歴史学

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 歴史学
科目番号 0031 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 とくに指定しない。プリントを配布する。
担当教員 長峰 博之

到達目標

1.歴史上のさまざまな問題について考察し、理解できる。
2.歴史上のさまざまな問題についての自分の考えを述べることができる。
3.歴史的思考力を養い、自分で設定したテーマについて調査し、論文にまとめることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1歴史上のさまざまな問題について考察し、正確に理解できる。歴史上のさまざまな問題について考察し、理解できる。歴史上のさまざまな問題について考察し、理解できない。
評価項目2歴史上のさまざまな問題についての自分の考えを正確に述べることができる。歴史上のさまざまな問題についての自分の考えを述べることができる。歴史上のさまざまな問題についての自分の考えを述べることができない。
評価項目3歴史的思考力を養い、自分で設定したテーマについて正確に調査し、論文にまとめることができる。歴史的思考力を養い、自分で設定したテーマについて調査し、論文にまとめることができる。歴史的思考力を養い、自分で設定したテーマについて調査し、論文にまとめることができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ① 説明 閉じる
JABEE (D) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
歴史上、これまで議論が重ねられてきた問題をとりあげ、それに関するさまざまな見解を学ぶ。そのような作業を通じて、さまざまな社会的事象に思考し、自分の意見を述べる訓練をする。
授業の進め方・方法:
授業は配布プリントを中心に、受講者との議論を交えながら行う。授業ごとにリアクションペーパーを課す。受講者は順番に歴史上の興味のあるものついてのプレゼンテーションを行う。1年間の講義を通じて、受講者は自分でテーマを設定し、それについて調査し、論文を執筆する。最終的には論文集を作成する。到達目標1~3、前期後期それぞれに実施する中間試験及び定期試験(計4回)40点、リアクションペーパー10点、プレゼンテーション10点、論文40点の合計点(100点満点)が60%以上の場合、達成とする。
注意点:
歴史は暗記ではなく、思考する学問である。受講者にはさまざま論題について思考してもらい、発言してもらう。最終的には、自分でテーマを設定し、論文を執筆してもらう。一つのものごとについて徹底的に調査し思考することを体感してほしい。また何よりも大切なことは、楽しみながら学ぶことである。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 プレゼンテーションおよび論文作成のためのガイダンス 左記内容を理解する
2週 邪馬台国論争 左記内容を理解する
3週 アンコール・ワットへの道 左記内容を理解する
4週 プレゼンテーション① 左記内容を理解する
5週 「世界史」の世界史 左記内容を理解する
6週 地図の世界史 左記内容を理解する
7週 プレゼンテーション② 左記内容を理解する
8週 前期中間試験 左記内容を理解する
2ndQ
9週 中国における異民族王朝をめぐる議論 左記内容を理解する
10週 ヨーロッパ中世をめぐる議論 左記内容を理解する
11週 プレゼンテーション③ 左記内容を理解する
12週 モンゴル帝国と世界史 左記内容を理解する
13週 マルコ・ポーロとは誰か 左記内容を理解する
14週 プレゼンテーション④ 左記内容を理解する
15週 論文構想発表会① 左記内容を理解する
16週
後期
3rdQ
1週 モンゴル帝国の後継者たち 左記内容を理解する
2週 「日本国王源信」をめぐる議論 左記内容を理解する
3週 プレゼンテーション⑤ 左記内容を理解する
4週 清朝とは何か 左記内容を理解する
5週 かくれる人々:潜伏(かくれ)キリシタン・かくれ念仏 左記内容を理解する
6週 ピューリタン革命と複合国家をめぐる議論 左記内容を理解する
7週 産業革命と大分岐論争 左記内容を理解する
8週 後期中間試験 左記内容を理解する
4thQ
9週 「鎖国」をめぐって 左記内容を理解する
10週 論文構想発表会② 左記内容を理解する
11週 ロシア革命とは何だったのか 左記内容を理解する
12週 プロレタリア文化大革命とは何だったのか 左記内容を理解する
13週 イスラーム原理主義について 左記内容を理解する
14週 北方領土問題 左記内容を理解する
15週 北方領土問題 左記内容を理解する
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合401000050100
基礎的能力401000050100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000