科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 哲学
科目番号 0032 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 使用しない。原則的に毎回プリントを配布する。
担当教員 上野 哲

到達目標

1. 物事を論理的・整合的に見る視点を養い,論理的思考ができるようになる。
2. 伝統的論理学における長所短所を理解し,思考の論理性を保持できるようになる。
3. 現代の記号倫理学で用いられる基本的ツールを使いこなせるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1物事を論理的・整合的に見る視点を養い,論理的思考が正しくできるようになる。物事を論理的・整合的に見る視点を養い,論理的思考ができるようになる。物事を論理的・整合的に見る視点を養い,論理的思考ができない。
評価項目2伝統的論理学における長所短所を理解し,思考の論理性を正しく保持できるようになる。伝統的論理学における長所短所を理解し,思考の論理性を保持できるようになる。伝統的論理学における長所短所を理解し,思考の論理性を保持できない。
評価項目3現代の記号倫理学で用いられる基本的ツールを正しく使いこなせるようになる。現代の記号倫理学で用いられる基本的ツールを使いこなせるようになる。現代の記号倫理学で用いられる基本的ツールを使いこなせない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ① 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 ② 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 ⑥ 説明 閉じる
JABEE (D) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
3年の「倫理・社会」後期で扱った不可知論/独我論を克服するための方法として記号論理学を位置づける。
授業の進め方・方法:
海外及び国内で出版されている記号論理学の教科書をもとに作成したプリントを毎回配布し、それに基づいて授業を進める。到達目標1~3.前期後期それぞれに実施する中間試験及び定期試験(計4回)において60%以上の得点により達成とする。
注意点:
特になし。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 論理学の目標 左記内容を理解する
2週 論証の妥当性 左記内容を理解する
3週 論証の正しさと命題の真偽 左記内容を理解する
4週 妥当な論証と妥当でない論証の区別 左記内容を理解する
5週 どのように記号化を進めるか 左記内容を理解する
6週 記号論理学の定義 左記内容を理解する
7週 帰納的定義と形成の木 左記内容を理解する
8週 数学的帰納法による証明 左記内容を理解する
2ndQ
9週 人工言語への翻訳 左記内容を理解する
10週 シンタクスとセマンティクスの区別 左記内容を理解する
11週 真理値分析 左記内容を理解する
12週 新しい結合子 左記内容を理解する
13週 双条件法 左記内容を理解する
14週 論理的同値性 左記内容を理解する
15週 命題の記号化 左記内容を理解する
16週 前期まとめ 左記内容を理解する
後期
3rdQ
1週 述語論理のための言語作成と図式文字 左記内容を理解する
2週 量化子の作用域 左記内容を理解する
3週 変項の自由な現れと束縛された現れ 左記内容を理解する
4週 解釈による論理式の真偽判定 左記内容を理解する
5週 解釈と翻訳の違い 左記内容を理解する
6週 私たちの会話に含まれる「暗黙の了解」 左記内容を理解する
7週 存在措定 左記内容を理解する
8週 会話の含意 左記内容を理解する
4thQ
9週 伝統的論理学における4つの基本形とその相互関係 左記内容を理解する
10週 三段論法の4つの格と大・中・小概念 左記内容を理解する
11週 伝統的論理学における三段論法の妥当性 左記内容を理解する
12週 伝統的論理学にとっての難問 左記内容を理解する
13週 関数としての述語 左記内容を理解する
14週 多重量化 左記内容を理解する
15週 後期まとめ 左記内容を理解する
16週 記号論理学と現代科学との相関関係 左記内容を理解する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000