概要:
前半は、建築設計として美術館の計画を考案し空間の創造性・デザイン性を学び、プレゼンテーション(発表)を学ぶ。
後半は、建築設計としてこども園の計画を考案し空間の創造性・デザイン性を学び、プレゼンテーション(発表)を学ぶ。
授業の進め方・方法:
前半を崔が、後半を大島が担当する。
それぞれ一つの計画課題について、エスキスとして案構築のチェックを数回行い、その後図面や模型作成し完成させる。
注意点:
1.課題説明後は,適宜スケジュール通りの計画内容チェックを個人的に受ける授業となる。また、課題終了時は必ず作品発表を学生の前で全員に対するプレゼンテーションを行う。
2.作品未提出者は評価できないので注意すること。また、作品が課題要求を満たない場合(未提出も同様)は再提出を求めるので必ず提出すること。
3.設計の計画内容を個別チェックで行うため,自宅で常に設計(エスキース図面、スケッチ、模型)を進め、教員にチェックしてもらうべきところを事前整理しておく必要がある。
4.建築雑誌や実際の有名建築物を見て、自分の好きな建築を1つでも見つけ出して欲しい。
5.設計を進めるにあたって参考となるのが建築雑誌に掲載されている関係建築物である。様々な雑誌に必ず目を通し、課題に対する詳細な計画をより良くする手法を学ぶこと。また設計作業中は建築雑誌や参考資料が手元にあるよう心がけることが望ましい。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
「まちなかミュージアム」解説,コンセプトの構築方法・設計諸元整理、機能構成・ブロックプラン検討 |
「まちなかミュージアム」解説,コンセプトの構築方法・設計諸元整理、機能構成・ブロックプラン検討を行い決定する
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2週 |
「まちなかミュージアム」の配置計画・平面構成の検討 |
「まちなかミュージアム」の配置計画・平面構成の検討を行い決定する
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3週 |
「まちなかミュージアム」の配置・平面・立面・断面計画の検討(ボリューム模型) |
「まちなかミュージアム」の配置・平面・立面・断面計画の検討(ボリューム模型)を行い決定する
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4週 |
「まちなかミュージアム」のエスキスチェック(エスキス模型) |
「まちなかミュージアム」のエスキスチェック(エスキス模型)によりエスキス完成度を高める
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5週 |
「まちなかミュージアム」の最終チェック、作図・模型製作 |
「まちなかミュージアム」の最終チェックによりエスキスを完成させ、作図・模型製作に入る
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6週 |
「まちなかミュージアム」の図面,模型提出 |
「まちなかミュージアム」の図面,模型を提出する
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7週 |
「まちなかミュージアム」の発表会 |
「まちなかミュージアム」の発表会により他作品も含め計画案の理解を深める
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8週 |
「まちなかミュージアム」の講評、「こども園」解説 |
「まちなかミュージアム」と「こども園」を理解する
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4thQ |
9週 |
「こども園」のエスキス1 |
「こども園」のエスキスを行い案を詰める
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10週 |
「こども園」のエスキス2 |
「こども園」のエスキスを行い案を詰める
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11週 |
「こども園」のエスキス3 |
「こども園」のエスキスを行い案を詰め、決定する
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12週 |
「こども園」の製図1 |
「こども園」の作図により図面を随時完成させる
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13週 |
「こども園」の製図2 |
「こども園」の作図により図面を随時完成させる
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14週 |
「こども園」の製図3、提出 |
「こども園」の作図により図面を随時完成させ、提出する
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15週 |
「こども園」の発表会 |
「こども園」の講評会により他作品も含め計画案の理解を深める
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 計画・歴史 | モデュールについて説明できる。 | 3 | |
建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。 | 3 | |
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 3 | |
文化・交流系の施設(例えば、美術館、博物館、図書館など)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 3 | |
建築計画・設計の手法一般について説明できる。 | 3 | |
設計・製図 | 製図用具の特性を理解し、使用できる。 | 3 | |
線の描き分け(3種類程度)ができる。 | 3 | |
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。 | 3 | |
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。 | 3 | |
図面の種類別の各種図の配置を理解している。 | 3 | |
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。 | 3 | |
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。 | 3 | |
ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。 | 3 | |
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。 | 3 | |
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。 | 3 | |
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。 | 3 | |
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。 | 3 | |
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。 | 3 | |
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。 | 3 | |
敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。 | 3 | |
建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。 | 3 | |
建築における形態(ものの形)について説明できる。 | 3 | |