概要:
この授業では、イノベーションの重要性を理解し、基本的な課題解決手法を用いて決められた課題に対してグループで解決する体験をとおして、グループワークの基本について学ぶ。課題は決められた性能を満足する独創的な紙製ブーメランの製作である。
授業の進め方・方法:
クラスおよび学科混成の5名程度の小グループでグループワークを行う。数グループに1人の割合で教員がファシリテーションとして付く。製作したブーメランは競技会で性能を確かめるとともにグループの取り組み成果をポスター形式で発表してもらう。
注意点:
授業は視聴覚室および体育館にて行う。冬場の体育館は寒いので各自防寒対策(上着や座布団など)をすること。最終的なブーメランの性能よりも、製作過程でのグループへの貢献度や積極性、コミュニケーションの態度などを評価する。
この科目では試験は実施しない。6つの到達目標のうち1つでも到達しない場合には科目不合格となる。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。 | 2 | 後2,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。 | 2 | 後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
集団において、集団の意見を聞き、自分の意見も述べ、目的のために合意形成ができる。 | 2 | 後7,後8,後9,後10,後13,後14 |
目的達成のために、考えられる提案の中からベターなものを選び合意形成の上で実現していくことができ、さらに、合意形成のための支援ができる。 | 2 | 後7,後8,後9,後10,後13,後14 |
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、そこから主要な原因を見出そうと努力し、解決行動の提案をしようとしている。 | 2 | 後7,後8,後9,後10 |
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、発見した課題について主要な原因を見出し、論理的に解決策を立案し、具体的な実行策を絞り込むことができる。 | 2 | 後7,後8,後9,後10 |
態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | チームワークの必要性・ルール・マナーを理解し、自分の感情の抑制、コントロールをし、他者の意見を尊重し、適切なコミュニケーションを持つとともに、当事者意識を持ち協調して共同作業・研究をすすめることができる。 | 2 | 後2,後3,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後13,後14 |
組織やチームの目標や役割を理解し、他者の意見を尊重しながら、適切なコミュニケーションを持つとともに、成果をあげるために役割を超えた行動をとるなど、柔軟性を持った行動をとることができる。 | 2 | 後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後13,後14 |
先にたって行動の模範を示すことができる。口頭などで説明し、他者に対し適切な協調行動を促し、共同作業・研究をすすめことができる。 | 2 | 後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後13,後14 |
目指すべき方向性を示し、先に立って行動の模範を示すことで他者に適切な協調行動を促し、共同作業・研究において、系統的に成果を生み出すことができる。リーダーシップを発揮するために、常に情報収集や相談を怠らず自身の判断力をも磨くことができる。 | 2 | 後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後13,後14 |