創造演習ⅢA

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 創造演習ⅢA
科目番号 0021 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義・演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 なし
担当教員 本多 良政

到達目標

1.2次元の建築図面を CAD で作成できる
2.3次元 CAD の基本的な作図手法を説明できる
3.表計算ソフトを利用して簡単な分析ができる
4.Visual Basic for Applications(略して VBA)を活用し、何らかの処理プログラムを作成できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目12次元の建築図面を CAD で正確に作成できる2次元の建築図面を CAD で作成できる2次元の建築図面を CAD で作成できない
評価項目23次元 CAD の基本的な作図手法を明確に説明できる3次元 CAD の基本的な作図手法を説明できる3次元 CAD の基本的な作図手法を説明できない
評価項目3表計算ソフトを利用して簡単な分析が正確にできる表計算ソフトを利用して簡単な分析ができる表計算ソフトを利用して簡単な分析ができない
評価項目4Visual Basic for Applications(略して VBA)を活用し、何らかの処理プログラムを正確に作成できるVisual Basic for Applications(略して VBA)を活用し、何らかの処理プログラムを作成できるVisual Basic for Applications(略して VBA)を活用し、何らかの処理プログラムを作成できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ⑤ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
CAD、3DCAD、エクセル、ワード、VBA、数値計算、データ処理を学ぶ。
授業の進め方・方法:
2コマ授業の前半をCAD関係、後半を表計算・プログラミング関係で実施する。
学科内PCを個々人が利用して行う演習授業が基本となる。
演習内容により、提出物を求める。
注意点:
1.リポート作成や卒業研究・設計等でのコンピュータの利用頻度が高いので、目的意識をしっかりもって授業にあたること。
2.建築CADは基本事項と応用を短期間で学ぶことになるが、もっと身につける必要があると感じた学生は積極的に自己学習を進める。
3.コンピュータ利用が社会的にも必須であり、それを自分なりの活用ができるようになって欲しい。
4.プログラミングはとにかく自分でやってみる事が大切である。情報科学教育研究センターのパソコンもしくは個人パソコンを使って果敢に取り組んで欲しい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 前半:CAD 基本1
後半:VBA の基本操作
前半:CAD 基本を理解する
後半:VBA の基本操作を理解する
2週 前半:CAD 基本 2
後半:セルの操作と変数
前半:CAD 基本操作を理解しノートを提出する
後半:セルの操作と変数を理解する
3週 前半:CAD 平面図演習
後半:簡単な計算のプログラミング
前半:CAD 平面図演習として下書き・躯体・建具を描く
後半:簡単な計算のプログラミングを実践しプログラミングを理解する
4週 前半:CAD 平面敷地図演習
後半:分岐処理(1)
前半:CAD 平面敷地図演習として敷地、寸法、図面枠等を描く
後半:分岐処理を理解する
5週 前半:CAD 平面敷地図演習
後半:分岐処理(2)
前半:CAD 平面敷地図演習として必要なツールを網羅した図面をプリント提出する
後半:分岐処理を理解する
6週 前半:CAD断面図演習
後半:繰り返し処理(1)
前半:CAD断面図演習として下書き・躯体・建具を描く
後半:繰り返し処理を理解する
7週 前半:CAD断面図演習
後半:繰り返し処理(2)
前半:CAD断面図演習として必要なツールを網羅した図面をプリント提出する
後半:繰り返し処理を理解する
8週 前半:CAD立面図演習
後半:配列(1)
前半:CAD立面図演習として必要なツールを網羅した図面をプリント提出する
後半:配列を理解する
2ndQ
9週 前半:プレゼンテーション画像処理テクニック演習、CAD図面活用テクニック演習
後半:配列(2)
前半:プレゼンテーション画像処理テクニック、CAD図面活用テクニックを理解する
後半:配列を理解する
10週 前半:プレゼンテーションCAD図面活用演習
後半:サブプロシージャの活用
前半:プレゼンテーションCAD図面活用演習としてプレゼンに効く手法を実践しプリント提出する
後半:サブプロシージャの活用を理解する
11週 前半:Vectorworks 2次元図面練習
後半:図形描画(1)
前半:Vectorworks 2次元図面を理解する
後半:図形描画を理解する
12週 前半:Vectorworks 2次元図面練習
後半:図形描画(2)
前半:Vectorworks 2次元図面をテキストによる演習で完成した成果をプリント提出する
後半:図形描画を理解する
13週 前半:Vectorworks3次元練習
後半:VBA 総合演習
前半:Vectorworks 3次元を理解する
後半:VBA 総合演習としてこれまでの範囲を理解する
14週 前半:Vectorworks3次元練習
後半:ポートフォリオの作成
前半:Vectorworks 3次元をテキストによる演習で完成した成果をプリント提出する
後半:これまでの範囲を総合しポートフォリを作成開始する
15週 前半:情報セキュリティー教育
後半:ポートフォリオの作成
前半:情報セキュリティーについて理解する
後半:これまでの範囲を総合しポートフォリを完成させる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。3
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3
専門的能力分野別の専門工学建築系分野設計・製図ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。3
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合000007575
基礎的能力0000000
専門的能力12.500012.57575
分野横断的能力0000000