福祉住環境

科目基礎情報

学校 小山工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 福祉住環境
科目番号 0046 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 東京商工会議所:福祉住環境コーディネーター検定試験公式テキスト2級
担当教員 崔 熙元

到達目標

1. 福祉住環境の考え方を理解しその必要性を説明できる
2. 福祉住環境関連制度と各職種の役割について説明できる
3. 高齢者や障害者のニーズを理解し、基本的な環境整備方法について説明できる
4. 福祉用具の基礎的知識を具体的に説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1福祉住環境の考え方を明確に理解し説明できる福祉住環境の考え方について説明できる福祉住環境の考え方について説明できない
評価項目2福祉住環境関連制度と各職種の役割を明確に理解し説明できる福祉住環境関連制度と各職種の役割について説明できる福祉住環境関連制度と各職種の役割について説明できない
評価項目3高齢者や障害者のニーズを明確に理解し、基本的な環境整備方法について説明できる高齢者や障害者のための基本的な環境整備方法について説明できる高齢者や障害者のための基本的な環境整備方法について説明できない
評価項目4福祉用具の基礎的知識を具体的に説明できる福祉用具の基礎的知識をある程度説明できる福祉用具の基礎的知識を説明できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 ④ 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建築計画の知識をもとに、高齢者や障害者のための福祉住環境整備の方法を学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義を主体としながら、適宜や演習を行う。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 福祉住環境の考え方 社会的背景や日本の住宅の特徴から福祉住環境の考え方を理解する。
2週 福祉住環境における基本的な考え方Ⅰ ユニバーサルデザインやバリアフリーデザインについて理解する。
3週 福祉住環境における基本的な考え方Ⅱ リハビリテーションや自立支援の視点から福祉施設計画等の在り方を理解する。
4週 介護保険制度Ⅰ 介護保険制度が登場するまでの経緯を理解する。
5週 介護保険制度Ⅱ 介護保険制度の改正内容とそれによって整備された施設の特徴について理解する。
6週 福祉住環境の意義と役割 関連職種の役割と、福祉住環境整備の意義について理解する。
7週 福祉住環境の実現のために 介護保険制度を利用した福祉住環境整備の進め方について理解する。
8週 中間試験 中間試験
4thQ
9週 高齢者・障害者のための住環境整備関連制度Ⅰ 福祉住環境関連制度の基本的な内容を理解し住環境整備や施設計画に応用できる。
10週 高齢者・障害者のための住環境整備関連制度Ⅱ 福祉住環境関連制度の基本的な内容を理解し住環境整備や施設計画に応用できる。
11週 疾患別・障害別特徴と福祉住環境整備の考え方Ⅰ 疾患・障害の特徴を理解し福祉用具の活用方法を含めた住環境整備のポイントを理解する。
12週 疾患別・障害別特徴と福祉住環境整備の考え方Ⅱ 疾患・障害の特徴を理解し福祉用具の活用方法を含めた住環境整備のポイントを理解する。
13週 疾患別・障害別特徴と福祉住環境整備の考え方Ⅲ 疾患・障害の特徴を理解し福祉用具の活用方法を含めた住環境整備のポイントを理解する。
14週 福祉住環境の基本技術 建築計画の観点から福祉住環境整備の基本的共通事項を理解する。
15週 生活行為別福祉住環境整備の方法 人体モジュールの観点から福祉住環境整備の方法を理解する。
16週 定期試験 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史モデュールについて説明できる。3
建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。3
居住系施設(例えば、独立住宅、集合住宅など)の計画について説明できる。3
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。3
医療・業務系の施設(例えば、オフィスビル、病院、オーディトリアム、宿泊施設等)あるいは類似施設の計画について説明できる。3前2
建築計画・設計の手法一般について説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合700002010100
基礎的能力0000000
専門的能力700002010100
分野横断的能力0000000