建築環境工学Ⅱ

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 建築環境工学Ⅱ
科目番号 0026 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 井上書院・最新建築環境工学改訂4版
担当教員 佐藤 篤史

到達目標

1.建築環境工学Ⅰの知識を建築と関連づけて説明出来る。
2.換気・通風の計画が出来る、理論を説明出来る。
3.レベル表示を理解し、基礎的な音響計画または騒音対策の理論を説明出来る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1建築環境工学Ⅰの知識を建築と関連づけて明確に説明出来る。建築環境工学Ⅰの知識を建築と関連づけて説明出来る。建築環境工学Ⅰの知識を建築と関連づけて説明出来ない。
評価項目2換気・通風の計画が出来る、理論を明確に説明出来る。換気・通風の計画が出来る、理論を説明出来る。換気・通風の計画が出来る、理論を説明出来ない。
評価項目3レベル表示を理解し、基礎的な音響計画または騒音対策の理論を明確に説明出来る。レベル表示を理解し、基礎的な音響計画または騒音対策の理論を説明出来る。レベル表示を理解し、基礎的な音響計画または騒音対策の理論を説明出来ない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ④ 説明 閉じる
JABEE (A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
前半には室内で発生する汚染物質および室内換気計画の理論を講義する。後半では室内音響計画及び騒音対策の理論を講義するとともに、騒音計による実測調査を行う。
授業の進め方・方法:
講義を主体としながら、適宜実験や演習を行う。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 室内の汚染物質について 空気汚染の種類と室内空気環境基準について説明できる
2週 必要換気量の計算方法 必要換気量について計算できる。
3週 換気方式の種類と特性 自然換気と機械換気について説明ができる。
4週 換気と通風の力学・開口部の合成 開口部の合成が出来る
5週 換気の計算(風力換気) 風力による換気量計算が出来る。
6週 換気の計算(重力換気) 重力による換気量計算が出来る
7週 通風の計画 通風について説明が出来る
8週 中間試験
2ndQ
9週 物理音響学の基礎 音の単位について説明できる。
10週 レベルの合成・距離減衰 レベルの合成、距離減衰の計算が出来る
11週 室内外の音響実測 騒音計による実測が出来る
12週 遮音・透過損失 遮音について説明出来る
13週 吸音及び吸音材料の性質 遮音材料の仕組み、音響計画について説明できる
14週 音響計画・残響時間 吸音と遮音、残響について説明できる。
15週 騒音の評価 騒音の評価基準を説明出来る
16週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野環境・設備空気汚染の種類と室内空気環境基準について説明できる。4
必要換気量について計算できる。4前1,前2
自然換気と機械換気について説明ができる。4前3
音の単位について説明できる。4前9
聴覚の仕組みについて説明できる。4前9
音心理の三大特性、大きさとうるささ、音の伝搬、減衰、回折について説明できる。4前9
吸音と遮音、残響について説明できる。4前14
遮音材料の仕組み、音響計画について説明できる。4前12,前13

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000