到達目標
1.木質構造の材料特性、構造的特徴を具体的に説明できる。
2.建築基準法と住宅性能表示の位置付けを説明できる。
3.壁量計算等によって2階建て住宅の構造安全性を評価できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
木質構造の材料特性、構造的特徴を具体的に説明できる。 | 木質構造の材料特性、構造的特徴を十分に理解し、明確に説明できる。 | 木質構造の材料特性、構造的特徴を概ね理解し、説明できる。 | 木質構造の材料特性、構造的特徴を説明できない。 |
建築基準法と住宅性能表示の位置付けを説明できる。 | 建築基準法と住宅性能表示の位置付けを十分に理解し、明確に説明できる。 | 建築基準法と住宅性能表示の位置付けを概ね理解し、説明できる。 | 建築基準法と住宅性能表示の位置付けを説明できない。 |
壁量計算等によって2階建て住宅の構造安全性を評価できる。 | 2階建て住宅の構造安全性を壁量計算で評価できる。 | 2階建て住宅の構造安全性を壁量計算で概ね評価できる。 | 2階建て住宅の構造安全性を壁量計算で評価できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 ③
説明
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JABEE (C)
説明
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教育方法等
概要:
この授業では、主に木造住宅を題材として授業を進めていく。2階建て以下の木造住宅は、ほとんどが壁量計算と呼ばれる手法で構造安全性の検証が行われている。それなので、本科目の内容は構造系の学生に限らず、計画系の学生にとっても習得すべき内容である。
授業の進め方・方法:
講義と演習を並行して進めていく。演習の際は、適宜プリントを配布する。
注意点:
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
木構造とは-木質構造、軸組構法 |
木質構造の各種構法についてまとめることができる。
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2週 |
木質構造の特徴(材料・構造) |
木質材料の特徴についてまとめることができる。
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3週 |
木質構造の特徴(構造) |
建築基準法施行令第3章3節を理解できる。
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4週 |
木質構造の法的規制-建築基準法 |
建築基準法と住宅性能表示についてまとめることができる。
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5週 |
木質構造の法的規制-耐震・防耐火 |
木質構造の耐震・防耐火規制についてまとめることができる。
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6週 |
木質構造の構造計画 |
木質構造建物の設計事例についてまとめることができる。
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7週 |
木質構造の構造計画 |
構造計画の特徴等を精査することができる。
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
モデルプラン建物の面積計算 |
建築基準法と住宅性能表示の床面積の違いを理解し、説明できる。
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10週 |
基準法壁量の計算 |
基準法に基づく壁量の検討・評価が行える。
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11週 |
準耐力壁等の検討 |
耐力壁と準耐力壁の違いを理解し、評価できる。
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12週 |
性能表示壁量の計算 |
住宅性能表示に基づく壁量の検討・評価が行える。
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13週 |
バランス良い壁配置の検討 |
4分割法によるバランス良い壁配置の評価ができる。
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14週 |
接合部の検討 |
仕様規定による筋交端部と柱頭柱脚接合部の評価ができる。
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15週 |
接合部の検討 |
N値計算による柱頭柱脚接合部の評価ができる。
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16週 |
定期試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 構造 | 木構造の特徴・構造形式について説明できる。 | 4 | |
木材の接合について説明できる。 | 4 | |
基礎、軸組み、小屋組み、床組み、階段、開口部などの木造建築の構法を説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 演習課題 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 25 |
専門的能力 | 50 | 25 | 0 | 0 | 0 | 0 | 75 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |