溶接、柱脚、その他 S 造の鋼材、ボルト、溶接、柱脚、その他を理解する
7週 木質構造:W 造の特徴 W 造の特徴を理解する
8週 中間試験(RC 造と S 造) これまでの範囲を理解するを理解する
2ndQ
9週 試験回答説明、木質構造:W 造の出来るまでビデオ 試験問題を理解するを理解する
10週 木質構造:W 造の形式 W 造の形式を理解する
11週 木質構造:W 造の基礎、床組 W 造の基礎、床組を理解する
12週 木質構造:W 造の軸組、壁・耐力壁、小屋組、屋根 W 造の軸組、壁・耐力壁、小屋組、屋根を理解する
13週 木質構造:W 造の接合・継手・仕口、接合金物 W 造の接合・継手・仕口、接合金物を理解する
14週 その他の構造:混構造、PCa 工法、平板構造、組積造・補強コンクリートブロック構造、SRC/CFT 造 混構造、PCa 工法、平板構造、組積造・補強コンクリートブロック構造、SRC/CFT 造を理解する
15週 その他の構造:PC 構造、チューブ構造、メガストラクチャ、トラス・スペースフレーム、吊り構造・張弦梁構造、アーチ・ヴォー
ルト構造、シェル構造、折板構造、膜構造
PC 構造、チューブ構造、メガストラクチャ、トラス・スペースフレーム、吊り構造・張弦梁構造、アーチ・ヴォー
ルト構造、シェル構造、折板構造、膜構造を理解する
16週 定期試験(W造と その他の構造) これまでの範囲を理解する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野材料建築材料の特徴・分類を説明できる。2
木材の種類について説明できる。2
近年の木材工業製品(集成材、積層材など)の種類について説明できる。2
コンクリート製品(ALC、プレキャストなど)の特徴について説明できる。2
建築用鋼製品(丸鋼・形鋼・板など)の特徴・性質について説明できる。2
2次製品壁材(たとえばALC、コンクリートプレキャスト板など)の種類と性質について理解している。2
構造建築構造の成り立ちを説明できる。2
建築構造(W造、RC造、S造、SRC造など)の分類ができる。3
建築物に働く力について説明できる。2
骨組構造物の種類やその安定・不安定について理解している。1
トラスの種類を説明でき、トラスの部材力の意味について説明できる。1
ラーメンやその種類について説明できる。2
木構造の特徴・構造形式について説明できる。3
木材の種類・性質について説明することが出来る。2
木材の接合について説明できる。3
基礎、軸組み、小屋組み、床組み、階段、開口部などの木造建築の構法を説明できる。3
木造枠組み壁構法について説明できる。2
S造の特徴・構造形式について説明できる。3
鋼と鋼材の性質について説明できる。2
鉄筋コンクリート造(ラーメン構造、壁式構造、プレストレストコンクリート構造など)の特徴・構造形式について説明できる。3
鉄筋材料の種類・性質について説明できる。2
コンクリート材料の種類・性質について説明できる。3
基礎形式(直接、杭)の分類ができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000